テーマ:ニュース(100480)
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また、起きました。
大阪市生野区できょう午前4時頃、息子の胸にナイフが刺さったという119番通報があり、警察がかけつけたところ、小学4年男子が布団の上で左胸から血を流して泣いていたそうです(こちらを参照)。 母親が、「言うことを聞かないからナイフで刺した」と認めたため、母親を殺人未遂で現行犯逮捕したそうです。 幸い、小学4年の男の子は軽傷だそうですが、この男の子の全身に多数の痣やたばこの火を押しつけた火傷のあとが見つかりました。 警察は、日常的に虐待があったものと見ているそうです。 母親は、「日頃からしつけのつもりで殴っていた」と供述しています。 しつけが必要なのは、この男の子ではなく、母親の方です。 この母親は昨年3月に再婚し、児童養護施設などに預けていた男の子を引き取りましたが、今年の2月にこの男の子が転校してきた小学校では、その時点で虐待の可能性を児童相談所に通報していたと言います。 そして、この母親には現在の夫との間に生まれた生後3ヶ月の女児がいるそうです。 要するに、前夫との間の子どもが邪魔だったということです。 当ブログでは、今まで、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、こうした児童虐待の悲劇について書いてきています。 最近では、5月25日の日記に書きました。 なぜ、何度も、何度も、何度も、同じことを繰り返し書くのか、と、言うと、日本人が、事件の真の対策をとろうとしないからです。 児童相談所では、2月の小学校からの通報は把握していないと言っていて、小学校と児童相談所とで、責任のなすりつけ合いになっていますが、このタイプの児童虐待事件は、小学校や児童相談所の問題で起きるのではありません。 民法766条で、離婚後の子どもの監護について、単独監護にしているから起きるのです。 詳しくは、2月21日の日記を見てください。 このタイプの児童虐待は、先進国では、日本でしか起きません。 欧米の児童虐待は、ネグレクト(子どもに食事を与えない、病気の子どもを医者に連れて行かない、貧困が原因のことが多い)が多いのですが、日本では、再婚家庭における暴力が多いのです。 日本では年間に50人の子どもが殺されますが、そのうち半分の25人は継父に殺されるのです。 今回の事件は、再婚後の母親による事件ですが、要するに、再婚後に子どもができると、前夫との子どもが邪魔になると言うことです。 再婚するかどうかは親の勝手ですが、再婚によって虐待を受ける理由が、どうして子どもの側にあると言うのでしょうか? この男の子に、何の責任があるというのでしょうか? この男の子の実父が再婚していないのであれば、この男の子を実父のもとに戻すべきだと思います。 再婚していなければ、私のように生きる望みを無くし落ちぶれているかも知れませんが、男の子が帰ってきた途端にやる気を出して頑張り始めるでしょう。 日本では、民法766条が単独監護であるがゆえに、非養育親(育てていない側の親)がどんなに我が子のことを想っていても、会うことすらままならない、というのが当たり前になってしまっています。 子どもが通っている学校に様子を問い合わせても、子どもが学校に在籍しているかさえ、実の親に教えないのです。 こんなバカなことを日本社会がやっていれば、子どもへの愛情も消えてしまうでしょうね。 そして、児童虐待が果てしなく繰り返されていくのです。 こうした事件は、中国、ロシアも含めた他の先進国のように、離婚後も共同監護になっていて、非養育親が定期的に子どもの姿を見に来ていれば、絶対に起きるはずがないのです。 仮にも虐待などがあれば、なぜ、私の子どもを大事に育ててくれないのですか、と、非養育親が養育親に向かって言うからです。 ですが、日本人は、このことに目を向けようとしません。 街頭宣伝活動を行っても背筋が凍り付くくらいに無視しようとします。 そして、何の罪もない子どもが、次から次へと虐待に遭って行くのです。 これからも、当ブログでは、同じことを何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、繰り返し書くことになるのでしょう。 日本人が目を背けて対策をしないのですから、問題が解決されるはずがありません。 ---------------- 理工系受験生向け大学入試問題研究サイトはこちら 大学入試問題検討ブログはこちら ---------------- コメント、トラック・バックはこちらへお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/06/07 04:45:13 PM
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