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曲まめ子の まめ子な日々

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2024年12月17日
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アガサ・クリスティの作品に興味を持っている友人から
「最近『アガサ・クリスティとコーヒー(井谷善惠 著・いなほ書房)』を読んで、
その中に『葬儀を終えて(早川書房・1953年)』に出てくる
スポード社のカップ&ソーサーの写真が載っていました。
また、アガサの『バートラム・ホテルにて(1965年)』の中では
ウースター窯の磁器のことが述べられ、写真も載っています」というメールが届きました。

地元図書館には置いてなかった2冊の本を、県内の各図書館から取り寄せて貰いました。

アガサ・クリスティーの「葬儀を終えて・加賀山卓郎(訳)」​​​​



「『だって彼は殺されたんでしょ?』ー大富豪アバネシー家の主人リチャードの葬儀後、
末妹のある一言が、一族を怪事件へと巻き込んでいく」という内容で、名探偵ポワロが解決します。

遺産相続人達が形見分けに欲しいものとして、亡くなったリチャードの弟が真っ先に​
「スポード社のディナー・デザート用の食器」を希望。
甥がスポード焼きを収集していて
「このセットは上物だから自分が貰う。ドレスデンの食器にしたらどうです?」
というセリフもありました。ドレスデンも素敵だと思いますけどね。

小説の中に、喫茶店の店主だった女性が出てきます。
経営していた小さな喫茶店は、戦争のせいで潰れてしまった。
そのお店の名前は「柳の木(ウィロー・ツリー)で、食器類はすべて青い柳の模様が入っていた、
という記述にこれはきっと、ブルーウィローに違いないと、この文章に釘付けになりました。
私の持っている スタッフォードシャー製ブルーウィローのプレートです。
柳の木がわかるでしょうか。



「アガサ・クリスティーとコーヒー (井谷善惠 著)」



この本に紹介されていた「葬儀を終えて」に登場するスポード社は
1806年に王室御用達として認められ、現在に至っているそうです。

2008年、スポード社は破綻してポートメリアン傘下に入りました。
写真のトリオは 2008年以前の正真正銘Englandのもので
紅茶コーディネーターのオードリーさんに 昨年のクリスマスプレゼントして頂きましたプレゼント



繊細で美しい古代ローマの絵柄です。



写真も多く、解説を楽しみながら読める全91ページの「アガサ・クリスティーとコーヒー」。
紹介してある小説の中の、コーヒーや紅茶のシーンを探しながら読みたくなりますコーヒー






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最終更新日  2024年12月17日 19時50分08秒
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