カテゴリ:電子工作
2SC1815 が「新規設計非推奨」になってしまった。2SA1015 も同様に非推奨になってしまった。恐らく当面は流通し続けるだろうし、代替品も多く出てくると思う。
困るのは「言葉」としての 2SC1815 だと思う。おおよそ 2~3MHz 以下で普通の小信号増幅なら、ジャンク袋に入っていた汎用トランジスタのどれを使っても大きく動作が変わる事は無い。 「どれを使っても」と言うのを簡単に言うのが "2SC1815" だった。ブレッドボードで試作する時は、ジャンク袋から拾った部品を優先しようと考える。けれど、少し誰かと回路を共有しようと考える時、 2SC1815 は便利な言葉だ。 もう一つ 2SC1815 と言うのが便利なのは、特性カーブから由来する「慣れ」だ。「どれを使っても」という主旨とは反対の意味である。低ノイズで使える動作領域、高周波まで伸ばす使い方(逆に AGC を掛ける様な使い方)、Hfe が下がってしまう Ic の程度、スイッチングの Vcesat、発熱の様、そして、例外ではあるけれど設計や測定時の誤りが引き起こす破壊の起き方等の背景として考える言葉だ。 互換品も含めて当面は手持ちが無くなる事は恐らく無い。手持ちが通じなくなる事は有るかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.07.06 02:10:22
コメント(0) | コメントを書く
[電子工作] カテゴリの最新記事
|
|