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カテゴリ:雑談
水俣病をつきとめた原田教授の特集番組が今放送されています。
今年大学を退職した彼は 最後の講義で言っていました。 現場にいかないでは医者とは言えない 彼は水俣病が世を騒がせた頃 感情にすぎると批判を浴びていたそうです。 彼は言います。 患者がいるから医者がいるのだ。 患者を見つめないで医者とは言えない。 患者が出た当時 母親の胎盤を通して水銀が胎児に入ることはないというのが定説だったそうです。 しかし彼は 患者やその母親の食生活を徹底的に調査する中で 水銀は胎盤を通るということを突き止めたのです。 でも政治や企業は15年もの間その指摘を握りつぶしてきました。 その間被害は広がり続けたのです。 エビデンスだのなんだの言っていたとは思えない。 苦しむ人を救いたい一心で調べていったことが 当時「トンデモ」だったであろう真実を証明していったのでしょう。 鹿児島で おじいさんやおばあさんが口の感覚が無くなったりする症状に 15年前から苦しめられていると言っていました。 差別をおそれてひっそりと生きてきた人々がまだまだたくさんいる。 私の親友も 多分 そうだと思います。 原田医師は50年前のトンデモ医師です。 そして彼は優れた医師です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.10 02:59:29
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