Raspberry Pi Zeroがついに国内発売。税込み702円

Raspberry Pi Zero

　株式会社ケイエスワイ(KSY)は、低価格シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi Zero」の取り扱いを開始した。価格は702円で、2月24日より、個人のユーザー1人1点に限定して販売する。

　Raspberry Pi Zeroは2015年11月27日にRaspberry Pi財団が発表した超低価格なシングルボードコンピュータ。Raspberry Piへの入り口という位置付けで、価格だけでなく、供給マーケット、流通など、既存のRaspberry Piとは全く異なっていたため、一部の国での発売に留まっていた。

　国内ユーザーの要望により、KSYはRaspberry Pi財団と交渉の末、販売代理店となってRaspberry Pi Zeroの国内供給を決定した。

　Raspberry Piは全世界で1,100万、国内でも30万台(KSY取扱数による推測)を突破していると思われるが、日本国内においては、本来Raspberry Piがターゲットとしている教育分野、小学校/中学校の学生への浸透が英国などと比較して遅れている。そこで、より低価格で手軽にプログラミングなどを体験できるRaspberry Pi Zeroを投入し、学習への入り口として提供していこうと、国内発売を決定した。