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NHK・Eテレの「高校生講座世界史」でイギリスの産業革命を勉強しました。

その中で、イギリスの産業革命の頃、三角貿易が行われていて、イギリスは銃や火薬をアフリカに輸出して、アフリカから黒人奴隷を輸入してカリブ海の植民地に輸出した。そして、カリブ海の植民地からは砂糖を輸入したと説明していました。

イギリスがアフリカに輸出した銃や火薬は、アフリカでは何に使用されたのでしょうか?

奴隷を集めるため、それとも当時アフリカで戦争があったのでしょうか?

すみませんが、お教えくださいますよう、よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

よく白人が黒人を狩猟のように集めたと誤解されますが、


アフリカにおける大部分の黒人奴隷と言われる方々は、
戦争捕虜や、すでに現地で奴隷となっていた方々でした。
(狩猟によって奴隷となった方々も、少なからず存在します)
このあたりはWikiに書かれている通りなので、
一部を参照にあげておきます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B4%E9%9A%B7% …
 「現実には奴隷狩りを行い、ヨーロッパ人に売却したのは
  現地アフリカの勢力である。」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B4%E9%9A%B7% …
 「大航海時代のアフリカの黒人諸王国は相互に部族闘争を
  繰り返しており、奴隷狩りで得た他部族の黒人を売却する形で
  ポルトガルとの通商に対応した。」
 「売られた人々は、もともと奴隷、戦争捕虜、属国からの
  貢物となった人々、債務奴隷、犯罪者などだったが、
  コンゴなどでは、ヨーロッパ人に売却する奴隷狩りを
  目的とする遠征も頻繁に行われた。」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%A7%92% …
 「輸出された武器は対立するグループ間へ供与され、
  捕虜(奴隷)の確保を促すこととなった。」

このように、武器を供与して部族間抗争を扇動することによって、
経済的利益とともに、さらに捕虜を生み出すことになるので
黒人奴隷と言われた方々を集めることに利用されていったのです。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

貼り付けていただいたURLも読ませていただきました。

ほとんどの奴隷は、白人が狩りをして捕まえたわけではないのですね。
奴隷狩りを行って、ヨーロッパに売却したのは、現地のアフリカの勢力の人だったのですね。奴隷売買で潤っていたアフリカの王国があったと知って驚きました。

アフリカの中で部族間抗争を繰り返していたのですね。
輸出された武器は、対立する部族間に供与されて、奴隷の確保を促すことになったのですね。

いろいろお教えいただきありがとうございます。
心から感謝いたします。

お礼日時:2015/05/06 11:56

>奴隷を集めるため、それとも当時アフリカで戦争があったのでしょうか?


一説には「奴隷貿易」とも言われていますが、15世紀には現地の権力者(つまりは黒人)やアラブ人商人たちによって、奴隷を集めて、ヨーロッパの業者に売るシステムがすでにアフリカでは出来上がっていました。
その後、西アフリカ地域には奴隷貿易で潤うさまざまなアフリカ人王国が出来上がります。
そしてイギリスから輸出された武器は、そういった国々の奴隷を集めるための争いに使われたり、原住民と武器との交換などに使われました。
ですから、端的に言えば「より多くの奴隷を集めるため」となります。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
15世紀の頃から奴隷貿易は始まっていたのですね。
15世紀というと日本では室町時代の頃、随分前からなんですね。
西アフリカには奴隷貿易で潤うアフリカ人王国まで出来上がっていたのですね。
武器はアフリカの王国が奴隷を集めるための争いに使われたり、原住民との交換に使われたのですね。
「より多くの奴隷を集めるため」なんですね。
いろいろお教えいただき、ありがとうございます。
心から感謝いたします。

お礼日時:2015/05/06 11:38

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