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私の部屋の前から天気のいい日にはよくお月様が見えるのですが,普段はほとんど月の色は黄色っぽい色なのですがたまにものすごく赤く見えることがあります。月の色が赤く見えるのはどのような現象でおこっているのでしょうか?どこかの本で読んだような気もするのですが
ご存知の方教えて下さい。

A 回答 (4件)

 


 
>> 私の部屋の前から‥(中略)‥たまにものすごく赤く見えることがあります。 <<

 「赤い月」の説明の定番は、月が地平近くにあるときの大気散乱↓
http://www.nao.ac.jp/J/QA/faq/a0203.html
です。なのですが、例えば 部屋の窓などから 毎日同じ高さの月を見慣れている人が「たまにものすごく赤い」と言ったり、「月は天空高く昇っていたが変に赤かった」という よくある話題の原因は; 意外かも知れませんが「月蝕」が絡んでる場合があります。

 ↓は過去ログです。大気散乱の説明ばかりだったので、No.6 でこのことを書いたのですが、見れば分ると思って詳しい説明をしなかったので、皆既月食のときだけの特別な話かと思われてしまったかも、と反省してます。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=888314

 ↓月蝕の本影と半影の説明図。
http://astro.ysc.go.jp/eclipse/eclipse-fig2.jpg
 ↓実際の大きさ関係はこんなです。(上記過去ログで引用した月蝕です。)
http://sunearth.gsfc.nasa.gov/eclipse/LEplot/LEp …
 実は、月蝕と言ってるのは本影にすっぽり入ったりかすめた場合だけで、半影に入ったり 半影をかすめるだけの場合はニュースにも取り上げられないので 一般の人は知りません。そして こうなる状態は年に何度かありまして、質問者さんのように「ふと見たらいつもより赤い! しかし時間が経って見たらいつもの黄色だった‥ あれは何だったんだろう」と心に残ります。影を通る時間は(かすめの度合いに依りますが)数時間以内です。
 図で判るとおり月蝕のときは満月です。これが地平から昇る「月の出」と重なると 大気散乱が加わって「なんだあれは!」と不安をかき立てるほどの赤い月が昇ってきます。(このときは大気散乱が二重に仕事してます。太陽→地球の大気で散乱→月を照らす→その反射光が地球へ→もう一度散乱しつつ→目撃者の眼へ。 地球と月の往復時間は2秒ほどです。)

 こんどその現象を見たら、日時とお住まいの場所などを併記して ここにでも質問すれば、月蝕が絡んでたのかが判ります。
もしこんなことに興味がおありでしたら;
 「日蝕や月蝕は 太陽と地球と月が一直線に並んだ時」ですよね↓、
http://www.moonsystem.to/eclipse/ptarn.gif
 ↑これを地球中心に見ると↓
http://astro.ysc.go.jp/eclipse/kodo-hakudo.jpg
 太陽の黄道(こうどう)を月の白道(はくどう)が横切る点を昇交点と降交点と呼んでます。これが「太陽と地球と月が一直線」になるところで、地上から見ると星座を背景に↓
http://www.moonsystem.to/weekly/imag/yelwhi.gif
 これらに照らし合わせれば 判断がつきます。


 なお、天空高くて半月のときに赤く見えた場合などは、この月蝕(満月に限る)による説明とは別の現象と思います。自然現象は多様ですね。
 
 

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=888314, …
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この回答へのお礼

ここまで,懇切丁寧に説明していただけると頭が下がります。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/15 18:03

下記#1でご紹介の過去の回答ですが、「赤い光が通りやすい」という点は確かに合っているのですが、原理については残念ながらどれも正しくないので、正しい回答を書いておきます。



これは、短波長の光(つまり緑~青い光)の方が、

  「散乱されやすい」

ためです。散乱の担い手は主として大気中の窒素分子や酸素分子で、「光の波長よりも十分小さい粒子」です。このような散乱現象をレーリー(Rayleigh)散乱と呼びます。レーリー散乱では、散乱効率(正確な用語では散乱断面積)が波長の4乗に反比例するため、波長が短いほど散乱されやすいのです。そのため、青い光は散乱されて逃げてしまい、散乱されにくい赤い光のみが目にはいるのです。また、回答の一部にある「水分」等は通常、粒径が光の波長程度以上あるため、散乱に関してほとんど波長選択性がなく、ミー散乱(狭義の)と呼ばれます。雲が白く見えるのはこのためです。これらは「散乱」現象であって、「吸収」や「反射」ではありません。
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この回答へのお礼

No.3の方の回答が最も簡潔明瞭な回答だったのですが,No.4の方の回答が大変労作なので,良回答はNo.4にさせていただきました。お気を悪くしないで下さい。大変わかりやすくためになりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/15 18:09

考えられるのは以下の2つです。


1.月が地平線近くにあり、「月からの光が大気で拡散」して赤以外が届かなかった。(ようは夕日が赤いのと同じ原理)
2.月食に近い位置関係で、「太陽から月への光が地球の大気を通り抜ける際に1の現象が発生」し、赤のみの
光になった。

どちらにせよ「光が大気を通る間に赤のみになってしまった」ということです。
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過去の質問に同じものがありますので参考に…



参考URL:http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1410068
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