免許不要!特小無線機として使える PRC-152 トランシーバーが登場!
ダミーじゃない!IC-4300内蔵でもない!
軍隊連携の要となる無線通信。多くのアメリカ軍兵士の個人装備だけでなく、車両搭載小型無線機としても活躍するHarris Falcon III、通称AN / PRC-152 トランシーバーのレプリカを、ORGA AIRSOFTで販売開始した。
PRC-152 なんてなんで今さら?!と思う諸兄も多いだろうが、日本国内で流通する PRC-152 は中身のないダミーであったり、小型の特小無線機を内蔵させるケースである場合がほとんどだった。今回ORGA AIRSOFTが発売する PRC-152 はこれ単体で特小無線機として機能する製品となっている。
本製品の概要
本製品の使用する電波型式・周波数帯は11K00 F3E 421.8125~421.9125MHz 9.0mWとなり、チャンネル数は16ch。本製品同士や一般的な特小無線機との通信が可能。iCOMなどの特小無線と相互通信する場合はチャンネルを合わせ、グループ番号を使用しなければ通話ができる。
製作はTRI(TRIUMPH INSTRUMENT)となり海外製品ではあるが、総務省より技術基準適合証明等を受けた製品であり日本国内での使用を認められた無線機となる。特小無線機にあたるため免許等は不要だ。
総務省 技術基準適合証明ページ(工事設計認証番号:210-128966)
※本製品の技適証明は付属のアンテナ使用時のみ有効となります。付属品以外のアンテナのご使用は電波法に抵触しますので絶対にお止めください。
無線機本体とバッテリーパックは実物同様にセパレートが可能。バッテリーパックには4.7V 2600mAhのリチウムイオンバッテリーが内蔵され、付属する専用充電器によりチャージする。
なお、付属のバッテリーパックとは異なる単3電池を使用するタイプのバッテリーパックを開発中とのこと(2022年4月現在)。予備用として複数個のバッテリーパックを運用することも可能になる予定だ。
無線機正面の液晶やボタン類はダミーとなるが、PTTスイッチ、実物を使用したPTTコネクター、アンテナコネクター、ボリューム(ファンクションノブ)、チャンネル選択ダイヤル(暗号化スイッチ)が機能する。
ボリュームダイヤル(実機でいうところのファンクションノブ)を右に回すとスイッチがONになり、そのまま更に回転させることでボリュームを調整する。ボリュームダイヤルの下に同軸で設置されているダイヤル(実機でいうところの暗号化スイッチ)はチャンネル選択となり、音声(英語)によりチャンネルナンバーが分かる仕組み。
PTTコネクターは実物6PINを使用しており(機能は5PIN相当)、6PINまたは5PINのPTTスイッチを接続及び使用が可能となっている。別売となるが、実物コネクターを使用した同じくTRI製のPTTスイッチも販売するため、併せてご購入いただければ装備のセットアップも充実するだろう。
本体のバリエーションはカラーがOD、TANの2色、GPS付きはODのみの展開となる。
PRC-152 無線機とは?
PRC-152 とは製品名「Harris Falcon III」と呼ばれる無線機で、アメリカのHARRIS Corporation(現L3 Harris Technologies)が製造する軍用無線機。アメリカ軍では AN / PRC-152 と呼ばれている。
HF帯(短波)、及びVHF帯(超短波)を用いた無線通信のほか、HAVEQUICK航空機無線やUHF-SATCOM衛星通信など統合戦術無線システムを使用できる。
アメリカ海軍工兵隊SeeBeeや爆発物処理チームEODの車両をはじめ、一般兵から特殊部隊まで幅広い軍・部隊・兵種によって運用されている。現代のアメリカ軍装備を再現する上ではPRC-148と並んで必要不可欠とも言える無線機だ。
今回の PRC-152 タイプトランシーバーの発売に合わせ、同機で使用可能なPTTスイッチやTHALESタイプ スピーカーマイクも発売する。価格は PRC-152 本体はORGA本店サイトで29,800円(税込)、PTTスイッチが7,450円(税込)となる。
twitterで事前に告知した際にも大きな反響を頂いており、注目度は抜群の本製品。残念ながら入荷数は数十台程度で安定して再入荷できる商品でもないため、気になる方はお早めにゲットして頂きたい。
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