空気が凛とはりつめているような冬の朝に宮沢湖温泉 喜楽里別邸を訪問しました。とても寒かったのでそれはもう一刻も早く温泉に入りたい！そんな気持ちでいっぱい。

アクセスは池袋駅から西武池袋線で約50分＋路線バス約15分。車なら圏央道・狭山日高ICから約6キロで、施設利用の方は駐車場料金無料です。

ここは小学生以上を対象とした温浴施設なので、落ち着いた静かな環境でお風呂が楽しめるんですよ。岩盤浴も充実しているので、入浴タオルセット＋岩盤浴着がレンタルできる「ゆったりコース」で入館することにします。

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  宮沢湖温泉 喜楽里別邸の外観

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  小学生以上が対象の施設であることが看板に明記されています。

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  飯能駅から路線バスで来ることもできます。

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  「ゆったりコース」はタオルセットと岩盤浴着を受け取ります。なお「シンプルコース」でも無料でレンタルタオルが付いてくるので手ぶらで立ち寄れます。

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  岩盤浴着は男女兼用。

入館したら、お風呂に行く前にちょっと展望テラスを紹介しましょう。せっかくなのでこの「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」がどういう場所に建っているのか、どれほど景色がいいのかを知ってもらいたいからです。

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  展望テラスの入口。

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  ここから外に出ると…

展望テラスからは宮沢湖が一望できます。高台から見下ろす湖の静かなこと、対岸の山々の自然ゆたかなこと、ため息が出ちゃうほど！晴れていればまさに絶景です。

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  展望テラスからの眺望。

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  湖畔の「メッツァ」が借景に。

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  物語の世界に登場する白い灯台も。

展望テラスにはハンモックもあるので、湯上りにここでくつろぐのも気持ちよさそうですね。

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  展望テラスのハンモック。

それではお風呂へ向かいましょう。「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」の内湯は高濃度炭酸泉、白湯、水風呂、高温サウナ、中温塩サウナ、水風呂というラインアップです。

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  浴室の暖簾

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  洗い場の数も多く、隣にシャワーのしぶきが跳ねにくい仕切り付きの構造。

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  手前の浴槽から水風呂、高濃度炭酸泉、白湯の順に並んでいます。

体を洗ったら、真っ先に向かったのは高濃度炭酸泉。炭酸が溶け込みやすいぬるめの温度も入りやすいし、なによりびっしりと肌に炭酸の泡が付きます！

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  左が高濃度炭酸泉で、右が白湯。

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  今回案内して頂いた店長に、炭酸泉の手モデルをお願いしちゃいました。この通り、あっという間に泡が付いてきます。

そして待望の露天風呂！さきほど展望テラスから見たように、この施設は宮沢湖畔の高台に建っているのです。露天風呂の開放感も半端ないではありませんか。

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  露天風呂に出ました。左から展望露天風呂、源泉風呂、寝ころび湯。

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  寝ころび湯も温泉を使っています。

展望風呂は本当に雰囲気が良くて……冬で木々の葉が落ちていることもあって、浴槽の奥の方では宮沢湖が見下ろせました。木々が生い茂ってくるとまた違った雰囲気になるのでしょう。春夏は森林浴もできそうです。

浴槽の形も工夫されていて、ちょうど奥の所に段差があり、お湯に肩までつかりながら座って景色が見られるんです。これは贅沢。

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  展望露天風呂はとても雰囲気がいい。

円形をした源泉風呂では、pH9.5のアルカリ性単純泉がたっぷり楽しめます。つるつるとした肌触りで湯上りは角質を落とした美肌が実感できますよ。

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  源泉風呂は湯口から源泉を投入し、循環せずに溢れさせています。

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  源泉風呂の湯口。

露天風呂はちょっと男湯の方も紹介しましょう。悔しいけど、やっぱりちょっとだけ男湯の方が湖の景色がよく見えるんです。

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  男湯のお風呂も、内湯・露天風呂ともに基本的には女湯と同じラインアップです。

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  男湯の源泉風呂。

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  この位置が一番よく宮沢湖が見えるようです。

次はサウナです。「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」では、男湯も女湯も「高温サウナ（展望サウナ）」と中温の「塩サウナ」の2つがあります。まずは「高温サウナ」に入ってみます。

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  中温の塩サウナと高温サウナ（展望サウナ）。男湯では並びが逆になります。

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  高温サウナはドアを開けるとすぐにサウナではなく、まず前室があります。人が出入りしてもサウナ室の温度が下がりにくいのはグッド。

面白いのは「セルフ熱波うちわ」が用意されていること。木製のうちわと紙製のうちわがあるのでお好みで選べます。

私は重さの軽い紙製のうちわを試してみましたが、扇ぐと意外に熱い！ちょっと自分を扇いでみただけで、チリチリと熱波をかぶることができました。ぜひお試しあれ！

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  女湯のサウナ。

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  なんとここには「セルフ熱波うちわ」なるものが！

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  自分で自由に仰いで熱波を送ることができます。友人と入って熱波を送りあうのもアリ。

「塩サウナ」はミストサウナになっている施設が多いのですが、こちらはドライサウナタイプ。塩でつるつるになりながら、温冷交互浴でととのえるという二重に美味しいサウナです。

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  塩サウナも本格的。

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  女湯の水風呂。

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  露天風呂エリアにはととのうためのチェアも。

男湯のサウナも基本的には女湯と左右対称ですが、ちょっと違うところがあるとすれば、サウナが3段、水風呂の段差が2段、そして露天風呂エリアに北欧風のオレンジ色のととのい椅子があること。サウナの温度も少し高めに設定されています。

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  男湯のサウナ。

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  男湯の水風呂。

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  男湯露天風呂のととのい椅子。

ところでお風呂から上がった時に感激したのは、脱衣所に眼鏡用超音波洗浄機が設置されていたこと。露天風呂の展望を楽しみたいから、眼鏡をかけてお風呂に入る人って多いと思うんですよね。上がる時に超音波洗浄機にポンと眼鏡を入れて体も眼鏡もピカピカに。こういう気遣いはめちゃめちゃ嬉しい！

さて一通り温泉やサウナを楽しんだら、今度は2階の岩盤浴エリアに行ってみます。2階は岩盤浴着または館内着着用専用エリア。岩盤浴着に着替えてGO！

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  2階を利用する方は、岩盤浴を含むコースで入館するか、館内着のレンタルが必要です。

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  スマホを持って2階に上った場合は、このロッカーにしまってから岩盤浴室に入ります。

実は2階には約1,700冊のマンガもそろっているんですよ。これを読むために館内着をレンタルするのもアリですよ。

マンガは3ヵ月に一回の頻度でタイトルの入れ替えを行っているので、新しい作品や話題の作品が読めるかも。

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  マンガがあるのは2階エリア。

また2階にはリクライニングチェアもあるので、ちょっとした仮眠にもぴったりです。

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  座り心地の良いリクライニングチェア。

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  ヘッドの部分にカバーが付いているので、隣の目を気にすることなくくつろげます。

2階を一通りチェックしたところで岩盤浴に入ります。こちらの岩盤浴は、火釜（プルガマ）というモンゴル式の温熱房。中央に設置された火釜は、上に乗った天然石と天井から下がる反射鏡の働きで、室内のどこにいても温熱効果が期待できるようになっています。

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  岩盤浴の入口。

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  岩盤の天然石も種類が豊富。

さらに火釜からの距離によって熱さに違いが生まれるため、ここは寝転がる位置や高さを選ぶことにより好みの温度で体験できます。入口の近くや窓際なら温度控えめで、高い位置ならガッツリ熱めで。

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  中央の火釜からじんわりと遠赤外線が。

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  下はおひとり様サイズで籠れる「岩盤房」。上は熱めが楽しめる「リフレッシュ岩盤浴」

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  岩盤浴室内に女性専用ルームもあります。

岩盤浴でかいた汗は再びお風呂でザっと流して、次のお楽しみは食事です。

館内の食事処「天風」なら落ち着いてランチが食べられます。窓際の席なら宮沢湖の眺めも楽しめちゃいますよ！

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  食事処「天風」

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  景観重視なら窓際へ。

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  四季折々の自然を楽しみながら食事ができます。

今回いただいたメニューはこちら！「かご盛り膳 喜楽里」。お刺身、天ぷら、焼き魚などにご飯、みそ汁、小鉢、漬物が付きます。魚、肉、野菜がバランスよく使われているので、どれにしようか迷ったときにもおすすめです。

このほかに食物繊維たっぷりのしあわせの玄うどんを使ったカレーうどんや、脂が乗った越田の焼き鯖を使った御膳も人気があるそうですよ。

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  美味しいものを少しずつセレクトした「かご盛り膳 喜楽里」

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  天ぷらがサクサク。

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  お料理に合わせて冷たいビールをキュッと。

お腹いっぱいになったら休憩のお時間です。1階のお休み処でごろごろしちゃいましょう。男女兼用のお休み処のほか、女性専用のお休み処があるのが助かります。

このお休み処のマットが思った以上に厚みと弾力があり、寝転がるととっても快適！

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  ごろりと横になれるお休み処。

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  厚みのあるマットが快適。

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  館内にはちょっとした休憩に使える椅子もあります。

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  マッサージチェアは高級感のあるカプセルタイプ。

帰る前にはお土産もチェック。「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」は観光で来たお客さんが多いため、館内のショップにも地元ならではの品物が並んでいます。

一番人気は加藤養鶏場の地たまご。卵黄の色の鮮やかさとコクと甘みがたまらないと、一度食べた人がリピートすることが多いそう。

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  地元のお土産探しも。

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  人気の加藤養鶏場の地たまご

また地元の狭山茶も豊富に取り扱っています。可愛いパッケージが多いので、自宅用だけでなくお土産にもぴったりですよ。狭山茶を使った入浴剤も販売しています。

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  お茶の農園ごとにさまざまな製品が。

私はこのあと「メッツァ」でちょっと遊んで帰りましたが、「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」から「メッツァ」入口までほんの75メートルで行ける小道があるので便利です。

もちろん逆も可能なので、「メッツァ」で遊んだ帰りに「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」で汗を流して温まって帰るのもいいですね。登山やハイキングの帰りに寄る人も多いそうですよ。

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  この看板が目印。小道の開放時間は平日10時～18時、土日祝日10時～19時です。

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  ほんの75メートルで…

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  メッツァの入口に着きます。

最後に「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」のおすすめポイントをまとめます！

・露天風呂の開放感が素晴らしい
・展望テラスの絶景は必見
・大人向けの静かな環境が楽しめる
・高濃度炭酸泉が広い
・高温サウナと中温塩サウナがあり、高温サウナでは"うちわ"でセルフ熱波もできる

2020年に一部リニューアルして、食事処がビュッフェ式から今の天風に、また2階にはマンガコーナーができたこともポイント。宮沢湖畔という自然豊かな立地なので、四季折々の景色を見に小旅行気分でお出かけできる温浴施設です。