泉質は大きく分けて10種ありますが、全泉質に共通する効能として高血圧と糖尿病があります。これは温泉成分の直接的な作用というよりも、入浴によって体温が上昇し、代謝が良くなることや、転地効果によってリラックスすることによるものだと考えられます。温泉成分によって糖尿病に効能がある泉質には、硫酸塩泉があり、そのなかでも芒硝泉といわれる「ナトリウム硫酸塩泉」が飲泉できる場合に効能が得られると言われています。
温泉の利用だけで糖尿病を改善することは難しいので、食事や運動習慣などにも気をつけることも大切。温泉も1度や2度入るだけではなく、ゆっくりと腰を据えて滞在し、昔ながらの湯治スタイルでじっくりと利用するのもおすすめです。