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読書日記No.130

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雨でお散歩に行けず、退屈したのか
初めてななチンの方から 寝ていたはっチンに 「遊ぼう♪」 のお誘い。
仲良しの予感に打ち震える飼い主・・・♪









あわててカメラを手にしシャッターを押したので
仲良し記念の写真は
残念ながらボケボケになってしまいました。


突然ですがここで、間違い探しのコーナーです(パチパチパチ)

この写真にはおかしな所がいくつかあります。
それはどこでしょう。

(答え)
①ひよこの目が白目むいてて怖い(もちろんはっチンのしわざ)
②下に敷くべきマットを掛け布団のようにして寝ている(暑いだろ)
③部屋のすみにあるべきひよこハウスが、
 部屋の中央にひきずり出されている(やはりはっチンのしわざ)
④そもそもこのひよこハウスは現在ななチンのものなので、はっチンが寝てるのはヘン。





ではでは、前置きが長くなりましたが
本日の読書日記でございます♪





1冊目・・・三浦 友和 『相性』
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世紀のカップルと騒がれた、友和・百恵御夫妻。
結婚30年もの間、一度も喧嘩をしたことのない理由を問われ
『相性が良かったとしか言えません』と答えた友和さん。
30年もの間一度も喧嘩をしないほどの相性とは
一体どんだけのものなんだ!!!(笑)

この本には『荒れていた』と本人がおっしゃる青春時代のことも
飾ることなく赤裸々に語られています。
それなのに、そこから伝わってくるのは
彼の誠実さ、生真面目さ、そして人間としての品の良さといったところばかり。
結婚した時に『生涯浮気はしないと決めた』 という友和さん、
この人がそう言うんだから、ホントにしないんだろうなと
思わせてしまう所が本当にすごい。。。
『う~ん、こやつホント男の中の男だわ!!』・・・と読み終わる頃には
ほとんどファンになってしまっていたワタシなのでした^^:









2冊目・・・中川 李枝子 作 『子犬のロクがやってきた』
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え~、タイトルを見ただけで
この本に飛び付いたことは言うまでもありません(笑)
作者は 『ぐりとぐら』 の絵本でお馴染の中川 李枝子さん。
中川さんの家に初めてやってきた子犬の『ロク』ちゃんと
一緒に暮らし始めた家族の日々を、優しく暖かい文章で童話に書き綴っています。
犬と一緒に暮らす喜びや、とまどいが
しっかりと伝わってきてとてもいいお話です。
『そうそう、犬を飼うってこういうことなのよね』 と大きく頷きたくなる本でした。
とっても素敵な物語ですよ♪
犬を飼っている方、これから飼おうと思っている人にもおススメの一冊です。










3冊目・・・湊 かなえ 作 『母性』
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母にただ愛されたい娘と、『良い子』の条件付きでしか娘を愛せない母。
常に自分の思うように娘をコントロールしようとする母に
娘はそれでも愛されたい一心で必死で母親にとっての良い子になろうとするのです。

この物語の怖い所は、その母親が
自分が娘にしていることを、最大限の愛だと思い込んでいる所。
手作りのお菓子を作り、娘の持ち物には刺繍をし、
細々と世話を焼く母が
実はちっとも自分を愛してくれていないのでは・・・と気付いてしまった
娘が感じる恐怖。。。

この物語を読んでいると、いったい母性ってなんなのか
だんだんわからなくなってしまいます。

母親はただ、いい所も悪い所も全部ひっくるめて
あるがままの子どもの存在を受け止めてあげるだけでいいのに。
子どもはどんな母親だって無条件で好きになってくれるんだから。











4冊目・・・・葉真中 顕 作 『ロスト・ケア』
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第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品。
ミステリー小説ですが、かなり社会派な内容です。

今の日本が、(そして将来の日本も)本気で取り組まなくてはいけない
課題の一つ、『介護』がテーマの物語。
寝たきりになってしまった親、認知症になってしまった親を介護することで
介護する側の生活も人格さえも壊れてしまう悲惨な日々。
いつ終わるとも知れない介護という地獄に、『いっそ死んでくれたら・・・』とさえ願ってしまう
追い詰められた家族たち。

きれいごとでは済まされない今の日本の介護の実態が
まるでルポルタージュを読んでいるかのように胸に迫ってきました。

自分の娘や息子に、
迷惑をかけたい親なんてきっといないだろうに。。。
寝たきりになっても、たとえ認知症になったとしても
最後まで人間らしく尊厳を守られながら介護を受けられる、
そんな社会が来ることを願わずにはいられませんでした。











5冊目・・・吉本 ばなな 作 『さきちゃんたちの夜』
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この本には、『さきちゃん』という名前の6人の女性が登場します。
なにより読んでいて安心するのは、
主人公の『さきちゃん』たちの毎日が、とっても”ふつう”なこと。
友達が行方不明になったり、姪っこが家出をしてきたり
小さな出来事は起こるのだけれど
さきちゃんたちは、そんな出来事の一つ一つをとても自分らしく
さらりと素直に受け止めます。
何かが起きた時に、むやみに騒いだり変にいい人ぶってしまったりしないでいられるのは
自分の幸せの形や大切な物が何なのか、ちゃんとわかっているからなんですよね。
自分にとっての幸せを人と比べたりしないから心の中がとっても平和。
それはたぶん、バブル世代の私たちに未だにきっと一番足りないもので・・・(笑)
人間のずるい部分や弱い部分も何も否定せず
当たり前の大切なものとしてさらりと書いているばななさんの世界に
すっかり魅了されてしまったのでした。
面白かったな♪










6冊目・・・小野寺 史宜 作 『転がる空に雨は降らない』
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なんともロマンチックな題名にひかれ、読んでみました。
想像したようなお話ではなかったけれど、とっても胸に迫る切ないお話でした。

一緒にサッカーボールで遊んでいる最中に小学生の息子を目の前で亡くしてしまった父親。
目の前に急に飛び出してきて避けようもなかったとはいえ、その子を車ではねてしまった男。
その男が罪の重さから自殺してしまったため、加害者の子どもとして
一人生きて行かねばならなくなった高校生の息子。。。

ほんの少しの不注意で起きてしまった事故は
誰も悪くないのに誰かを責めることでしか生きられない辛さで
残された人たちを皆不幸にしてしまいます。

起きてしまった過去の悲しみから逃げることなんてできないのだろうけれど
登場人物たちは、悲しみの中で出会った本当に大切な人達に支えられながら
とりあえず前を向いて歩こうとします。
後ろを振り向いても、過去に立ち止まろうとしても
どんどん時間は過ぎていってしまうのなら
悲しくても辛くても、やっぱり前をむいて進むしかないのでしょうね。
希望が見える終わり方なのがとてもよかったです♪
Commented by kodemari4 at 2013-07-06 13:48
うわっ、感動的~♪ いい写真ですね!
ななちゃんから誘いに行くのって初めてなんですか!?

続く間違い探しのコーナー。
せっかちにも四択クイズかと思い真剣に検討しました。
で、「全部じゃ~ん?」って思ったら
これ、(答え)だったんですね~(笑)

普段ほとんど本を読まない私。
なぜか最近、このまま本を読まないで死んじゃうのか?なんて思い始めて、少々焦りを感じています。
今日紹介されている本は、どれも読んでみたいなぁー。
まずは、ろくチンの本からですかね。^^

友和さん、本を出してたんですね。
百恵さん「蒼い時」を出した時は、買って読んだものです。
百恵さんが選んだ相手は、素晴らしい役者さんになりましたよね。
実は子供の頃は友和さんのファンで
自室の壁には友和さんの大きなポスターを貼っておりました。(^_^;)
Commented by nyanko4116 at 2013-07-07 17:53
>kodemariさま
いつもはっチンが、ななチンに
遊ぼう、遊ぼう!としつこく迫っては嫌がられています(笑)
珍しくはっチンがハウスで大人しく寝ていたら
ななチンの方から、はっチンに誘いをかけていました。
そしてその後、二匹は仲良くひよこハウスの
破壊作業にとりかかったのでした(涙)

間違い探しの答え、
真剣に検討して頂きありがとうございましたm(_ _)m
それでこそ出題者冥利につきるってものです(笑)

ろくチンの本は、少し古い本ですが
図書館には置いてあると思います♪
30分くらいで読めちゃうお話で
ぜひおススメです。

友和さん、若い頃もとてもハンサムで素敵でしたが
今とっても渋くてダンディな大人の男になりましたよね。
今の友和さんを作ったのはやっぱり奥様ですかね^^
想像を裏切らない仲の良さも文章のあちこちから偲ばれて
これまたおススメの一冊です♪
Commented by BELLO at 2013-07-08 11:01 x
にゃんこさん、梅雨が明けて息苦しい暑さですね・・・
最初の写真はブレちゃいましたけど構図はいいですね。
私もいいなと思ってカメラを手にしてとっさに撮るとだいたいブレブレです(笑)
そして、うちの子もおんなじ!
うちのクッションベッドはハウスタイプではないのですが、なぜかいつも布団を掛けるように上に乗っかっています。
だからこの写真見て同じようにして寝てるんだ〜って親近感が沸いてきましたよ(笑)
ひよこハウスのお目目がないのはちょっと不気味ですね(笑)
Commented by nyanko4116 at 2013-07-09 00:55
>BELLOさま
ほんと、突然の梅雨明けで
不意打ちのように、いきなり夏がやってきましたね!
はっチンはどうやら暑さに弱いらしく、
すでにバテバテです。
はっチンは暑いとおとなしくなることが発覚したのですが、
だからといって、エアコンをつけないというのもかわいそうなので
ちゃんと涼しくしてあげてます。
(涼しいと暴れるけど。。。(笑))

シャッターチャンス!!と思ってカメラを撮りに行くと、
もうすでにそこにワンコ達はいなくて。。。
首から常にカメラでも下げておかないと
なかなかベストショットは難しいですね^^
こんなボケボケ写真ですが、
褒めてもらえてうれしいです♪

ひよこの目、何度フェルトで修復しても
『待ってました~!』とばかりに瞬殺されてしまうので
白目のままで居間に鎮座しています(確かに不気味!(笑))
Commented by のんのんママ at 2013-07-09 16:54 x
友和さん、百恵ちゃんと結婚した頃はまだ人気先行な
若手俳優さんだったけど、
今は良い俳優さんになりましたよね。
芸能人カップルで、こんなにもゴシップの出ない
おだやかなご夫婦って珍しよね。
辛い生い立ちを持った百恵ちゃん、良い旦那様にめぐり会えて
ほんとによかった!

「仔犬のロクがやってきた」
ほんと!思わず手が出ちゃいますね!
そうそう、ワンコの出て来る本で今気になってるのは
馳星周さんの「ソウルメイト」
さっそく予約してきます。

「ロストケア」私も今、予約待ちです♪

今読んでるのは、薬丸岳さんの「友罪」です。
友情が芽生え始めた友達が、実はその昔に起きた
連続幼児殺人事件の犯人かもしれないと悩み
真相を探る主人公の男性。
まだ途中ですが、読み応えのある小説です。
ラストがどんなふうに描かれるのか
とっても気になります。

Commented by nyanko4116 at 2013-07-10 18:28
>のんのんママさま
そうですよねぇ。。。
友和さんをあんなかっこいいオジサマに仕立て上げたのは
やはり百恵さんの功績^^
男はやはり奥さんしだいということでしょうか(笑)

馳さんの『ソウルメイト』私も予約済です♪
なんかアマゾンであらすじ読んでるだけで
泣けて来るんですけど。。。(笑)

『友罪』知りませんでした!!
さっそく予約しましたよ♪
先が読めず
最後まで気の抜けないストーリーこそ
読書の醍醐味ですね^^
面白そうな本教えてくれて
ありがとう~♪
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by nyanko4116 | 2013-07-06 00:46 | 読書日記 | Comments(6)

今日も笑顔で♪


by にゃんこ