秋の夜長のモニタリング勉強会。自社サービスの運用監視についてガッツリ学んだ、10月のGeeks Who Drink@福岡の様子をレポート!

ヌーラボ 福岡本社と東京事務所で定期的に開催されている Geeks Who Drinkは、エンジニアやプログラマーに向けた技術に関する交流会イベントです。IT企業のエンジニアやデザイナーをゲストスピーカーに招いて、自社サービスで活用されている技術を解説する、キーノートスピーチも行っています。

今回は「モニタリング勉強会 Edition」と題し、自社サービスの運用監視について福岡で学び合いました。MackerelのCREであるそーだいさんが東京から参戦してくださり、5名のスピーカーによるセッション&飛び入りLTも続出!という盛りだくさんな夜になりました。早速レポートしていきます!

イベントレポート

Geeks Who Drink には、イベントのハッシュタグ「#GWD_Nulab」が用意されています。今回のイベントの参加者たちによるツイートは、Togetterでまとめられています。Togetterのまとめを参照しながらレポートを確認し、現場の雰囲気を味わってみても良いかもしれません!

今回もピザとビールを用意して。Geeks Who Drinkの定番ですね。

セッション1. [ Backlog の運用監視について]

まずはヌーラボ Backlog チームより、松浦の登壇です。発表タイトルは「 Backlog の運用監視について」。ユーザー数 800,000 人を超えた自社サービス Backlog の運用監視についてお話ししました。

契約数推移とともにサーバ数も増大。現在は200台ほど。

Mackerel と Nagios でモニタリングし Typetalk にて検知しているといった構成についてや、「不要な監視項目も残っており煩雑になってきている」など課題もシェアしました。

▼発表スライドはこちら 

セッション2. [ Prometheus について]

続いては、LINE Fukuokaチームより2名のご登壇。松崎さんとポールさんです。「LINEファミリーアプリ」と呼ばれるサービス群で収集しているメトリクス数は、なんと350万もあるそうです…!

お二人とも、監視ツール Prometheus に関する内容ですが、松崎さんは[ユーザー目線での Prometheus ]ポールさんは[管理者目線での Prometheus ]をお話しいただきました。

現在使っている exporter 、取得しているメトリクスについて、 exporter を作る場合の注意点やベストプラクティスについてをシェアしていただきました。

松崎さんのスライドはこちら

ポールさんのスライドはこちら

今回は参加者も多く、みなさん聞き入っていますね

「40分枠で聞きたかった」とのツイートも見受けられたLINE Fukuokaおふたりのセッション。確かに内容がすごく濃かったですね。

セッション3. [マネージドクラウド現状報告]

「マネージドクラウド現状報告」というタイトルでお話してくださったのは、GMOペパボのうづらさん(近藤うちおさん)。うづらさんを知る人であれば、「あれ、コンテナの話じゃないの?」と思うでしょう。私も思いました。

毎回「コアすぎる!」とツッコミがあるそうで、今回は趣向を変えたとのことでした。

GMOペパボさんの提供する「ロリポップ!」のマネージドクラウドのコンテナ監視やそのコツについて、使っているミドルウェアについてなどのお話がありました。

うづらさんのスライドはこちら

そしてなんと、このあたりで、Geeks Who Drinkのハッシュタグ「#GWD_Nulab」がトレンド入りするという事態になりました!わい!

セッション4. [ PostgreSQLのディープなモニタリング ]

最後のセッションは、東京から参戦した はてなのそーだいさん。ディープな、とタイトルにある時点でワクワクします。その名に違わず、資料のページ数 129P。ざわつく会場・・・!

そーだいさんは、 PostgreSQL について、内部構造から統計情報、モニタリングとお話しいただきました。

詳細は登壇資料をご覧いただければと思いますが、わずか20分間のセッション時間で、129Pもの内容を、終盤は息切れしながら(笑)お話しいただきました。その甲斐あって、参加者の皆さんからは、「短時間でPostgreSQLのことをたくさん知れた」「勉強になった」との声が多々聞かれました。

そーだいさんのスライドはこちらのブログから:http://soudai.hatenablog.com/entry/postgresql-architecture-and-performance-monitoring

LT1. [ 俺の愛した鯖 ]

続いて、「P山さん」こと GMOペパボの山下和彦さんによる自作ツール tos についてのLTです。

10/27 の Mackerel アップデート にあった機能である、チェック監視の action で使うラッパーツールを作った話でした。参加者の皆さんからは、「10/30 にイベントがあったのにすごいスピード感!」「Mackerel 公式でこういうやつ提供したいと思ってた!」との声も聞かれました。

ちなみに tos = 鳥栖ジャンクション だそうですので、よろしくお願いいたします。

P山さんのスライドはこちら

LT2.[ 売れるモニタリングツールとは ]※資料のみ

当初、LTにてご登壇いただく予定だった小室さん。大変残念ながら、当日はご家庭の事情(小室さんは働くママなのです)で参加が難しくなってしまいました。

でも!なんと、発表いただく予定だった資料を公開していただけましたので、本レポートブログ内で共有させていただきます!

https://slideship.com/users/@popowa/presentations/2017/10/McukrTqN7Se535RQwx73BV/

「どのモニタリングツールも最高だけど、『売れる』モニタリングツールはどう違う?」という内容、とても面白いですよね。個人的には、「小室節」も交えて直接お聞きしたかったなぁ…という思いもありますが、その楽しみはぜひまた次の機会に取っておきましょう!小室さん、資料の公開ありがとうございました。

ノベルティを賭けた じゃんけん大会!

今回は、そーだいさんが東京からお持ちくださったMackerelのTシャツと、ヌーラボのオリジナルTシャツをじゃんけん大会でプレゼントする企画もありました!

見事勝ち獲ったみなさま、おめでとうございます!!

グループフォト

最後は、Geeks Who Drink 恒例のグループフォト撮影。

モニタリングの「M」のポーズをしようと考案するうづらさん。

セッション及びLTにご登壇いただいた方々、そしてご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。内容が充実しすぎており、モニタリングでお腹いっぱいになるイベントでした!


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