そーだいなるらくがき帳

そーだいが自由気侭に更新します。

PostgreSQLの内部構造と監視の話

f:id:Soudai:20171103095539p:plain

Geeks Who DrinkとPostgreSQL Conference Japan 2017での資料です。

nulab.connpass.com

PostgreSQL Conference Japan 2017 (2017-11-03) | 日本PostgreSQLユーザ会

詳しく知りたい人は下記の本がおすすめです。
ただし注意点は9.3相当なのでプロセスの仕組みがちょっと違います。

待望の新刊出ました!10系ベースなのでぜひ読んでみてください。
※2018/10/07 追記

読み応えのある内容になったかなと思います。レベル感で言えばOSS DB Goldの試験出る範囲です。特に内部構造は覚えて置いて損は無いでしょう。

speakerdeck.com

内部構造の中で取り扱っていないところにAUTOVACUUM、TOASTとレプリケーションがあります。AUTOVACUUMはPostgreSQLのとても大切な仕組みの一つなのですがここだけで話すにはテーマが大きすぎるし、バージョンが違うと内部構造も変わってくるので扱いませんでした。中国地方DB勉強会の資料が参考になるので興味がある方は笠原さんの資料をご参照ください。

dbstudychugoku.github.io

TOASTは8KBのページに入らないデータを保存するための仕組みです。PostgreSQLは複数ページにまたがるタプルを許しません。そのため8KB(デフォルト)を超えるデータが保存できないため、そこでTOASTは圧縮したり、分割したりして別の場所に保存する仕組みです。こちらも大切な機能ですが今回は監視がテーマだったのでフォーカスして説明しませんでした。

レプリケーションは近年、必ずと言っていい程使われている機能ですがこちらは別セッションがあったこと、内容が非常に広大になるので扱いませんでした。レプリケーションはレプリケーションとしてどこかでまた取り扱ってお話する機会があればと考えています。

追記

セッション中に紹介したSlackはこちらです。