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#エンジニア 系記事まとめ

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noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
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記事一覧

コンピューターとの付き合い方

徳川 義崇 ((公財)徳川黎明会)  初めてコンピューターに触れたのは,高校3年の選択科目の授業だった.隣接する大学の大型計算機センターの設備を使いBASICを勉強した.大学に入り,自分でPC-8001を買い,独学でBASICやC言語の勉強も続け,大学3年生くらいからプログラミングのアルバイトをしたり,パソコン雑誌で記事を執筆するようになっていた.大学を卒業すると,小さなIT企業に就職した.村井純先生との出会いもあり,1990年代の前半,日本のインターネットの黎明期にインタ

エンジニアの"港区女子化"問題

最近の若手エンジニアの金銭感覚、バグってませんか?という話です。 嬉しいことに、最近のスタートアップやフリーランス市場、外資企業などでのエンジニアへの報酬が明らかに高騰しているように感じます。 そういえば、つい最近もフリーランスになったら月収80万円みたいなツイートがプチ炎上していましたね。個人的には、フリーランスなら普通によくある話だと解釈しています。 年齢ではなく、スキルに対する報酬設計という意味合いではすごくいい流れだと感じています。現に、私の周りでも20-30歳

18時間で作ったAIプロダクトが3日で3,000人に使われた話

こんにちは!Nulogic という会社で AI プロダクトのUXデザインやプロトタイプ開発をしている en. (@ysk_en)です。 いやあ、生成 AI の勢いはすごいですね。 もはや ChatGPT に限らず、LLM (Large Language Models) の進化がめざましく、世の中には AI ドリブンなプロダクトが続々と生まれています。毎日のように「そんな解決方法があるのか!」と驚きがあり、とても楽しい日々です。 一方で「せっかく本質的な価値を提供しているの

声掛かり待ち依存の就活・転職活動の落とし穴──レコメンド時代に必要なキャリアの“主体性”

アベノミクス以降、エンジニアバブル下ではITエンジニアの数を採用することに注力する企業が増加しました。そしてエンジニアバブル後の現在では、いたずらに採用人数を確保する企業は減少しています。 求人はあるものの採用ハードルが高いので転職に難航するようになりました。苦戦する候補者の方に見られる共通した背景として、就活や転職における誰かによる企業のレコメンド文化に慣れ過ぎてしまっていることがあると考えています。下記のnoteでも少し触れましたが、今回はそれを掘り下げてお話します。

2025年、ソフトウェアエンジニアの年収アップ戦略

遂に2025年になりました。昨年末はジョブマーケットに明るい兆しが見えてきた年であると感じます。コロナバブル時のような事はもう早々おきませんが、経験・実績があるエンジニアであれば2025年は良い転職年になるのではないでしょうか? この記事は2025年に年収アップしたいエンジニアへ向けて具体的な年収レンジと企業名、必要な経験などを絡めて話しています。 年収は何で決まる?基本的に年収は所属企業と職位の二つの要素で決まります。よく市場価値という言葉がありますが、私はあの言葉は嫌

ソフトウェアエンジニアの転職活動で準備したこと、そして使ったもの。

タイトルそのままのコンテンツです。 上記ブログでご報告の通り、今年(2024年)の7月から転職活動を行い、様々なご縁と周りのサポートのお陰でつい先日、株式会社LayerX AI・LLM事業部に入ることになりました(関係者の皆様ありがとうございます!!!)。 詳しい話は上記のブログを読んでほしいのですが、このブログを読まれた方からいくつかご質問がありました。その代表的な質問として、 来年入社するLayerXで9社目、8回転職している私が8回目の転職で何を準備し、何を使って

個人開発の絶望と希望

今年は今までと違い、僕の個人開発に関するあらゆることが大きく変わった1年だった。個人開発がうまくいかず悩んでいる方が共感できる部分もあるかもしれないので、具体的にどういうことがあったのか振り返りながら書き進めてみる。 今まではどうだったか去年までの個人開発に対するスタンスは正直ひどいもので、いかに最低限の労力で楽してお金を稼げるか、ということばかりを考えていた。 というのも、僕がインターネットをはじめた2003年頃はまだインターネット上には新しいものばかりが広がっていた。

米国でスタートアップの要職をやってたけどレイオフされてしまった話

気づけばもう半年以上前の話になりますが、2024年5月、Interim CTOやSoftware Architectとして頑張って働いていた米国でスマートホームを開発するスタートアップ「HOMMA」からレイオフされ、事業を離れることになりました。入社時の夢いっぱいのブログエントリーはこちらからどうぞ。 ※ この記事は退職エントリーです。興味のある方だけお読みください。 何を作っていたの?最終的にどんなものを作ってたの?と思われると思うので、開発したプロダクトのデモを貼って

『Tidy First?』を読んだ

年始の読み初め(?)をやってたら元旦が終わるまでに読み切れたのでブログ書き初めしていく。簡単に書かれていることと、感想を書く。書籍はこちら。 最初に率直な感想。読んでよかった。年始一発目でもう2025年のベスト書籍になるかも。それくらい良い。 書かれていること"Tidy First?"を日本語にすると「先に整頓する?」となり、本書では全編を通してコードの「整頓」について書かれている。 著者曰く、 ということらしく、「どうやるか?いつやるか?なぜやるか?」に特にフォーカ

技術おたくのままプロダクトエンジニアになる

冬休みに入って、ザ・モデルを早々に読み終えてしまった。値段の割にページ数あったけど素早く読み終えた。 元々、会社の営業チームが何をやっているのか解像度が低いままで、まずいな〜と思っていたので読んだのだが、実はエンジニア採用やエンジニアの業務効率化にも役立つんでは… という示唆に富んでいてよかった。 さて、今の僕の肩書きは「プロダクトエンジニア」である。この単語の意味や文脈に関しては、有名らしいけど、JiraのSherif Mansourさんの記事を置いておこう。 シニア

2024年の「異業種で働きながらiOSエンジニアを目指した挑戦」を振り返る!

自己紹介地元の徳島県で金融機関の営業職として働きながら、iOSエンジニアを目指していました。 2023年1月28日にiOSアプリを作りたいと思い立って、ボーナスを握りしめてMacBook Pro 16インチ Apple M1 Proを購入してから、ずっとSwiftを独学で学習していました。(途中で投げ出さないように高いMacを買いました!) 現職でも周囲の方々に恵まれ、楽しいと思えるようになっていましたが、勉強会に参加する中で、辰濱さん、ひろんさんをはじめ地元のエンジニアの方

エンジニア採用・組織づくりのトレンド予測2025〜生成AI系プロダクト、大手年収UP、オフショア再開、SPACEからアウトカム〜

毎年、年末年始に書いているエンジニア採用・組織づくりのトレンドの2025年版を書いていきたいと思います! ちなみに昨年は「エンジニア採用・組織づくりのトレンド予測2024〜PdM人気、オフィス回帰、大企業のエンジニア採用加速、SPACEなど〜」を書いたのですが、結構、当たっていた気がしております。いかがでしょうか? ちなみに「年収が上昇または維持」のところについて、維持した職種も上昇した職種もあったという意味ではだいたい当たりではありますが、ここはもっと明確にスタンスを取

日本はシンプルに人手不足

こんにちは。LAPRASの代表の染谷です。 LAPRASは、今年の9月に4億円の資金調達とともに韓国ITエンジニアの採用市場への進出を発表させて頂きました。 このnoteでは、この韓国のITエンジニア採用市場(日本企業が韓国にいらっしゃるITエンジニアを採用する)への進出の判断をした背景を簡単に書いてみます。 個人的にこの挑戦は、日本の採用市場が抱える構造的な課題を克服するための重要な挑戦だと考えています。 また、世界に目を向けたときに日本の採用担当の方って世界的に見ても

インターンでmixi2を開発してきたよ

こんにちは、@kurikin です。2024年6月から8月中旬まで、MIXIでFlutterエンジニアとしてインターンをしてきました。 私が携わっていたのは、MIXIの新SNSアプリ「mixi2」の開発です。12月16日についにリリースされたので、この機会にインターンでの経験を共有できたらと思い、体験記を書くことにしました。 なお、このnoteでは技術的な詳細には深く触れません。mixi2で使われている技術については、きっと近いうちにチームのエンジニアから詳しい情報が出る