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[話題]盤上スターイ・セドル9段、プロ棋士職引退作成者:ハン・チャンギュ、2019-11-19 18:11入力▲イ・セドル9段が19日午前韓国棋院事務局に直接来てプロ棋士職辞職願いを出した。 1995年入段して以来25年を活動してきた舞台から降りた。1995年プロ入段後25年間活動盤上でも盤外でも最高スタースタープロ棋士イ・セドル9段が引退した。
イ・セドル9段は19日、マネジャー役割をしてきた実兄イ・サンフン9段と共に韓国棋院として出てきて辞職願いを出して25年プロ勝負師としての人生を締め切った。イ・セドル9段は3月に引退意思を表明している。 '3・1運動100周年記念対局'でコ・ジェ9段に敗れた直後のインタビュー席で、"今年を最後に休職や引退を考えている"という突発発言で式場を大きくざわつかせた。当初計画より引退時点が若干前倒しになったのはこれ以上棋士職維持が無意味だと判断したためだ。 イ・セドル9段は7月30日、パク・ヨンフン9段とKBS囲碁王戦16強戦を打った後4ヶ月近く公式対局がない状態だ。韓国棋院は7月、"棋士会に所属している棋士だけが大会に参加することができる"という内容の定款案を新設し、文教体育省の承認を受けた。 すでに棋士会を脱退したという立場であるイ・セドル9段の活躍舞台が消えたわけだ。 イ・セドルは2016年5月にプロ棋士会が権限を乱用して積立金を不当にはずすという理由で棋士会を脱退するという文書を提出した。▲トップ圏で活動していた棋士の引退は前例を探し難い。イ・セドル9段の引退は突然の決定ではない。 記念対局での引退発言後あるユーチューブ チャンネルに出演して、"正直引退は一昨年から考えてきた"としながら、"一昨年には、昨年まで活動して引退や休職を決めようという考えであったのだが少し残念に思って、今年いっぱいまで活動した後に引退する方がより良いという心を持つようになった"と明らかにしている。"AI(人工知能)囲碁が出てきてたくさん変わった部分もあるが必ずしもAIだけの問題ではない。 その理由もあったりするが、あえて最も重要な点を話すならば私が疲れたような?"という理由も語ったイ・セドル9段だ。"囲碁は無尽蔵だった。 打つたびにこの手はどうだろうかあの手はどうだろうか、色々な手を検討してみて探して行く感じがあったが今はそのように出来ないようだ。 他の見方をすれば…. 未知の世界を探険するそのような感じではない。 結論的に話せば私が疲れたようだ。 新しい手を探すことができなければ困難だ"という話も聞かせた。▲ 2016年3月歴史の1ページを飾った人工知能AlphaGoとの対決場面.1995年に12才4ヶ月(当時国内最年少3位)の幼い年齢でプロ入段したイ・セドルは満24年を活発に活動して国内はもちろん世界的な棋士としても地位を築いた。最高のスター棋士であった。 メジャーと呼ばれる世界大会だけでも14回制覇した。 国内外大会を合わせれば50回優勝カップをあげた囲碁レジェンドだ。 特に2016年には'人間代表'として出て人工知能AlphaGoと繰り広げた世紀の対決で全世界の照明を受けた。盤上では魔法を使ったようなきらびやかな動きと読みで頂点に上がったし、盤外では特有の直接的話法と一本気の行動で話題の中心に立ってきた。 2009年には囲碁リーグ不参加などの理由で同僚棋士が自身の懲戒案を決議するとすぐに6ヶ月間の休職で休符をとることもあった。ランキング制が施行された2005年以来27ヶ月連続1位を疾走するなど通算67回1位を占めたイ・セドル9段の現在のランキングは14位. 時代を風靡した最高級プロ棋士が四十手前の年齢で碁盤を離れた。
1904局を打って1324勝3無577敗(勝率69.7&)の公式戦戦績を残した。 韓国棋院が公式集計した賞金収入総額は98億ウォン余り.▲引退後の計画については知らされていない。