オ・ジョンア"疲れて大変なのは当然の過程" 

黄竜士双登杯5連勝所感
 
001_leegojaq(0)
 
▲扇風機の広告モデルのように髪の毛がむやみに飛びはねるのは海辺の強風のためだった。 オ・ジョンアが海岸絶壁を背中にして新鮮な空気を精一杯吸い込んだ。 それから一言"おお、寒い" 3月の花冷えの寒さが侮れない。


先週韓国囲碁界はある太極娘の活躍を見守って歓呼した。 

オ・ジョンア(22) 2段だった。 

韓国・中国・日本が連勝戦形態で競う国際碁戦黄竜士双登杯第5回大会で先鋒に出てきて5連勝を達成した。 奥田あや3段(日)、リー・ホ5段(中)、木部夏生初段(日),ワン・チョンシン5段(中)、藤沢里菜2段(日)を次々撃破した。 オ・ジョンアがこの大会の代表になるのは初めてだった。 

韓国囲碁界は韓国女流囲碁がどれくらい強くなったのかオ・ジョンアの活躍を通じて実感することができた。 

このような活躍の要因としてオ・ジョンアは女流囲碁リーグと国家代表チーム訓練を取り上げた。女流囲碁リーグは今年創設され、国家代表チーム訓練(監督・ユ・チャンヒョク)は昨年春出発した。(サイバーオロは国家代表チームを公式後援している。) 

[520232]028_buane

▲2015エムディエム女流囲碁リーグ12ラウンドで対局をしているオ・ジョンア2段.12ラウンドまで個人最多勝トップ(共同、8勝1敗)を走っている。 
 

女流棋士はより一層熾烈な競争をすることになり勉強量は増えた。 勉強に疲れて気力尽きる状況だ。 

オ・ジョンアは女流リーグで西帰浦(ソギポ)チルシプリチームの1指名だ。 チームは一時最下位まで降りて行ったこともあったが、オ・ジョンアの着実な成績と一緒にチームもずっと上昇した。 12ラウンドを終えた現在の時点でオ・ジョンアは個人8勝1敗を記録して最多勝共同トップをマークし、西帰浦(ソギポ)チルシプリは2位にのぼった。 

統合ラウンドであった女流リーグ12ラウンド試合は10日全北(チョンブク)、扶安(プアン)で行った。 一日前強い海風が駆せ参じる扶安(プアン)の海岸で散歩するオ・ジョンアに会った。 

 

-扶安(プアン)海辺は風が強い。オ・ジョンア2段も幼い時、風が多い故郷で育って海をよく知っているようだ。 
 
“小学校3学年の時までは西帰浦(ソギポ)で生活した。 私が生活した所は数分で海に行くことができる所だった。 海がありふれているのであまり行かなくなった。 ところが久しぶりに潮風に当たると故郷の海辺が思い出される。” 

-先週ずっと中国江蘇省で毎日のように黄竜士双登杯対局を行って韓国に戻った後、女流囲碁リーグを行いに扶安(プアン)まで降りてきた。疲れるのではないか? 
 
“若干休む隙間があった。 ゆっくり休んだし、ソウルからバスでくる間もそんなに疲れなかった。 コンディションは大丈夫だ。”

-所属チーム西帰浦(ソギポ)チルシプリは一時成績が底を打つほど良くない時もあった。1指名として気苦労しただろう。 
 
“チームでリーグを行うことが女流棋士にはみな初めての事なので適応する過程から皆容易ではないようだ。 個人的に主将という席が本当に負担になる席だと感じたが、私の成績が悪くないのでチームの助けになることができたことが幸いだった。” 

-黄竜士双登杯話をしてみよう。連勝をやり遂げてぴりっとしただろう。 
 
“黄竜士双登杯のように国家対抗戦であり連勝戦方式の大会は初めて経験した。 勝利が一つずつ積もるたびに連勝数字が大きくなるので何か胸中で血がほとばしるような熱い自信が生じた。 これは本当に魅力的な大会だな、と思った。” 

-オ・ジョンア2段があまりにもたくさん勝って韓国の他の代表は自分の順番を待つのに退屈だっただろう。ハハ、冗談だ。 
 
“ハハ、皆自分の仕事のように良く励ましてくれた。 囲碁界の方の応援メッセージもたくさん受けた。” 

[520232]001_buasssnew

▲今年出発した女流囲碁リーグは私たちの女囲碁界環境を大きくひっくり返した。
 

-黄竜士双登杯、今回私たちが優勝しそうなのではないか? 
 
“今回のメンバーが丈夫だ。 キム・ヘミン、チェ・ジョン、オ・ユジン、キム・チェヨン、私まで全員女流リーグ1指名で構成された。 次の打者のオ・ユジンが終わらせるかも知れない。 世話をてきぱきやり遂げる後輩だ。” 

-最も大変だった対局はどの対局だったか? 
 
“木部夏生と置いた対局だ。 終局がいくらも残っていない時まで負けていたが、木部夏生が終盤に失敗をした。 事前に木部夏生の棋譜を見て実力が相当するという事実を知り、容易ではない勝負になるだろうと予想した。 実際、その対局だけでなく他の対局も運がかなり従った。 藤沢里菜との対局だけ簡単に導けたが残りは完勝がなかった。 特に序盤ごとに苦戦した。” 

-リー・ホと置いた囲碁では貫通する側に置かないで軸頭側に手を回して話題になった。冒険だった? 
 
“当時には貫通する側が実利で別に大きいように見られなかったので手をまわさなかった。 後ほど相手にその場を防がれて見るととても厚い所であった。" 

-勝って最もうれしかった対局はどの対局? 
 
“ワン・チョンシンと置いた対局だ。 私が見るに現在の中国女流棋士中最高の棋士はウィ・ズインでその次がワン・チョンシンだ.” 

-ワン・チョンシンは変則布石を持ってきたが慌てなかったか? 
 
“ワン・チョンシンは近ごろいろいろ不思議な布石を実験しているのである程度対策はしていた。 モク・ジンソク団長が中国と日本代表の棋譜を数十枚印刷して配られた。 そこにワン・チョンシンが今回持ち出した布石もあった。 そのおかげで私もおよそ的な構想をしておくことができた。” 

-夜ごとに私たちの代表とはどのように過ごしたか? 
 
“私たちの代表は昼間に実戦を研究して夜には宿舎ではボードゲームを楽しんで休んだ。 私はそこにはよく参加できなかった。 翌日を備えなければならなくて一人でいる時が多かった。” 

-連勝の要因は何だったのだろうか? 
 
“勉強量が多くなった。 女流リーグと国家代表チーム訓練で勉強量が増えるほかはない。 今年創設された女流リーグは女流棋士にチーム競争に対する意欲を触発させた。 成績を出すために、監督の目に入るために皆血の滲む努力をする。 

一方ではとても競争が激しくて、見ると気勢がみな抜け出て体力を維持できないほど疲れた選手たちも見える。 私が把握した数字だけ五人以上だ。 実際にははるかに多いだろう。 私も疲れることは同じだ。 

国家代表チーム訓練もまた勉強量を増やした。 最大受恵者は女流棋士であろう。 男性棋士は平均的に女流棋士より技量が優れているが国家代表訓練に参加すると女流棋士は自然に彼らと同じ空間で勉強する。 上位ランカーもいつも近くにいる。 気になる事があれば何歩か歩いていって尋ねれば良い。 ユ・チャンヒョク監督様、チェ・ミョンフン コーチ様、モク・ジンソク コーチ様があちこち回って研究に参加される。 

女流リーグと国家代表チーム訓練はつらいが。 夢をかなえるには苦しい訓練を省略することはできない役割だ。 当然のことだと考えて勝ち抜いている。” 
 

[520232]002_legoja
 



-オンライン ニュース等を通してファンたちの反応を見るか? 
 
“黄竜士双登杯1次戦期間にはニュースとコメントを見ないとも考えたが周囲から度々見せられた。 見て良かった。 本当にファンたちの称賛と激励を見るならば力がどんどんどんどん出た。” 

-実力だけでなく'美しい'という反応もあったのだが。 
 
“ハハハ。 3ヶ国語で表現する。 ありがとうございます。 シェシェ、サンキュ. ^^”