こんにちは。Enjoy IT Life管理人の仁科(@nishina555)です。
現在、ぼくはフリーランスエンジニアとして仕事をしています。
会社員としてエンジニアをされている方の中には、フリーランスという働き方に関心がある方もいるのではないでしょうか。
しかし、フリーランスエンジニアになる場合、普通の転職活動とは違い、仕事探しの他に開業準備や各種手続きをおこなう必要があります。
こんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。↓
実際にぼくもフリーランスになるためにどういった準備をすればいいのか色々と調べた経験があります。
そこで今回は、フリーランスへのキャリアチェンジを検討し始めてから実際にフリーランスエンジニアとして案件に参画するまでにやることについて紹介します。
『どのタイミングでフリーランスエンジニアの案件を見つけるのか』『エージェントを利用するならいつからがいいのか』『その他気をつけることはあるのか』など、具体例をもとに疑問を解決できればと思います。
目次
今回の記事の全体像について
今回は『会社員(検討期)』『会社員(準備期)』『フリーランス』という3つの時期に分けて、やることをまとめました。
今回の記事の全体像は以下のようになります。
以下ではそれぞれの時期ごとにやることを紹介します。
会社員(検討期): 会社員とフリーランスのどちらがいいか比較検討する時期
まずは、『会社員(検討期)』です。
ここはフリーランスという働き方に興味を持ち、今後のキャリアについて考え始める時期になります。
フリーランスについて理解する
当たり前のことかもしれませんが、フリーランスへのキャリアチェンジを検討するにあたり、フリーランスに関する情報がなければ会社員とフリーランスどちらがいいのか正しく比較ができません。
まずはフリーランスに関する情報収集をしましょう。
情報収集の方法ですが、フリーランスエンジニアの知り合いがいるのであればその人から聞いてもいいですし、フリーランスに関連する書籍を読むのもオススメです。ぼくも関連書籍を何冊か読みました。
開業準備、税金、経理周り、資金計画など開業に関わる全般的なことを理解するのであれば以下の書籍がオススメです↓
フリーランスにとって特に関係してくる税金・経費に焦点を当てた以下の本もオススメです。
『どういったものが経費になるのか』『節税をするためのコツは』といった内容がまとめられています。
また、税理士とフリーランサーの対話ベースで文章が書かれているので、読みやすい本でもあります。↓
リスクばかりを気にして、新しいことへの挑戦を躊躇するのはよくないことかもしれません。
しかし、人によってはフリーランスよりも会社員としてエンジニアをやったほうがいいケースもあります。
会社員のときでないとできないことをやっておく
フリーランスは会社員と違い、安定した収入が保証されていません。
そのため、フリーランスは社会的な信用が会社員と比べて低いです。
会社員のときでないとできないこととはズバリ、社会的な信用を必要とすることです。
その典型ともいえることが『クレジットカードの作成』と『引っ越し』です。
『クレジットカードの作成』および『引っ越し』は社会的信用の低いフリーランスでは審査に通らない可能性が高いです。
特に、個人事業主の収入を証明する納税証明書が手元にないフリーランス1年目ではより審査が厳しいでしょう。
フリーランスになるか検討している段階でクレジットカードを作ったり引っ越しの準備をしたりするのは少し気が早いかもしれません。
しかし、両者とも多くの比較・検討を要するものですので、フリーランスを考えはじめた段階から徐々に準備をし始めることをオススメします。
ちなみに、ご存知の通り引っ越しには多額の費用がかかります。
収入が不安定なフリーランス生活のことを考えて、あえて引っ越しをせずに貯蓄に回すという選択肢もアリだと思います。(ぼくもフリーランスの収入が不明瞭だったので、引っ越しはしませんでした。)
スキルのたなおろしをする
実際にフリーランスエンジニアとして活動する場合、自分で仕事を選んでいくことになります。
つまり、技術選定を自分ですることになります。
現在のスキルのたなおろしをすることで『自分にはなにができるのか』『どういった点が強みなのか』『今後はなにをしていきたいのか』が明確になります。
自分のスキルや強みを理解することは案件を探す上で大切です。
また、案件に参画する際にも、企業に『自分にはどういったスキルがあり、どういった事に対して貢献できるか』を伝えることになります。
実際にぼくも経験しましたが、案件参画前の技術面談では「どういったことが得意ですか?」という質問は企業から必ずといっていいほどされます。
ですので、「あなたはどういったことができて、どういった強みがありますか」という質問にキチンと答えられるくらいにはスキルのたなおろしをしたほうがいいと思います。
たなおろししたスキルについては、スキルシート(職務履歴書)として書類にまとめておくことをオススメします。
スキルシートはエンジニアのスキルを証明するポートフォリオとしても活用できるため、実際に案件を探す際にあると便利ですし、エージェントを活用する場合にスキルシートの準備は必須となっています。
『実際に書いて思ったスキルシートの書き方・注意点まとめ【フリーランスエンジニア向け】』でも紹介をしていますが、スキルシートを書くためのポイントをまとめると以下のようになっています。
- 文体は『である調』(常体)にしておくのが無難
- A4で2・3枚程度のボリュームを目安に。ただし、読みやすさも意識する
- 大事な情報ほどスキルシートの前半に記載する
- 職務経歴は新しいものから順に書く
- 得意分野(自己PR)を明記する
- 経験年数を明記する
- 担当したプロジェクトの詳細は箇条書きなどを活用して見やすくする
- 自社サービス開発をしていた場合は担当プロジェクトをピックアップする
- 派遣契約や業務委託で担当したプロジェクトの具体名の公表は慎重に
- 最終更新日を明記する
- プリントアウトできる媒体に記載する
スキルシートを書く場合は、上記の点を特に意識して書くと良いでしょう。
エージェントに話を聞きにいく
たしかに、エージェントの主な仕事は案件の紹介ですし、キャリアカウンセリング(エージェントとの個人面談)も案件を紹介する前提で話をします。
しかし、個人的には、エージェントに話を聞きに行って単価の相場感や具体的な案件を紹介してもらうことで初めて『フリーランスと会社員どちらがいいか』をちゃんと検討できると思います。
実際にぼくもフリーランスにキャリアチェンジするか検討している段階から徐々にエージェントへ話を聞きに行きました。
結果的には、会社員の時にエージェントに足を運んでよかったと思っています。
エージェントと話をすることで、フリーランスエンジニアとして活動する具体的なイメージがついたので、とても参考になりました。
エージェント側もフリーランスを検討しているエンジニアと面談をすることには慣れているので、色々と相談に乗ってくれます。
もしキャリアカウンセリングをした際にフリーランスエンジニアのイメージが自分の想像と違うと感じるようであれば、フリーランスになることは一旦見送ればいいと思います。
これが仮に退職後のはなしだとすると、すでに会社を退職しているため、イメージと違ったとしても会社に戻ることができません。
『フリーランスのイメージが想像と違ったらキャリアチェンジを見送ることができる』、これができるのが会社員の時にエージェントに行くメリットです。
『フリーランスエンジニア向けエージェントを利用した案件獲得までの具体的な流れまとめ』でも紹介をしましたが、エージェント経由で案件に参画するまでのステップは以下です。
- エージェントへ登録をする
- キャリアカウンセリングを行う(エージェントとの個別面談)
- 担当者から案件を紹介してもらう
- 技術面談をする(企業へ訪問し、面談を行う)
- 正式なオファー通知をもらう
- 参画する案件を決定する
このうち、『キャリアカウンセリング』までは会社員の時に進めておくとよいです。
それ以降のステップに関しては実際にフリーランスエンジニアとして活動することを決めてからで問題はありません。
なお、ぼくが実際に行ったエージェントについては『実際に利用して分かったフリーランスエンジニア向けエージェント比較まとめ』にまとめました。『どんなエージェントがあるの』『自分に適したエージェントは?』といったことが気になる方に見ていただければと思います。
個人的には、実際にぼくも利用しているgeechs job(ギークスジョブ)がおすすめです。
さて、この項目では『エージェントに話を聞きにいく』という内容について紹介をしました。
しかし、絶対にエージェントに話を聞きに行かなければいけないというわけではもちろんありません。
エージェントはエンジニアと案件を結びつけることでビジネスをしているわけですから、どうにかしてエンジニアをフリーランスへキャリアチェンジさせようと必死です。
ですので、正直なことをいうと、エージェントの言うことを信用しすぎるのもあまりいいことではありません。
もしフリーランスエンジニアの知り合いがいるのであれば、その人から話を聞くという方法もアリですし、むしろそちらのほうがエージェントから話を聞くよりもリアリティがあると思います。
ぼくの場合はエージェントと知人、両方から情報収集をしました。
いずれにせよ、フリーランスエンジニアになることを検討している段階でフリーランス案件の情報収集をしておきましょう。
会社員(準備期): フリーランスへのキャリアチェンジを決断し、準備する時期
次に『会社員(準備期)』です。
ここはフリーランスエンジニアとしてキャリアチェンジをすることを決意し、準備していく時期になります。
退職の準備をする(退職1ヶ月前)
キャリアチェンジをするにあたり、まずは退職の準備をはじめます。
退職のおおまかな流れは以下のようになっています。
- 退職日を考える
- 残りの有給休暇を確認し、退職までのスケジュールを考える
- 退職までのスケジュールを上司へ報告
- 退職届を提出し、正式に文面で退職を伝える
退職を報告する目安ですが、退職予定日の1ヶ月くらい前にはなしておくとよいです。
もし退職前に有給消化の予定がある場合は、その分早めに退職の連絡をするといいでしょう。
例えば、15日分の有給消化を予定している場合、退職予定日の1ヶ月前に報告したとすると実質5営業日くらいしか残りの稼働日がありませんからね。
退職の流れは『退職日と最終出社日ってどう違う?有給休暇はいつ消化すればいい?』でも紹介しましたが、主に2つのケースあります。
『最終出社日を迎えたあと、有給消化をするケース』と『有給消化をした後、最終出社日を迎えるケース』です。ぼくの場合は前者のケースでした。
退職の流れは会社によって異なってくるため、退職の旨を上長に報告したあと、人事に相談するとよいでしょう。
また、退職日について、『損をしない退職日は?フリーランスになるためのオススメ退職日』でも紹介しましたが、月末を退職日にすると、退職月も社会保険が適用される(会社が半額負担してくれる)のでオススメとなっています。
なお、この項目で紹介した退職の手順について、より詳細な内容を『退職でやることは?4ステップで理解する退職手順マニュアル』でも紹介しているので、興味のある方はご覧になってください。
フリーランスの案件を探し始める(稼働1ヶ月前)
『エージェントに話を聞きにいく』の項目でも紹介をしましたが、エージェントを利用した案件参画までのステップは以下のようになります。
- エージェントへ登録をする
- キャリアカウンセリングを行う(エージェントとの個別面談)
- 担当者から案件を紹介してもらう
- 技術面談をする(企業へ訪問し、面談を行う)
- 正式なオファー通知をもらう
- 参画する案件を決定する
フリーランスへキャリアチェンジすることを決めたら、上記のステップに従い、実際に参画する案件を探していきます。
案件を探し始めるタイミングですが、フリーランスエンジニア向けの案件は移り変わりが激しいため、稼働開始予定日の1ヶ月前くらいから動き出すのが良いとされています。
1ヶ月より前だとまだ募集案件として出てきていない可能性が高いですし、遅すぎると稼働開始予定日に間に合わなくなります。
もし、エージェントを介さずに直接個人で案件を探す場合は1ヶ月以上前から動いたほうがいいと思います。
というのも、フリーランス経由の案件の面談は1回で終わるのに対して、個人で案件を探す場合は経験上、2、3回面談をする必要があり、オファーまで時間がかかるからです。
僕の場合は、個人での案件探しはそこまで力をいれておらず、SNSでフリーランスになることを周知したくらいでした。
SNSで案件を募集し、ある程度声をかけていただいたタイミングでエージェント経由での案件探しも本格的にスタートさせました。
また、複数の企業と面談をする場合は、面談日は近い時期にまとめて行なうといいでしょう。
なぜなら、フリーランスの案件は移り変わりが激しいため、オファーをもらってから回答をするまでの猶予期間がそこまでないところが多いためです。
フリーランスの準備をする
ここまでで紹介した内容と重複する部分もありますが、改めてまとめると、フリーランスになるまでにやっておいたほうがいいことは以下になります。
- 事業用の銀行口座を作る
- 事業用のクレジットカードを作る
- 開業の手続きについて理解する
- ポートフォリオを作成する
- 引っ越しをする
- 名刺を作成する
- 事業用のメールアドレスを作成する
- 複数の収入源を作っておく
フリーランスとして独立してからすぐに事業用の口座が必要になる場合もあるので、事業用口座を新しく作っておきましょう。
事業用の口座がなくても別に問題にはなりませんが、お金の管理を楽になるので専用の口座を作っておくと良いです。
特に、事業用の口座と、その口座から引き落とし設定される事業用のクレジットカードをセットで作っておくことをオススメします。
個人的な話ですが、ぼくは振込手数料の無料回数の多さが特徴の住信SBIネット銀行を事業用の口座として利用しています。
事業に関する支出は外注などで振込の機会が多いため、振込手数料の無料回数が多いのはとても助かっています。
事業用のメインカードは、事業用口座で利用している住信SBIネット銀行と相性のよいミライノカードを利用しています。
フリーランスになる前にやるべき項目のうち、『名刺の作成』『メールアドレスの作成』『複数の収入源の確保』については優先度としてはそこまで高くないので、余力があればで問題ありません。
ぼくも事業用の名刺やメールアドレスは用意しませんでしたが、それでもいまのところ不自由なくフリーランスエンジニアとして活動できています。
なお、ここで紹介した準備内容の各項目については『フリーランスになったので会社員のうちにやっておく準備をまとめてみた』で詳細を紹介をしているので興味のある方はご覧になってください。
保険・年金の切り替え準備をしておく
フリーランス(個人事業主)になると年金は国民年金、保険は国民健康保険(もしくは任意継続)へ切り替える必要があります。
保険・年金の切り替えで事前に用意しておくべきことは以下になります。
- (任意継続を選択する場合)会社員のときの健康保険の情報
- 退職証明証の発行依頼を会社にしておく
任意継続の申し込みをする場合、会社で加入している保険の情報が必要になります。
会社の保険証を持っているうちに写真に撮るなどして保険証の情報を控えておくとよいです。
また、国民年金を申し込む際には『退職を証明する書類』を提出する必要があります。
退職を証明する書類として、会社から発行される退職証明証が利用可能です。
退職証明証は会社に発行を依頼する必要があるため、退職日が近づいたらその旨を伝えておきましょう。
フリーランス: 無事独立を果たし、フリーランスとして新しくキャリアをスタートする時期
最後に『フリーランス』です。
ここはフリーランスのキャリアをスタートするために、個人事業主としてやっておくべき手続きを完了させる時期になります。
なお、フリーランスになってからやることについては『時系列で理解する、会社をやめて個人事業主になったらやることまとめ』でも紹介をしています。興味のある方はご覧になってください。
保険を国民健康保険に切り替える(退職日翌日から14日以内)
会社員のときには健康保険に加入をしていますが、フリーランスになったら国民健康保険に切り替える必要があります。
もし会社の保険加入歴が2ヶ月以上1であれば、『国民健康保険』ではなく『健康保険の任意継続』を選択することも可能です。
国民健康保険の申し込み方法をまとめると以下のようになります。↓
提出先 | 居住地の役所 |
期日 | 退職日の翌日(資格喪失日)から14日以内 |
手続きの際に必要なもの |
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任意継続の申し込み方法をまとめると以下のようになります。↓
提出先 | 協会けんぽ支部(協会けんぽの保険証を持っている人) |
各健康保険組合(各健康保険組合(健保組合)発行の保険証を持っている人) | |
期日 | 退職日の翌日(資格喪失日)から20日以内 |
手続きの際に必要なもの |
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国民健康保険と任意継続のどちらを利用したほうがいいのかについては、会社員の時よりも収入が増える見込みがあるのであれば任意継続を選択したほうがお得になる可能性が高いです。
業務委託で仕事をする予定であればほとんどの場合フリーランスエンジニアになると収入が増えると思いますので、任意継続がオススメです。
ぼくも任意継続(協会けんぽ)の申し込みを選択しました。
任意継続を申し込む場合、会社員時代の健康保険の情報が必要になります。
被保険者の情報を確認するための『記号』と『番号』、任意継続を提出する『保険者名称(支部の情報)』が必要になります。
保険証でいうとこちらの部分になります↓
保険証で確認をした『支部』のWebサイトを確認し、任意継続の申し込み方法を確認します。なお、任意継続の申し込み方法は『郵送』と『支部に持っていく方法』の2つから選択できます。2
実際に任意継続を申し込んだ時の手順については『【やってみた】フリーランスのための健康保険任意継続の申し込み手順』で紹介しているので、興味のある方はご覧になってください。
年金を国民年金へ切り替える(退職日翌日から14日以内)
フリーランスになったら国民年金の加入手続きをする必要があります。
国民年金の申し込み方法は以下のようになっています。↓
提出先 | 居住地の役所 |
期日 | 退職日の翌日(資格喪失日)から14日以内 |
手続きの際に必要なもの |
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申し込み方法については居住地の役所のWebサイトをご確認ください。
ぼくの居住地では郵送による方法が可能だったため、郵送で申し込みをしました。
基礎年金番号に関しては、年金手帳などに書かれているので確認しましょう。
申し込みの際は『会社の退職を証明する書類』が必要になります。
会社に発行依頼をすると、例えば以下のような退職証明書がもらえますので、こちらのコピーをとり提出しましょう。
ですので、期限を過ぎてからの提出になったとしても特に問題はないそうです。
国民年金の具体的な申し込み手順は『【やってみた】フリーランスのための国民年金申し込み手順』で紹介をしているので、興味のある方はご覧になってください。
開業届を提出する(開業後1ヶ月以内)
開業届(正式名称は『個人事業の開業・廃業等届出書』)は事業を始めたことを伝えるための申請書のことで、開業自体に費用はかかりません。
開業届を提出しないことで罰せられることはありませんが、節税効果の高い青色申告で確定申告をする場合、開業届の提出は必須ですので開業届を提出しておくとよいでしょう。
なお、開業freeeという無料サービスを利用すると、開業するために必要な書類をまとめて作成できますし、提出先の税務署も自動で提示してくれるのでとても便利です。
開業freeeを使った具体的な開業届の提出手順は『【無料】開業freeeでサクっとフリーランスエンジニアの開業届を提出してみた』で紹介していますので、興味のある方はご覧になってください。
青色申告承認申請書を提出する(開業届提出後2ヶ月以内)
開業届を提出する大きなメリットの1つが青色申告ができることですが、青色申告をするためには開業届に加えて、青色申告承認申請書を提出する必要があります。
青色申告承認申請書の提出期限は開業届を提出してから2ヶ月以内となっています。
しかし、開業届を出す場合、ほとんどの人が青色申告を利用すると思うので、忘れないようにするためにも開業届と青色申告承認申請書は一緒に提出するとよいです。
開業freeeでは開業届と一緒に青色申告承認申請書も作成してくれます。ぼくも開業freeeを利用して青色申告承認申請書と開業届を一緒に作成しました。
まとめ
以上で、フリーランスへのキャリアチェンジを検討し始めてから実際にフリーランスエンジニアとして案件に参画するまでにやることの紹介を終わります。
フリーランスエンジニアに興味のある方の参考になればと思います。
なお、エージェントのことやフリーランスとしての働きかたなど、気になることなどあればツイッター(@nishina555)で聞いていただければと思います。
- 任意継続を利用するためには、任意継続をする保険の加入歴が2ヶ月以上(種類によっては1年以上)経過している必要があります。 ↩
- 協会けんぽ『申請書の提出先』 ↩