こんにちは。仁科(@nishina555)です。
1Password7はログインフォームの入力の手間を省き、パスワードも安全に保管してくれるオススメのアプリです。
ただ、1Password7のアプリ自体は非常に素晴らしいのですが、その購入方法が複雑で分かりにくいんですよね。
まず、1Password7にはサブスクリプション(月額・年額課金)とスタンドアロン(買い切り)の2種類のライセンスが存在しており、それぞれで購入方法が異なります。
サブスクリプションとスタンドアロンの違いについては『1Password7のライセンス、サブスクリプション(月額・年額課金)とスタンドアロン(買い切り)の違いは?』で紹介をしました。
ライセンスが複数あるだけでも分かりにくいのに、それに加えて、購入する方法によってアプリの価格も異なるという複雑な仕様です。
- サブスクリプションとスタンドアロンってどうやって購入すればいいの?
- サブスクリプションっていろいろな買い方ができるみたいだけどどうやって買うのが一番お得なの?
なお、1Passwordには個人利用の他に家族利用、チーム利用など様々なプランがありますが、今回の記事では個人利用に焦点をあてて説明をします。
また、今回説明する1Passwordのバージョンは2018年10月現在の最新版である1Passwrod7です。
1Password7の購入方法と価格について
1Password7のサブスクリプション(月額・年額課金)の購入方法と価格を表でまとめると以下のようになります。
購入方法 | 価格 |
公式サイト(月額課金) | $2.99 |
公式サイト(年額課金) | $35.88 |
AppStore(月額課金) | 400円 |
AppStore(年額課金) | 4,100円 |
AppStoreはiOS(iPhone)から購入する方法です。
公式サイトではドルで支払うのに対し、AppStoreでは円での支払いになります。そのため、アプリの価格は為替レートの影響を受けます。
2018年10月現在は1ドルおよそ110円なので、それをもとに全てを円でまとめると以下のようになります。また、比較をしやすくするために年間でかかる金額を計算しています。
購入方法 | 年間コスト |
公式サイト(月額課金) | 約3950円 |
公式サイト(年額課金) | 約3950円 |
AppStore(月額課金) | 4,800円 |
AppStore(年額課金) | 4,100円 |
その時々で値段の上下はしますが、執筆時点では公式サイトから購入するのが一番お得です。AppStoreから購入する場合ですと年額課金がお得です。
1Passwordを導入するタイミングによって最適解がことなるので、為替レートを確認することをオススメします。
次にスタンドアロン(買い切り)の場合について説明します。
PCの場合ですと公式サイトから1Password7をダウンロードし、スタンドアロンライセンスを購入するという流れになります。
スマホの場合は1Passwordをインストールした後、スタンドアロンライセンスのアプリ課金をします。
価格は以下のようになっています。
デバイス | 価格 |
Android | 1,100円 |
iOS | 1,400円 |
Windows | 6,255円(2018年現在、定価8131円が割引中) |
Mac | 6,255円(2018年現在、定価8131円が割引中) |
1Password7のインストール方法(サブスクリプションの場合)
ここでは1Password7のサブスクリプションの利用方法について説明をしたいと思います。
なお、利用環境はMacとなっております。
1Passwordアカウントの作成
まずは1Passwordのアカウントを作成します。アカウント作成は公式ページから行えます。
メールアドレスやパスワードなどの必要情報の入力、本人確認の認証などを行うと1Passwordのアカウントが作成されます。
なお、1Passwordの支払いで利用するクレジットカードにはJCBブランドは利用できないので注意してください。
1Password7 for Macのダウンロード
1Passwordのアカウントが作成できたら次にアプリをインストールします。
Macの場合は1Password for Macと呼ばれるアプリがMac専用の1Passwordアプリとなっています。
公式サイトのトップページ下にダウンロードのリンクがあります。
ダウンロードページにいくと、ダウンロードボタンがあるので、こちらを押します。
なお、1Password7 for MacはMac App Storeからでもダウンロードが可能です。
1Password7 for Macの初回設定
ダウンロードしたファイルを開くと、1Password7 for Macのインストール作業が開始されます。
無事にインストールが完了すると以下のような初回起動画面が開きます。
ここで、『1Password.com』を選択し、さきほど公式サイトで登録した1Passwordアカウントでログインをします。
これで準備がOKです。
サブスクリプションの場合、1Passwordアカウントがあれば複数のデバイスで共有できるため、同様の方法でログインをすれば別のデバイスでもすぐに利用を開始することができます。
ブラウザに1Passwordのプラグインをインストールする
実際にブラウザで利用するにためには1Passwordのプラグインをブラウザにインストールする必要があります。
1Passwordでは各種ブラウザ用のプラグインが用意されています。
プラグインは各ブラウザからインストールが可能ですし、公式サイトのブラウザ情報ページからでもインストール可能です。
1Passowrd7のインストール方法(スタンドアロンの場合)
次にスタンドアロンの1Password7のインストール方法について説明をします。
こちらも先ほど同様、利用環境はMacとなっております。
なお、スタンドアロンの場合は1Passwordアカウントの作成は必要ありません。
1Password for Macの初回設定画面でスタンドアロンを選択する
1Password for MacをMacにインストールするまでの作業はサブスクリプションの時と同様です。
しかし、スタンドアロンを利用する場合、初回設定画面の選択内容がサブスクリプションの時と異なってきます。
スタンドアロンを利用する場合、『他のオプション→スタンドアロン保管庫を作成』を選択します。
次に、1Passwordのパスワード(マスターパスワード)を作成します。
以上でスタンドアロンのインストールは完了です。
スタンドアロンはライセンスを購入しなくても利用自体は可能です。
しかし、無料でスタンドアロンを利用する場合はRead-Only、つまりデータの取り込みしかできず、パスワードの設定を作成したり編集したりすることはできません。
スタンドアロンのライセンスを購入する場合
もし、パスワードの作成・編集を行いたいのであればスタンドアロンのライセンスを購入する必要があります。
先ほどの画面にあった『Read-Only』のボタンを押すと、以下のようなページ行きます。
そこで、『Need a license? We have those too.』というリンクがあるのでそちらを押します。
すると1Password 7 for mac購入ページにたどりつくのでこちらから購入できます。
補足: スタンドアロンを複数のデバイスで利用する方法
スタンドアロンで購入した1Passwordを複数のデバイスで利用する場合はデータの同期を手動で行う必要があります。
1Passwordの環境設定から行えます。環境設定は「Command + ,」のショートカットキーで開くこともできます。
環境設定画面の『同期』を選択し、事前にエクスポート(書き出し)されたデータを取り込んでください。
ちなみに、複数のデバイスでスタンドアロンを利用する場合、全てのデバイスでライセンスを購入する必要があるかといわれるとその必要はありません。
スタンドアロンを購入しない場合はReadl only、つまりデータのインポート(取り込み)のみが利用可能なアプリとして1Passwordが利用できます。
まとめ
以上で1Passowrd7の購入方法とインストール手順の説明を終わります。
今回説明したように1Passwordはライセンス、購入方法、インストール方法など色々と異なる点が多く、仕様がわかりにくいアプリです。
しかし、アプリ自体は非常に素晴らしいです!
サブスクリプションの場合は30日間無料で利用できるので、まずはサブスクリプションを利用してみて1Passwordのすごさを実感してみてはいかがでしょうか。