[ボロ株投資]で儲ける3つのポイント
今、要注目なのが“ボロ株”だ。ギャンブル的な要素は多分にあるが、やり方次第で資産倍増が狙える、ボロ株の仕込みチャンス到来か!? 人気マーケットアナリストの藤井英敏氏に伺った【後編】
⇒【前編】[ボロ株投資]を知っているか?https://nikkan-spa.jp/444257
◆ボロ株投資オススメの「パッケージ買い」
ボロ株は、高いリターンが期待できる半面、やはりリスクも高い。そこで、登場するのが「ボロ株バスケット投資」だ。
「ボロ株投資は1銘柄に資金を集中するのではなく、複数の銘柄に分けて投資すべきです。“パッケージ買い”しておいて、そのうちの1銘柄でも大化けすればOKというスタンスで臨むべきでしょう。株価上昇のスピードが速い一方で、人気が離散するのも早いのがボロ株の特徴。目論見が外れた場合は、すぐに違う銘柄に乗り換える決断力も必要です」
そこで、藤井氏に提案してもらったボロ株が下記4銘柄だ。仮に東理ホールディングス(5856)、コモンウェルス(7612)、デジタルアドベンチャー(4772)を1000株ずつ、ガーラ(4777)を1株仕込んだとしたら、合計投資金額は19万850円。もしコモンウェルスの株価だけ3倍に上昇し、ほかの3銘柄の株価が半値まで下落したとしても、リスク分散しているので、約8万円の儲けが手元に残る。投資額を増やせば、この利益が何倍にも膨れ上がるのは言うまでもない。
監理ポスト・整理ポストを含めた株価100円以下の銘柄は116銘柄(東証、大証、ジャスダック。5月13日現在)。この中に短期間で株価が数倍に暴騰する“お宝銘柄”が潜んでいる確率は、決して低くはない。
【ボロ株投資3つのポイント】
1:リターンが大きければ、そのぶんリスクもデカい。目論見が外れた場合は、すぐに乗り換える決断力を持て!
2:大儲けを狙うなら、人気化している最中ではなく、誰もまだ目をつけていないときに仕込んでおけ!
3:ボロ株投資は大当たりの確率を高めるのが基本。そのためにも1銘柄集中でなく、複数銘柄を仕込んでおけ!
◆藤井氏が今、注目しているボロ株銘柄!
●コモンウェルス・エンターテインメント
【ジャスダック・7612】株価70円
パチンコ、パチスロなどのアミューズメント会社。キャラクタービジネスも展開。万年赤字企業だが、カジノ関連銘柄として折に触れて人気化する傾向がある。カジノ法案の話が出た際には、株価が33円からわずか3営業日で108円まで3倍超に大化けしたことも。カジノ関連の材料が出れば、再び狙われる可能性が高い
⇒【グラフ】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=444275
●ガーラ
【ジャスダック・4777】株価3万2850円
オンラインゲーム開発会社。業績は赤字続きで、決算書には「企業の継続前提に疑義注記」が記載されている。株価は旧50額面に換算すると33円程度で、1単位3万円程度で買える。オンラインゲーム関連は、株価上昇で時価総額が任天堂を上回ったガンホーなど、大暴騰している銘柄も目立ち、材料面でもおもしろい
⇒【グラフ】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=444276
●東理ホールディングス
【東証2部・5856】株価37円
金型鋳造が本業だが、小売、教育、リフォームなどに多角化。万年赤字企業で、株価も50円を割り込んでいるが、折に触れて人気化する傾向がある。特に、低位材料株が相場になったときには買われることが多い。黒字浮上は当面困難だが、ある大物仕手筋が関与しているとの噂も。仕手系材料株としても人気銘柄の一つ
⇒【グラフ】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=444277
●デジタルアドベンチャー
【ジャスダック・4772】株価57円
韓国系スター、いわゆる“韓流”のコンテンツ事業を展開。ほかのボロ株と比べると、業績・財務はわりと安定している。会社サイドでは、’13年12月期の業績が5期ぶりに黒字化すると予想。これまで苦戦が続いていたテレビ部門の赤字が縮小を続け、収益黒字化の目処がつけば、株価も上値を取ってくる可能性がある
⇒【グラフ】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=444278
【藤井英敏氏】
カブ知恵代表。相場動向に応じた個別銘柄の選別に定評。著書に『おいしい株の見つけ方』など
※株価などのデータは5月13日終値時点のもの
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