妹の結婚相手は“誠実そうな男”だったのに…「泣きながら逃げてきた」妹が明かした恐ろしい素顔
女性側の離婚理由としては、性格の不一致に次ぐ、大きな理由となっている夫からのDV。
『司法統計』によると、23年における妻側からの家庭裁判所への調停申し立て総数4万1652件のうち、7711件が[暴力を振るう]で18.5%を占める。ただし、これは身体への直接的な暴力になり、精神的・経済的なDVも含めた場合、その数はさらに増えると言われている。
とはいえ、被害に遭っている本人は、パートナーからDVを受けているとはなかなか言い出せない。会社員の島野陽平さん(仮名・39歳)の7歳下の妹も19年に夫からのDVが原因で離婚したが、最初は女性に手を出すような人物にはとても見えなかったという。
「私も両親も誠実で優しそうな人物だと思っていました。ただ、私の会社の後輩が、休日に私たち夫婦と妹夫婦が食事していた焼き肉店に偶然居合わせたらしいんです。
その場では声をかけてこなかったのでこっちも気づきませんでしたが、週明けに挨拶しなかったことを謝られました。一緒に居た相手が義弟だと話すと、『アイツ、前の会社の同僚なんですよ』と教えてくれましたが、好意的な言い方には見えなかったので違和感があったんです」
それからしばらくしてこの後輩社員と飲みに行った際、元義弟がとんでもない人物だったことが明らかになる。最初は言いにくそうにしていたようだが、元義弟は前妻とDVが原因で離婚していたというのだ。
「離婚歴があることは知っていましたが相手の不倫が原因と聞かされていたから驚きました。前妻の方とは職場結婚で寿退社したようなのですが、仲の良かった同僚経由で社内にDVの話が広がり、元義弟は居づらくなって辞めたそうです。
また、自分より年下の社員やアルバイトなど立場の弱い人に対し、高圧的な態度を取っていたらしく、どれも私が知らない一面でした」
しかし、この時点では妹との関係は良好だと思っていた島野さん。過去を顧みて反省しているのであれば、波風を立てないほうがいいと自身の胸に閉まっておくことに。ところが、この判断は大きな誤りだったことが判明する。
同僚から元義弟の過去を聞いてから7か月ほど経ったある晩、突然妹が訪ねてきたのだ。それも冬場にしては薄着でいかにも着の身着のままという恰好。おまけに顔には殴られたような跡もあった。
元義弟の同僚が見せた“ぎこちない態度”
元義弟は前妻にDV、当時の職場でもパワハラを行っていた
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