ひろゆきが抱く違和感「親の重要性、過大評価しすぎ」
「親ガチャ」「学歴」「いじめ」ー-繊細な問題もストレートな発言が話題になる、日本屈指のインフルエンサーであるひろゆき氏。著書『僕が親ならこう育てるね』では、子育て&教育問題について、ひろゆき的思考で論じている。では、ひろゆき的思考はいかにして育まれたのか。今回は、ひろゆきの子ども時代の話を聞いた。
――ひろゆきさんの教育&子育て論の根幹を知るうえで、少し子ども時代の話を聞かせてください。放任主義だったというのを聞きました。
ひろゆき:僕は自分が大事だと思われていないなあ、と思うくらい放任主義でした。でも、だからって親のことが嫌いだったわけじゃなくて、そもそも僕も親が、そんなに重要ではなかったというのがあったりします。
――「親が重要でない」は衝撃的ですね。
ひろゆき:住む場所を提供してくれるという意味では重要なんですが、いつか親元は出ていくものですし、出て行った後も家族仲良く団欒とかに憧れたり、懐がったりしないだろうなと思っていましたね。
小学校のときに友達みんなと仲が良くても、卒業して別の学校に行ったらほぼ連絡取らないじゃないですか。それと同じだと思っていたんです。あくまでも集合体として存在していて、生活習慣が合わなくなれば、接点もなくなる。家族も小学校の友達と同じなんだろうなって。
――普通の人間はそんなこと思いませんよ。なぜそう考えるようになったんですか?
ひろゆき:何をもって普通かによるんですけど。愛情豊かに育ちましたって人は「普通」なんでしょうけど、世の中にはそうじゃない人もいます。僕の子ども時代、周りには離婚家庭とかシングルマザーが多かったんです。
だから、「家族がお別れします」っていうのは、結構当たり前。家庭が永遠にあって、子どもを守るのが当然という価値観がそこまで強くない人が多かった気がします。でも、だからってそうした家庭で育った人たちが今、幸せじゃないかといえば、そんなことはありませんから。僕は小さいころからそういうのを見てきたので、その影響を受けたのかもしれませんね。
そもそも僕も親が、そんなに重要ではなかった
「家族がお別れします」は必ずしも不幸ではない
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