2019年07月20日
日本軍 実物 日本タイプライター製 九六式軽機関銃用照準眼鏡
皆さんおはこんばんちは。梅雨でジメジメした毎日で過ごし難いですね。
さてさて今回はこれまたかなり久し振りに日本軍実物装備をご紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 日本タイプライター製 九六式軽機関銃用照準眼鏡になります。
久し振りの実物装備ですね。
今回ご紹介するのは軽機関銃用の照準眼鏡(スコープ)になります。
昨年KTW製九六式軽機関銃を購入しましたが実物照準眼鏡も合わせて欲しかったのですが
ようやく入手する事が出来ました。
日本軍の九六式/九九式軽間銃は照準眼鏡を装着する事が出来、
銃身にクロームメッキを施すなど当時としては先進的な軽機関銃です。
銃身にクロームメッキを施すなど当時としては先進的な軽機関銃です。
照準眼鏡は九六式軽機関銃と九九式軽機関銃とでは微妙に異なるようです。
両用出来るそうですがやはり九六式軽機ならそれに合わせた物が欲しいですね。
私は運良く入手する事が出来ましたが・・・それなりに出費を強いられました(汗
という事で見ていきたいと思います。まずは収容嚢から。
収容嚢前後両側面からの画像。
照準眼鏡を収納する専用の収容嚢です。
照準眼鏡は九六式軽機用の物ですが収容嚢も九六式用かは分かりません。
眼鏡とセットでしたが・・・この収容嚢だけ九九式用の物の可能性もあります。
眼鏡は問題なく収納可能ですがもし九六式用では無いのなら何とかしてでも入手したいですね。
収容嚢本体のズーム画像。
この収容嚢本体は九三式双眼鏡嚢のように帆布生地に塗装が施された物のようですね。
収容嚢の蓋留め用帯と留金具(尾錠)の画像。
シンプルな帯と尾錠。
収容嚢の両側面には負い紐用D環が備わっています。
収容嚢後部の画像。
後部には本体と蓋を繋ぎベルトループ(遊革)も兼ねた革生地が縫い付けられています。
収容嚢の縁は画像のように革生地が縫い付けられています。
所有する収容嚢の縁の革はボロボロですが念入りに製作されております。
収容嚢上下面の画像。
やはり革はかなり千切れてしまっております。
底面には底部緩衝を固定する為のネジが存在します。
収容嚢の全長は大体23cmぐらいのようです。
蓋を開けて状態の画像。
本体上部は画像のように抉れた形状をしており照準眼鏡が取り出し易くなっております。
続いては収容嚢内部の画像。こちらは蓋内部になります。
蓋には検印と思われる物が存在します。
昭までは確認出来るのですが他に関しては薄れていて難読です。
収容嚢本体内部の画像。
底部には緩衝の木材が存在し照準眼鏡の形状に合わせて収容出来るようになっております。
続いては収容嚢用負い紐の画像。
負い紐生地のズーム画像。
双眼鏡嚢や水筒の負い紐に近い生地のようですね。
幅は約2cmとなっております。
負い紐長さ調整金具の画像。
金具は日の字型で黒塗りで厚さのある物になっております。
さてさて此処でようやく肝心の照準眼鏡本体を紹介したいと思います。
照準眼鏡上下からの全体画像。
本体はかなり厚塗りの黒色塗装です。
照準眼鏡左右からの全体画像。
照準眼鏡は径が小さい事もあり小型で細い印象です。
そして何より特徴のある形状をしております。
照準眼鏡上面の刻印の画像。
倍率は2.5倍と比較的低くなっております。
そしてその下には製造元である日本タイプライター社を表すNTC KOGAKUのマークがあります。
タイプライターという民間製造会社なのが面白いですね。
この会社が戦後、のちのキャノンに発展していったようですね。
この会社が戦後、のちのキャノンに発展していったようですね。
さらにその下は製造番号が存在します。
照準眼鏡上面の刻印のある部分はプリズムが内臓されております。
此処にはネジがありこれを外す事でプリズムを取り外す事が出来るのですが
面白い事にそのネジ穴は埋められております。
ネジ頭露出による損耗防止かゴミや埃が溜まり汚れるのを防ぐ目的なのかは分かりませんが
あえて分解不可能にしているのは興味深いですね。
とはいえこの埋まっているも物を除去すれば普通に分解可能のようです。
接眼部の画像。
接眼部には狙撃銃同様に接眼ゴムが付いているのですが・・・
本品は残念ながら欠損しております。
九六式用に限らず九九式用でも接眼ゴムが残っている眼鏡は少ないですね・・・
レプリカでも良いの製作されてないでしょうか。。。
照準眼鏡先端部の画像。
先端は変哲もない筒の形状です。
レンズはやはり汚れておりますね。
照準眼鏡取り付け金具の画像。
軽機関銃本体に取り付ける為の金具部分になります。
大きな円状のつまみネジで軽機本体の穴に差し込みます。
その横のレバーを下げる事で固定します。
こちらも至ってシンプルながら確実な固定方法ですね。
こちらは照準眼鏡裏面の画像。
裏面は軽機本体の保持台(マウント)へ取り付ける為のレールになっております。
裏面レール部のネジ穴の画像。
こちらのネジ穴は埋もれていないように見えますが・・・
単にレールが摩耗する事で詰め物も取れていっただけでしょうか?
取付用つまみネジ部の画像。
つまみネジ先端とレバーの裏側には数字が打たれているのが分かります。
照準眼鏡を覗いた状態の画像。
独特の目盛りが確認出来ます。
周囲は蜘蛛糸状になっており
レティクルはT字型に見えますが下方向の射距離目盛は
縦ではなく微妙に斜めに向いております。
そして水平横方向は20mまでです。九六式軽機用は20mまでですが
九九式用では目盛りは40mになります。
レンズに傷が確認出来ますがまだ使用に耐えれると思います。
ですが接眼距離が短く使い辛いと感じるかもしれません。
ちなみに私は傷が付いたりするのが嫌ですのでサバゲで使う事はまず無いでしょう。
さてさてそれでは電動ガンの九六式軽機関銃に装着したいと思います。
使用するのはKTW製電動ガンの九六式軽機関銃です。
ちなみに海外S&T製の九六式軽機関銃には載せる事は出来ますが
穴が存在しないので固定が出来ません。 加工が必要です。
①まず照準眼鏡のつまみネジを引っ込ませます。
②軽機本体の保持台(マウント)に照準眼鏡のレールを通し前にスライドさせます。
③保持台(マウント)の奥まで到達した事を確認します。
④眼鏡のつまみネジを締めて軽機本体の穴に差し込みます。
⑤最後に眼鏡のレバーを下げ固定完了!
とても簡単です!
実銃ではなくトイガンなので取り付ける時に眼鏡のレールが摩耗し過ぎないか
つまみネジを締める際に眼鏡がちゃんと定位置でズレてないかなど心配になりますが
難しい事はありません。
照準眼鏡の取り付けた状態の九六式軽機関銃。
ううっ・・・ようやく此処まで揃える事が出来ました。感動です・・・!
本当にコンパクトに収まっています。
発想は当然ながら実用性も高く優秀な組み合わせだと思います。
プリズム式ですので弾倉(マガジン)を避けて搭載出来ます。
軽機に眼鏡が装着されていると遠射・点射にはさぞ有利だったと思います。
敵にとっては脅威だった事でしょう。
さて以上で日本軍 実物 日本タイプライター製 九六式軽機関銃用照準眼鏡の紹介になります。
此処まで来ると。。。他の軽機用装具も欲しくなってしまいますね。
そうなると・・・さらに収集の難易度が上がってきますね・・・・(汗
先述しましたがこの照準眼鏡は撮影ならまだしも
サバゲでの使用はまず無いと思います。
貴重な品を傷付けるのも忍びないですしね・・・・
今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
Posted by アンチョビことチビ at 11:51│Comments(0)
│・日本軍 実物 装備
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