「来年達成できなかったら、もう達成できない…」ソフトバンク今宮健太が残り129本の通算1500安打に込めた〝その先〟
ソフトバンクの今宮健太内野手(33)が15日、来季中の通算1500安打達成に照準を定めた。15年目の今季を終えて通算1371安打で、区切りの数字まであと129本。佐賀市での野球教室に参加したベテランは「来年中に達成したいなっていう思いはあります」と言い切った。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 133試合に出場した今季はパ・リーグの遊撃手最多出場記録を更新し、打っては121安打をマーク。キャリアハイは2017年の139安打で、過去138人が達成した区切りの数字は1年間フル稼働すれば視野に入ってくる。本人は「ギリギリです」とはにかんだが、可能性は十分だ。 来年7月に34歳となる今宮にとって、単なる記録以上の意味もある。「来年達成できなかったら、もう達成できないんだろう、っていう感じはある。それぐらい多分、来年もすごく大事だと思う」。今後も遊撃での活躍を目指すベテランにとって、一年一年が勝負という危機感は強い。 それだけに通算1500安打を、健在を証明する揺るがぬ証拠としたい思いもある。「(達成すれば何年も活躍できる可能性が)あるのかなっていうような気はする」。現役をより長くできる自信につなげ、その先へのキャリアをさらに加速させる。 目標への第一歩として、シーズンオフの現在は開幕を見据える。「その目標(1500安打)を達成するには、まず試合に出ること。開幕でしっかりとショートを守れるようにということが、最短の目標」。あくまで記録よりレギュラーとしてチームを支えることが一番。2025年も今宮健太は挑戦する。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社