男性死亡…餅が喉に詰まり心肺停止 さらに餅を取った救急隊、誤って酸素チューブを食道に挿管…気管に入れるはずだった 遺族に謝罪、詳しく説明へ
埼玉県の熊谷市消防本部は26日、救急活動で酸素チューブを気管ではなく、誤って食道に挿管していたことが分かったと発表した。救急搬送された80代男性は死亡した。搬送先医療機関の医師は、死亡との因果関係はないとの見解を示しているという。 男性死亡…毒針で刺される 服装は長袖長ズボン、作業中に意識不明に 同僚が通報、翌日病院で息を引き取る
誤挿管は14日に発生した。同日午前11時50分ごろ、市内に住む男性が餅を喉に詰まらせたとの119番があり、救急隊が男性宅に到着。詰まった餅を取り出した上、救急救命士が酸素チューブを挿管して、市外の医療機関に救急搬送した。男性は救急隊が現場に到着した時、既に心肺停止の状態で、同日に死亡した。搬送後の検査で、チューブが食道に挿管されていたことが分かったという。 同本部は25日、男性の家族に電話で謝罪。今後、家族と面会し、詳しい説明などを行うとしている。鯨井英明消防長は「亡くなられた方とご家族に深くおわび申し上げます。このような事故が発生したことを重大に受け止め、再発防止に努めてまいります」とコメントした。