昨今のサウナは、消費者を楽しませるというプロ意識のもとで、娯楽性・エンタメ性が真面目に追求された場所になった。公共の浴場である銭湯に付随した場所だった時代を経て、もはや単体で成り立つ空間に変わったのだ(写真:maroke/PIXTA)デフレが終わり、あらゆるものが高くなっていく東京。企業は訪日客に目を向け、金のない日本人は"静かに排除"されつつある。この狂った街を、我々はどう生き抜けばいいのか?新著『ニセコ化