ワールド、株式売却損の今期業績への影響軽微 ラクサスが新規上場

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)は13日、子会社のラクサス・テクノロジーズ(288A)が東証グロース市場に新規上場したことで、株式売却損による2025年3月期の連結業績(国際会計基準)への影響は軽微にとどまると発表した。帳簿価額と売却額との差額を「関係会社株式売却損」として、営業損益に算入する「その他費用」に計上する予定だが、業績予想を修正するほどの額にはならない見通しだ。

 ワールドは2019年10月に、官民ファンドINCJ(旧産業革新機構)傘下のファンドなど22者から、ラクサス・テクノロジーズ株式を43億円で取得した。ワールドは株式売り出し前にラクサス・テクノロジー株を1194万3934株保有。公開価格の281円で見積もると、株式の総額は買収時を下回る約33億円にとどまった。

 加えて新規株式公開(IPO)に伴う株式売り出しによってワールドが保有するラクサス株は、同社の発行済み株式数の半数を下回る。このためラクサスはワールドの連結子会社から関連会社に変わる。

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