総合馬術の北島選手「次の4年が本当の勝負」 神戸市スポーツ栄誉賞の贈呈式
- 2024/12/13
- 06:02
【神戸経済ニュース】神戸市は12日、パリ五輪の総合馬術団体で銅メダルを獲得した北島隆三選手に対して「神戸市スポーツ栄誉賞」を贈る、贈呈(ぞうてい)式を開いた。出席した北島選手は、馬術では92年ぶりに五輪でメダルを獲得していることで関心が高まったのを好機として、競技の普及に向けては米ロサンゼルスでの五輪開催に向けて「次の4年が本当のところの勝負になる」と語った。
神戸市垂水区出身。滝の茶屋にある実家には毎年、正月には帰省。「そこが唯一、ちょっと気が緩む場面」で、飲みすぎたり、食べすぎたりすることもあるという。出身の神戸市立垂水東中学校では、パリ・パラリンピック卓球女子代表の友野有理選手とともに、地域を挙げて応援した。年明けには活動の拠点を置く英国に戻り、4年後のロス五輪に向けて、練習に動き出す計画だ。
式典ではこの日に出張だった久元喜造市長に代わり、小原一徳副市長が表彰状を、神戸市会の堂下豊史副議長がトロフィーをそれぞれ手渡した。式典の最後には、小原副市長や堂下副議長のほか、出身中学校の校長や地域のボランティア、北島選手の親族らとともに記念撮影した。
神戸市スポーツ栄誉賞は五輪やパラリンピック、ワールドカップなどで3位以内の成績や、前人未到の歴史的な記録を打ち立てた選手などを表彰する制度。神戸栄誉賞から改称した。1984年に創設した表彰制度だ。近年ではフィギュアスケートの坂本花織選手、柔道の阿部一二三選手と阿部詩選手、車いすラグビー倉橋香衣選手らに贈った。
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