ふくやのアビスパ福岡スポンサー契約満了後も…金明輝監督への誹謗中傷相次ぐ

2025年1月1日(水)0時1分 FOOTBALL TRIBE

金明輝監督 写真:Getty Images

 福岡市に本社を置く食品製造メーカー『株式会社ふくや』は2024年12月29日深夜、アビスパ福岡とのスポンサー契約満了を公式発表。ファン・サポーターからクラブ幹部に対する批判や、「サポーターから離れる宣言」が相次ぐ一方、サガン鳥栖時代のパワーハラスメント(パワハラ)行為で話題を呼んだ金明輝新監督への誹謗中傷メッセージが後を絶たない。


 2024年11月に一部メディアで福岡監督就任の可能性が報じられた時点から、ネット上で批判や誹謗中傷にさらされていた金氏。クラブが12月16日に公式発表すると、新指揮官に対する否定的な声がヒートアップしている。


 一方で金監督就任の公式発表後には、複数の企業が福岡とのスポンサー契約終了や見直しを発表。中でも2013年にクラブを経営危機から救ったふくやのスポンサー契約満了は、ファン・サポーターの間で大きな話題に。同社の川原武浩代表取締役社長は、noteにて契約満了の理由を説明しているが、「(アビスパ福岡の)社外取締役の立場で明確に反対意見を表明しました」と、金氏の監督就任に言及している。


 このふくやによるスポンサー契約満了発表後、ネット上ではクラブ批判と同時に、金氏への攻撃的なコメントが噴出。「気持ち悪い」などと容姿をけなしたり、パワハラ行為を理由に人格を完全否定する書き込みが相次いでいる。


 金氏は2020年まで鳥栖の下部組織やトップチームを率いていたが、監督退任後に鳥栖下部組織でのパワハラ行為が認定。日本サッカー協会(JFA)の定める規則に違反したとして、指導者ライセンスでS級からA級への降格処分、JFAの定める研修、社会奉仕活動を科されていた。


 福岡の監督人事を巡る議論、クラブの判断に対する疑問の声、新監督に対する批判、誹謗中傷が収束する気配は一向にない。

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