早生桐の廃材から生まれた香り~森を感じるアロマフレグランスでサステナブルな挑戦~
2025年1月9日(木)15時0分 PR TIMES STORY
◆アロマフレグランスの開発秘話に迫る
大成株式会社は、2021年に「SDGs宣言」を掲げ、サステナビリティを重視した経営体制への移行を進めています。その一環として、環境負荷の低減を目指すサーキュラーエコノミーの実現を掲げ、2026年までに早生桐(そうせいぎり)を4ヘクタールに2,400本植林するプロジェクトを推進中です。このプロジェクトから思わぬ形で生まれたのが、“アロマフレグランス”です。本来オフィス家具の材料として活用する予定だった早生桐の「廃材」から、新たな香りの製品が生まれました。その背景について、担当者の酒井氏に詳しく話を伺いました。
▲スプレーボトルに詰められたアロマフレグランス(左)。ハンドクリームも一緒に作成し、ノベルティとして配られた
◆「もったいない」から生まれた新製品の可能性
本来なら早生桐は、オフィス家具シリーズ「furniTure」の材料として活用する予定でしたが、育成を進める中で、どうしても曲がったり折れたりした枝が発生しました。「何かに使えないか」と考えていた矢先に、共同でフレグランス事業を進めている企業の方から「オイルが抽出できるかもしれない」とのご提案をいただきました。それがアロマフレグランス開発の始まりです。
完成した香りの特徴としては、一言で言えば「森の中にいるような」香りです。桐だけだと香りが強すぎるのですが、既存のアロマと組み合わせたことで、自然を感じるリラックスできる香りに仕上がりました。オフィスでの使用を想定し、働く人の気持ちが落ち着くような香りを目指しています。実際に社内で試験的に使った際も、「リラックスできる」「集中力が高まる」といった声をいただいています。
◆「大成だからこそ作れる商品」を増やしていきたい
現在は、ノベルティとしてお客様に配布する形がメインですが、社外のイベントでも配布を行い、多くの方にこの香りを体験していただいています。現時点では販売の予定はありませんが、反響が大きければ、商品化の可能性も検討したいと考えています。
今はアロマフレグランスに限らず、廃材のさらなる活用方法を模索しています。例えば、木材をチップ化して発電の燃料にしたり、文房具やオフィス用品としてコースターや万年筆などを作る案も出ています。これらのアイデアを具現化し、「大成だからこそ作れる商品」を増やしていきたいですね。
◆未来への展望 〜持続可能なプロダクトの開発へ〜
このプロジェクトは、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」に貢献する取り組みです。「廃材を無駄にしない」という視点が、結果的に新たな製品を生むきっかけになりました。地球環境に配慮しつつも、社内外の関係者の想いが詰まったプロダクトが生まれたことは、大成のチャレンジ精神の象徴だと感じています。
プロジェクトの今後の目標については、まずは、今進めている三重県いなべ市での植林に注力し、木材として使える丈夫な木を育てることが目標です。さらにその先は、積み重ねたノウハウを活用し、まったく新しい土地への植林も検討する予定です。
もっと詳しく知りたい方は☞
当社が運営するSDGsサイト「ACTION TAISEI SDGs!」にて、さらに具体的な内容をご覧いただけます。
https://taisei-sdgs.com/news_single/?pid=502
【大成株式会社 概要】
所在地 :名古屋市中区栄3-31-12
設 立 :1959年
代 表 :加藤 憲博
URL :https://www.taisei-bm.co.jp/
事業内容:ビルメンテナンス業、警備業、駐車場の管理、建築・土木工事全般に関する請負、労働者派遣事業、太陽光発電事業、建物・公共施設等の運営管理に関する請負ならびにコンサルティング
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