医療従事者の中で「イライラ棒」が一番うまいのは誰?
日本における「イライラ棒」は1990年代に放送されていたバラエティ番組「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」の人気企画として始まりました。
ただイギリスでは類似のゲームが1950年代から存在しており、こちらは「バズワイヤー」の名前で広く知られています。
どちらも金属製のコースに棒が触れるとOUTになる点では同じですが、主に2パターンに分かれます。
1つは並行に並んだ金属製のコースの「間」に棒を通していき、左右のコースに当たらないようゴールを目指すパターン。
もう1つは棒の先端が輪っか状になっており、それを1本の金属製コースに通していく形でゴールを目指すパターンです。
パラエティ番組などではコースに触れると電流がビリッと流れたり、火薬が爆発するなどのギミックが用意されていましたが、市販で遊べるものは基本的にコースに触れるとブザーが鳴るのが主流になっています。
そして英リーズ大学の医療研究チームは今回、BMJのクリスマス特集号として、医療スタッフの中でどの部門が最もイライラ棒がうまいのかを検証することにしました。
医療スタッフの部門というと、内科医、外科医、看護師、臨床には携わらないスタッフなど様々あります。
その中で研究主任のマイケル・ドロースト(Michael Drozd)氏は「日頃から外科医がその器用さを自慢していることを誰もが知っていましたので、それが本当に正しいのかを試すことにしました」と冗談めかして話しています。
この実験では、イギリス国民保健サービス(NHS)で働く職員254名(内科医60名、外科医64名、看護師69名、非臨床スタッフ61名)を対象としています。