ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

紅葉2024 竜田川

忠臣蔵

 今日は12月14日。赤穂浪士の討ち入りの日だ。と言っても、ピンとくるのは五十代より上くらいかもしれない。昔はこの日になると、テレビで忠臣蔵の映画や長編ドラマが放送された。テレビのお笑いのコントでも、忠臣蔵のパロディーがよく演じられていたが、もう元ネタをみんなが知らないのでやらない。ちなみに下の写真は播州赤穂駅に掲げられている「忠臣蔵」の書。

播州赤穂駅の忠臣蔵の額

竜田川の紅葉

 今日は竜田川の紅葉を見に出かけた。竜田川の川べりに2キロほどにわたって散策路が整備されており、竜田公園という。ここは昔から紅葉の名所だが、色づきが遅めで、いつもシーズンの最後に訪れる。遅めといっても、12月中旬にもなれば見頃を過ぎているのだが、今年は色づきが例年より遅いので、ちょうどいいくらいかと思って足を運んでみた。

龍田川の紅葉

 着いてみると、思っていた通り、紅葉はちょうど見頃だった。色づいている葉と、地面に落ちている葉がほどよく調和して、すばらしい景色だ。かなり冷え込んでいたこともあってか、散策している人はちらほらいるくらい。

 川べりに真っ赤に色づいた木々が立ち並ぶ。

真っ赤に色づく

 山茶花は、まだ咲き初めといった感じだった。冬の花だが、いつもの年より少し咲くのが遅いのか。

紅葉と山茶花

 橋を渡って対岸に渡る。最近リニューアルされた橋で、「紅葉橋」と書いてある。ちょっと赤々とし過ぎているような気がしないでもない。

紅葉橋を渡る

 橋の向こうの景色。このあたりの木々は、オレンジ色がかった色づき方をしている。紅葉は様々な色づき方があるのがいい。

橋の向こうの景色

 川べりにとまって川を眺めている鳥。イソヒヨドリのメスだろうか。

川を眺める鳥

三室山

 竜田公園のすぐ横にある三室山の方にも上ってみた。竜田川にちなんだ和歌が刻まれたプレートがある。竜田は桜もきれいなのだが、小倉百人一首に入っている二首は紅葉の歌だ。

竜田川の和歌

 三室山の紅葉もきれいだった。りっぱなカエデの古木が立ち並んでおり、渋めのえんじ色に近い落ち着いた赤に染まっていた。

えんじ色に染まる

 最後に三室山の紅葉をもう1枚。これはきれいな真紅。

 ついでに足を延ばして、信貴山朝護孫子寺の紅葉も見ていこうかと思っていたが、冷え込みが厳しかったので帰路に就いた。

真紅に染まる