引用元:
「不可解な体験、謎な話~enigma~ Part37」より
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1168931224/
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562: 本当にあった怖い名無し 2007/02/24(土) 17:48:05 ID:qHMt0DXA0
家は昔質屋だった、と言ってもじいちゃんが 17歳の頃までだから私は話でしか知らないのだけど結構
面白い話を聞けた。
「人魚職人」
「おぉーい喜一」釣りから帰ったばかりの喜一を店から誰かが呼んだ、この声の主は「トチロウおじさん
!?」親父の友人の変人学者だ。「面白いもん見せてやるよ」シシシと笑いながらおじさんは木箱から何
かを取り出した、中から出てきた物に「人魚!?」喜一は大きな声を上げて驚いた、それは大根ほどの大
きさで頭は人型、下半身は魚の人魚のミイラだった。
「なーすげーだろ?港町で異人をたまたま助けた礼に貰ったんだ」何故こんな物を感謝の気持ちにした
のだ?と普通は思うが喜一には大方トチロウがこれを欲しがったのだろうと推測できた。
話しがトチロウの武勇伝に変わろうとすると「で、この紛い物を俺にどーしろって言うんだ」帳簿を書き
ながらまるでおじさんの話しにも人魚にも興味がない様に親父が言った。「えっこれ偽物なの?」喜一が
目を開いて親父を見る「あたりめぇだろ猿と鯉を繋げた物だ、干物にすれば繋ぎもめだたんからな異人
にはこう言った物が売れるんだ」親父の言葉を確かめる様にトチロウの顔を見上げるとトチロウは肩を
すくめて「残念ながら偽物だ、だけどこういう精巧な作り物は俺は芸術だと思うんだよ」とそう言ったが、
芸術に興味のない喜一には残念でしかたがなかった。
トチロウは人魚を実家に持って帰ったが気味悪がられ根無し草なトチロウは置き場所に困り結局家へ
持ってきたのだった。「頼むよ、預かっててくれ、気に入ってるから売りたくは無いんだ」懇願するトチ
ロウに親父は少し考え、人魚を手に鑑定をするかのようにまじまじと見だした。「…おっおい売らない
からな」心配そうにトチロウが言うと親父は変わった条件を出してきた。
面白い話を聞けた。
「人魚職人」
「おぉーい喜一」釣りから帰ったばかりの喜一を店から誰かが呼んだ、この声の主は「トチロウおじさん
!?」親父の友人の変人学者だ。「面白いもん見せてやるよ」シシシと笑いながらおじさんは木箱から何
かを取り出した、中から出てきた物に「人魚!?」喜一は大きな声を上げて驚いた、それは大根ほどの大
きさで頭は人型、下半身は魚の人魚のミイラだった。
「なーすげーだろ?港町で異人をたまたま助けた礼に貰ったんだ」何故こんな物を感謝の気持ちにした
のだ?と普通は思うが喜一には大方トチロウがこれを欲しがったのだろうと推測できた。
話しがトチロウの武勇伝に変わろうとすると「で、この紛い物を俺にどーしろって言うんだ」帳簿を書き
ながらまるでおじさんの話しにも人魚にも興味がない様に親父が言った。「えっこれ偽物なの?」喜一が
目を開いて親父を見る「あたりめぇだろ猿と鯉を繋げた物だ、干物にすれば繋ぎもめだたんからな異人
にはこう言った物が売れるんだ」親父の言葉を確かめる様にトチロウの顔を見上げるとトチロウは肩を
すくめて「残念ながら偽物だ、だけどこういう精巧な作り物は俺は芸術だと思うんだよ」とそう言ったが、
芸術に興味のない喜一には残念でしかたがなかった。
トチロウは人魚を実家に持って帰ったが気味悪がられ根無し草なトチロウは置き場所に困り結局家へ
持ってきたのだった。「頼むよ、預かっててくれ、気に入ってるから売りたくは無いんだ」懇願するトチ
ロウに親父は少し考え、人魚を手に鑑定をするかのようにまじまじと見だした。「…おっおい売らない
からな」心配そうにトチロウが言うと親父は変わった条件を出してきた。

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