アイコン 地球温暖化により大西洋の南北循環停止へAMOC 2040年には地球気象大変動か


地球温暖化を急速に進める車両のEV化、EVは新たに膨大なレアメタルや銅が必要となり、その生産に膨大な石炭が使用されており、急速に地球環境を悪化させている。
EVで大量使用するリチウム・コバルト・ニッケル・銅などは含有鉱石として産出され、石炭火力発電による電炉での溶融・分離抽出されている。EVの急速な普及は、そうした世界で産出されるレアメタル含有鉱石の大半が中国へ送られ、中国で各種のレアメタルが生産されている。EV化の推進はその生産量を急拡大させ、結果、石炭燃焼を拡大させ続け、北極の氷を消失させ、南極の氷を大規模に溶け出させ、地球温暖化を急加速させている。中国は世界一の石炭産出国、それでも足りず、インドネシアから輸入している。

<大西洋の南北循環>
大西洋の海水が表層で北上して深層で南下する南北循環(AMOC)が、早ければ2030年代後半にも停止する恐れがあるとの研究結果が新たに報告されている。
AMOCは地球規模のベルトコンベアーのように、南半球の暖かい海水と塩分を北大西洋に運ぶ。北大西洋で冷えた海水は、深層に沈み込み、再び南下する。
この循環は、南半球の一部が極端に暑くなることを防ぐほか、北半球の一部が極端に寒くなることを防ぎつつ、海洋の生態系に命を維持するための栄養素・プランクトンに分配する。

 

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ここ数年の複数の研究では、AMOCが、海水温の上昇と人為的な気候変動による塩分濃度の乱れによって弱まり、崩壊に向かっている可能性が示唆されてきた。

今回の新しい研究では、最先端のモデルを使用してAMOCが崩壊する時期を推定しており、これによれば2037年から64年の間にAMOCが停止する恐れがあることが示された。今回の研究は査読中で、まだ学術誌には掲載されていない。
今回の研究では、50年までにはAMOCが停止する可能性が高いことが示されている。
オランダのユトレヒト大学の海洋大気の研究者で研究の共同執筆者のレネ・バン・ウェステン氏は今回の研究結果について「非常に心配だ」と述べた。
同氏はCNNの取材に対し、人為的な気候変動による負の副作用はすべて、さらなる熱波や干ばつ、洪水として続いていくとし、これに加えてAMOCが崩壊すれば、気候はさらに歪んだものになると語った。

AMOCの停止から数十年後には北極の氷が南下し始めて、100年後には、英イングランドの南海岸まで到達することになる。
欧州をはじめ、米国の一部を含む北米大陸の平均気温は低下する。
一方、アマゾンの熱帯雨林では、季節が完全に逆転し、現在の乾期が雨期に、雨期が乾期になると予測されている。
以上、

AMOCは大西洋の話だけではなく、海洋は大西洋、太平洋・インド洋は繫がっており、大西洋の循環が止まれば、ほかの太陽の循環にも影響し、地球規模で大きな気候変動が生じることになる。

南極はオーストラリアの2倍ほどの大陸で98%が氷に覆われている。この氷が全部溶けた場合、海洋水面は45メートル上昇するという。
今年は、南極は現在冬季であるが、冬季は例年マイナス50~60度Cだが、今年はマイナス25~30度Cまでしか下がらず、熱波に襲われているという。

日本の発電量の30%は石炭発電、中国は60%が石炭発電だ。ウクライナ戦争による天然ガスの高騰から、東欧国では石炭どころか褐炭発電所まで登場していた。
日本も急速な地球温暖化に大きく貢献している。


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[ 2024年8月13日 ]

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