パナソニック 白物家電再編 また組織弄繰り回しか
過去、業績不振に陥るたびに組織を弄繰り回し、さらに業績を悪化させてきたパナソニック。
パナソニックは4月に家電事業の国内組織を14年ぶりに再編し、白物家電など家電事業を担う社内カンパニー「アプライアンス社」に、2001年に分離した営業部門を戻す。
開発・生産から販売まで一体にすることで家電を安定して稼げる事業にし、自動車や住宅関連など成長事業に注力しやすくする。
パナソニックは2001年に製品別の縦割り組織を改め国内家電を販売と開発・生産の機能で分けた。営業は子会社も含め約1万人の大部隊。
2001年に製販の組織そのものを分け、意思疎通を難しくしていた。今回の再編では、今日までの総括をせずして行うことは問題も孕む。
同社が組織を弄繰り回したここ20年の結果は、すべて惨憺たるものとなっている。
なぜに経営者たちは、組織をこうも弄くりたがるのだろうか。特にパナソニックの場合は異常ともいえる。
ただ、今回は成功してもらいたいものだ。
<米国基準>
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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税前利益
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株主利益
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14年3月期Q3
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5,679,811
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263,176
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307,037
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243,014
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15年3月期Q3
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5,719,333
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290,273
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208,063
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140,420
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15Q3/14Q3比
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0.7%
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10.3%
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-32.2%
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-42.2%
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15年3月期予想
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7,750,000
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350,000
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160,000
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175,000
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15期予想/14期比
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0.2%
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14.7%
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-22.4%
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45.3%
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14年3月期
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7,736,541
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305,114
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206,225
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120,442
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13年3月期
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7,303,045
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160,936
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-398,386
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-754,250
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12年3月期
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7,846,316
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43,725
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-812,844
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-772,172
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2015年3月期Q3
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総資産
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純資産
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自己資本
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自己資本率
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5,617,543
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1,945,594
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1,775,005
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31.6%
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[ 2015年2月17日 ]
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