福岡市 過去最大の予算規模 アイランドシティ高速延伸
開発が大好きな福岡市のDNAを継承する高島市長、バブルに浮かれた1991年の市債残高 は1兆4千億円ほどだったが、浮かれっぱなしにアイランドシティの埋め立て、地下鉄七隈線延伸など大規模開発により、今や2兆4,695億円(2013 年)と昨今の税収にもかかわらず一向に減らない。
こうした市債残高は、大阪・横浜・名古屋の次いで多く、経済規模からすれば異常値となっているが、高島市長殿は涼しい顔だ。
因みに一人当たりの市債残高は大阪に次ぐ2番目の多さ、その大阪は負債減らしに橋下市長が躍起になり、空港・地下鉄・公共施設などの売却を大鉈ふるって行っている最中である。
福岡市の2015年度一般会計当初予算案の概要が21日明らかになった。
予算規模は、7,750億~7,850億円で、過去最大だった14年度当初予算(7,763億円)と同規模の積極編成となる。
一方、市債発行額は14年度当初比1.7~8.8%増の720億~770億円となる見通しで、国同様、財政再建への大きな課題を残す。しかし、2014年9月における市の市政取り組み方針では、「市債残高は着実に減少している」とデタラメな記載をしている。どこに!と言いたい。
歳入のうち一般財源は、人口増加や景気回復による企業の経営改善などを背景に、市税収入が過去最大だった14年度当初と同規模の2730億~2760億円。
歳出は、借金返済に当たる公債費や生活保護費などを含む義務的経費が14年度当初比1.0~2.4%増の3700億~3750億円と見込んでいる。
主な事業に、地下鉄南天神-博多駅延伸工事、子ども医療費の助成拡大、中央ふ頭に今春完成するクルーズ船旅客施設の運営や、アイランドシティ(人工島、東区)に延伸する都市高速道路の設計なども計上する。
借金も財産である。増やそうとすればいくらでも増え続ける。高島市長は取り巻きの議員たちや企業の方々が大喜びする大開発が、大好きなお人だぁ。
地方自治体は、市民に対して生活の責任を持っており、市の経営が苦しくなっても企業のように破産するわけには行かない。
しかし、福岡市はバブル化したまま暦を止めている。
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