vim優先設定

leopardには、viとvimの両方が入っている。
わざわざvimと毎回入力するのは面倒。
.bashrcファイルに設定を加えて、viと入力すればvimを起動するようにする。

.bashrcファイルを開く

$vim ~/.bashrc


次の行を加える。

alias vi='/usr/bin/vim'


.bashrcファイルの再読み込んで、設定を反映
この作業はしなくても、次のログイン時に反映されるけど、ここではテストため。

source ~/.bashrc

これでviと入力すれば、vimが起動するようになっています
では次は、vimの設定。

vim設定

.vimrcファイルにいろいろ設定を記入することで、vimをさらに便利に使えるようになる。
でも、非常に奥が深い。
今は、そこまでつっこんでやる時間がない。おいおい勉強しよう。
まずは、ベーシックな設定だけ記述しておこう。


.vimrcファイルの作成

$touch ~/.vimrc


以下の設定を記述する。

set nocompatible "vi非互換モード


"#######################
" 表示系
"#######################
set number "行番号表示
set showmode "モード表示
set title "編集中のファイル名を表示
set ruler "ルーラーの表示
set showcmd "入力中のコマンドをステータスに表示する
set showmatch "括弧入力時の対応する括弧を表示
set laststatus=2 "ステータスラインを常に表示


"#######################
" プログラミングヘルプ系
"#######################
syntax on "カラー表示
set smartindent "オートインデント

" tab関連
set expandtab "タブの代わりに空白文字挿入
set ts=4 sw=4 sts=0 "タブは半角4文字分のスペース

" ファイルを開いた際に、前回終了時の行で起動
autocmd BufReadPost * if line("'\"") > 0 && line("'\"") <= line("$") | exe "normal g`\"" | endif


"#######################
" 検索系
"#######################
set ignorecase "検索文字列が小文字の場合は大文字小文字を区別なく検索する
set smartcase "検索文字列に大文字が含まれている場合は区別して検索する
set wrapscan "検索時に最後まで行ったら最初に戻る
set noincsearch "検索文字列入力時に順次対象文字列にヒットさせない
set nohlsearch "検索結果文字列の非ハイライト表示

Pluginの追加

vimには便利なPluginがいっぱい用意されてます。
たくさんの人が開発しているので、あなた好みの、かゆいところに手が届くPluginもあるはず。
でも、今はそこまでやっている暇はない。素敵なプラグインはおいおい探そう。


とりあえず、Yankringだけ入れておこう。
Yankringは、ペースト時に過去のヤンク(コピー)内容を呼び出せるという優れものプラグインです。
pでペーストした後、Ctrl+Nで1つ先、Ctrl+Pで1つ前のヤンク内容を呼び出せます。

ランタイムディレクトリの作成

プラグインは、ランタイムディレクトリにインストールする。
pluginディレクトリにプラグイン本体、docにそのヘルプファイルをインストールする。

$mkdir -p ~/.vim/plugin
$mkdir -p ~/.vim/doc

プラグインのインストール

名無しのvim使いさんのページに書かれているとおりにするだけです。
http://nanasi.jp/articles/vim/yankring_vim.html


yankring_30.zipをダウンロードして、ランタイムディレクトリに展開します。

$mv yankring_30.zip ~/.vim
$unzip yankring_30.zip

~/.vim/pluginにyankring.vim、~/.vim/docにyankring.txtが格納されます。

YankRingしてみる

viを起動して試してみよう。
私の場合、次のようなエラーが出た。

YR: The yankring can only persist if the viminfo setting has a "!"


これを解消するには、.vimrcファイルに以下の設定を記述しておく。
set nocompatible行より下に定義すること。

"#######################
" Plugin関連
"#######################
" YankRing3.0エラー非表示
set viminfo+=!

再度YankRingしてみる。

viを起動して、何カ所かヤンク(yy)する。
ペースト(p)してから、
Control+n,Control+pを押してみよう。
ペーストを過去のバッファから選べるだろう。