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いきなりアクセス10倍?

今日、2日ぶりにこのブログの今日のアクセス数を見たら、いきなり1700とかで
眼を疑った。
何があったのだろうと思ったら、知人が朝日新聞に、僕が谷口ジローさんと
書いたマンガ「孤独のグルメ」の事が書いてあったらしい。多分それが原因だろう。
新聞が読まれない時代、とはいえ、こんなに影響があるのかと驚く。

「孤独のグルメ」は、今は無き「パンジャ」という雑誌に、96年頃連載していたマンガ。
数字に弱い自分がなぜ覚えてるかと言うと、僕はこのマンガの取材で行った大阪で、
阪神大震災に遭っているからだ(そこ事には触れなかった。屋台のお好み焼きやの回)。

それで単行本になったが、それほど売れずに、初版で絶版。
それから扶桑社文庫になった。
装丁もなんだかずさんな感じで、僕も谷口サンもあまり気に入ってなかったんだけど、
なぜか割と売れた。
読者カードを見たら、僕が「泉昌之」とか「QBB」で描いたマンガの読者と、
全然違う読者層で(最初は中年男性が多かった)、少し戸惑った。

それから、ずるずると少しずつ少しづつ、再販を重ねて、今8万8千部ということだ。
印税もそうやって分けて貰ったので「売れた」という実感が全然ない。
ただ、数年前イタリアで翻訳されて10万部売れて驚いた。
とはいえこれも印税率は低い上、中間で半分ぐらい取られるのでぜんぜん小額なのだが。
後、フランスでも訳され、韓国とアメリカだかブラジルも決まっている。
でもそう言う実感は全然ない。

ただ、今年は中川翔子さんが「小学校5年の時から何十回も読んでる」とか
書いてくれて、そういうのもあって、また少し売れているのかもしれない。
ということで、来年、また新装版でA5版で出してもらえる事になってい嬉しい。
文庫だとせっかくの谷口サンの細かい絵がつぶれて残念んだし、僕も谷口サンも
字が細かくて、自分のマンガなのに老眼で読みにくい(笑)

僕の本は絶版で、本屋に並んでいない本が多いので、こういう本はとてもありがたい。
新聞には誰が書いてくれたのかまだ本文を読んでなくて知らないけど、感謝であります。
by mqusumi | 2007-11-26 13:01
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