近年リーズナブルな価格設定と豊富なラインナップから、各方面で話題となっているMAXTREK(マックストレック)。その中でも、街乗りから本格的なサーキット走行までこなすというMAXIMUS DS01(マキシマス ディ―エスゼロワン)の実際の走りについて、レーシングドライバーの塚本ナナミさんご協力のもと、一般道から高速道路、そしてサーキットと徹底検証していきます。

Photo : Takanori ARIMA Text : Shingo MASUDA

【本ページはプロモーションが含まれています】

MAXTREK MAXIMUS DS01とは?

MAXTREKは、2006年に創業した比較的新しいタイヤブランドでありながら、世界各国で認証を取得。コンフォートからSUV、そしてスポーツタイヤまでさまざまなジャンルのタイヤをリーズナブルな価格で販売しています。

今回インプレッションを行うMAXIMUS DS01は、同社がラインナップするスポーツ走行向けのハイグリップラジアルタイヤ。有名ブランドに比べ、1/3から1/2程度の価格で購入できるというコスパが大きな魅力です。

しかし、ただ安いというだけでなく、プロのドリフトドライバーが使用するほどの高い信頼性と性能を持ち、その実力は決して侮れません。

”世界一美しいレーシングドライバー”塚本ナナミさん

今回のテストに協力いただいた塚本ナナミさんは、「世界一美しいレーシングドライバー」と称されるプロレーシングドライバー。国内外のレースはもちろん、ドリフト競技でも表彰台を獲得し、Gazooラリー渋川戦で優勝するなどレーシングドライバーとして活躍されています。

現在では、世界に日本のクルマ文化を広めるために渡米。

アメリカをはじめ、タイ、インドネシアなど世界各国で活躍中!今回はグリップもドリフトも行けるプロドライバーの目線から、MAXIMUS DS01のインプレッションを行っていただきます。

サーキットインプレッション

スポーツタイヤを名乗るからには、何はさておきサーキットでの限界性能をチェックしなければなりません。

今回、テストに使用するのは千葉県にある袖ケ浦フォレストレースウェイ。全長約2.4kmのコースの中には、さまざまなRのコーナーと高低差が混在し、自動車メーカーの試乗会も開催されるサーキットです。

車両は塚本さん所有の「86/BRZカップ」用のナンバー付きレース車両。30分の走行を2回行い、計15周程度実施しました。

ウォームアップ後にペースを上げてアタックを開始。

冷間時の空気圧は200Kpaに設定し、ウォームアップ後の内圧は40〜50Kpaと前後ともほぼ均等に上昇。熱の入りを重視したコンパウンドを採用し、60℃付近から粘性が立ち上がるという発熱特性の良さを感じさせます。

塚本さん曰く「ブレーキを強く踏んでもしっかり止まるし、コーナーでアクセルを開けていってもリアが急に流れることはなく踏ん張ってくれます。剛性感や温まりの速さ、縦横のグリップバランスが良く、スライドさせたいだけ滑らせて止めたいところで止まるので、操作に対する反応が忠実です!」と好印象だったようです。

また、トレッドウェアはややハイグリップ寄りの160であるにもかかわらず、サーキットを15周程度走った状態でもトレッドが剥がれるといった損傷はなし。

想定以上に消耗も少なく、溶け方がレーシングタイヤに近いという点も特徴的で、練習やファンドライブに最適だと感じたそうです。

筆者も撮影のため、馬力に勝る車両で後ろから追いかけてはみたのですが、プロドライバーの腕と明らかなグリップ力の差でついていけず……。

ただ、後ろから見ていた印象では、急な挙動変化もなく、きれいに流している旋回姿勢がとてもきれいで、素直なグリップ特性であることが想像できました。

もちろん、1発のタイムアタックを行うようなタイヤではないものの、これだけバランスの取れた高いグリップ力と耐摩耗性は、初心者から筆者のように趣味でサーキット走行を楽しむユーザーにはかなりおすすめです。

一般道インプレッション

サーキット走行後、一般道でのテストは30km程度の距離で実施。

ハンドルを握る塚本さんは、スポーツタイヤ特有の硬さを感じることなく、乗り心地が良いと高評価。また、タイヤの静粛性についても、使用した車両の特性上、大きな騒音を感じることはないと話されていました。

一方、助手席に乗らせていただいた筆者の印象としては、コンフォートタイヤほどの柔らかさはないものの、街乗りでも十分快適に使用できると感じます。さらに、一般道の速度域でもレスポンスの良さを感じられ、サーキットに行かなくても運転が楽しくなりそうです。

高速道路インプレッション

高速道路では、40km程度のテストを実施しました。

塚本さんは、剛性感が高く俊敏で、車線変更時も安定していることを高く評価。また、直進安定性が優れており、修正舵がほとんど必要ない点も、このタイヤの魅力だと言います。

これはワイドなトレッドパターンとスクエアなショルダーによる接地面の拡大、さらに強化されたサイドウォールが効いている証拠。

サーキットはもちろん、一般道や高速道路でもその効果が十分発揮されていることが分かります。

今回のテストのために自走でサーキットまで運転してきてもらったのですが、撮影に入る前から「このタイヤすごくいいですよ〜」と言うほど、一般道や高速道路での印象は良かったようです。

助手席に乗っていても、しっかり感と安定感はビシビシ感じることができます。

そもそもレース車両に仕立てられた塚本さんの86は内装が剥がされた上に足回りが硬く、細かな振動を感じる場面はあったものの、車両の特性を考えれば当然です。逆に不用意な揺れが少なく、助手席でも十分快適でした。

スポーツドライビングを楽しむすべてのドライバーにおすすめ

サーキットを走る場合、自走用のタイヤからサーキット用へと交換することも珍しくありません。

費用はもちろん、サーキット用のタイヤの保管や運搬などが大きな負担になるのもまた現実です。

しかし、MAXTREK MAXIMUS DS01なら、交換することなく自宅からサーキットに向かいそのまま帰宅できます。

さらに、特徴的なVシェイプのトレッドパターンと、スポーツタイヤとしては深めな溝を採用することで排水性も問題ありません。

今回テストに使用したタイヤサイズ235/40R18の場合、オートウェイさんの販売サイトでの価格は13,560円。さらにシンプルでレーシーなデザインがカッコ良いホイール、FINALIST FZ-S5(18×8.0 45 100×5)は16,100円なので、タイヤホイールセットで4本新品を揃えても118,640円とかなりお財布にも優しい価格設定です。※記事執筆時点の税込み価格

有名ブランドにラインナップされる同クラスのタイヤとホイールに比べ、1/3から1/2程度の価格で収まるにもかかわらず、この性能を実現していることには、正直驚かされます。

通常走行に比べ、サーキットはタイヤをかなり消耗しますが、この価格設定はユーザーにとってかなり嬉しいポイント。今回サーキットでの追っかけで、完全にちぎられてしまった筆者のマイカーにも導入しようか真剣に悩んでいます。

コストパフォーマンスに優れ、さまざまなシーンで活躍できる「MAXTREK MAXIMUS DS01」に興味を持った方は、ぜひオートウェイの販売ページをチェックしてみてください。