JR東日本が、スマホやSuicaカードがなくても改札を通過できるサービスを提供します。
これまで改札を通過するには、SuicaカードまたはFeliCaを搭載したスマートフォンを改札にタッチする必要がありましたが、今後はタッチなしで乗車可能になります。
日本のスマホ市場では、XiaomiやOPPOなど海外メーカーの存在感が強まっていますが、タッチせず通過できる改札が普及すれば、海外スマホもよりスムーズに日本で発売されるかもしれません。
残高等の管理をセンターサーバーへ移行
これまでSuicaは主に鉄道で利用するものでしたが、JR東日本はプラットフォームとするために今後10年間、Suicaの機能を順次アップグレードすると発表しています。
キーワードは“当たり前を超える”。主に、これまでの制限を撤廃することでSuicaをより利便性の高いものへと進化させていくようです。
例えば、鉄道利用においては、改札にSuicaをタッチするのが当たり前でしたが、タッチすることなく改札を通過できる「ウォークスルー改札」や、改札機がない駅での「位置情報等を活用した改札」の実現を目指すとのこと。
これを可能にするのがセンターサーバー化。
これまでSuicaの残高は記憶容量に限界のあるICカード等にて管理されていましたが、今後はセンターサーバーでの管理に移行します。
タッチせず通過できる改札は単なる利便性の向上にとどまらず、FeliCaを搭載していない海外スマホの国内販売も後押しするほか、利用者にとっても選択肢の広がる大きな変化になりそうです。
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