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長時間の移動や、車内での休憩中にはテレビがあると便利です。お気に入りのアーティストのライブDVDを観たり、音楽CDだけで満足している方も多いと思います。テレビの生番組や、ニュースなどはやはりテレビでみたいもの。
車の中でテレビを視聴するには、カーナビや内臓モニターで視聴しますが、いろいろなタイプがあり、視聴環境によっては観られないこともあります。
家族旅行で車を使う際にも、テレビ視聴ができれば長旅の閑話休題としても役立つので、快適な車内環境の一つとして備えておきたいところでしょう。ここでは、車で快適な視聴をするための、車載用地デジチューナーの選び方についてご紹介していきます。
車載用地デジチューナーとは?
「車載用地デジチューナー」とは、主に車のカーナビ画面で地上デジタル放送のテレビを観ることができるようにするためのチューナーです。
チューナーの種類と長所・短所を知る
地デジ放送を受信するチューナーにはいくつかの種類があります。画質が多少粗い代わりに広域帯での受信が可能なワンセグと、通常のテレビ並みの画質で受信できる代わりに、受信域が狭い12セグ(フルセグ)の2種類があり、使用する環境によって一長一短があるようです。
フルセグにはさらに2×2、4×4とアンテナの種類があり、「アンテナの数×チューナーの数」を示しています。2×2 よりも 4×4 の方が、アンテナが多い分、受信しやすくなります。また、フルセグ対応のチューナーは、電波環境が悪くなるとワンセグに切り替わるなどの機能がついているので、機能としてはフルセグ対応の方が上になります。
チューナーの選び方
地デジチューナーを選ぶときには、以下の点を参考にしてください。
アンテナの数は多い方がいい
チューナーには1×1、2×2、4×4 がありますが、予算が許すならば「4×4」の商品を選んでほしいです。アンテナの数が多い分、受信強度が増しますので、安定した視聴ができます。市街地を離れればなおのこと、トンネル内でも途切れることなく視聴するためにも、「4×4」の商品を検討してください。
安価な「1×1」でも、電波を増幅させる外付けのブースターをセットにする選択肢もあります。
フルセグとワンセグの切り替え機能があった方がいい
地デジ放送はせっかくの高画質ですから、フルセグで視聴したいもの。状況によってはフルセグ受信ができない場合がでてきます。そのときに、画面が真っ暗になってしまうよりは、多少低画質であっても、視聴が続けられるほうがストレスがありません。ぜひ、切り替え機能付きの商品をご検討ください。
自動サーチ機能があった方がいい
家に備え付けのテレビであれば、最初に設置したときに、地域選択をして受信チャンネルを登録します。車は移動していますので、地域が変わると、受信チャンネルの変更が必要です。走行中に変更しないままですと、画面が真っ暗のままとなり、車を停めて設定しなおさなければなりません。
自動サーチ機能(オートサーチ機能)が搭載されていれば、チューナーが自動的に電波の中継局を探し、局を切り替えて視聴できるようにしてくれます。走行中に手動変更の必要がないので、エリアをまたいでもスムーズな視聴が可能となります。
購入前に確認しておくこと
車載用の地デジチューナーを購入する前に、確認しておくべき点がいくつかあります。
以下の点を注意して、事前にオンラインで公表されている仕様などを確認しておきましょう
アンテナを取り付け可能か
アンテナが引っかかる状況が発生しないかどうかを考慮しましょう。
12Vの電源の配線が設置可能か
必然的に電源に近い場所に設置する必要があります。
出力端子はモニターに合うか
カーナビに地デジチューナーを接続する方法として、「RCA」「HDMI」の2種類があります。「HDMI」は家庭用テレビにも使われるデジタル接続で、ハイビジョン画質が楽しめます。「RCA」はアナログ接続のため画質は劣ります。すでに搭載済みのカーナビで地デジを観るのであれば、接続方式を確認しておきましょう。
チューナーの値段の違い
出典:車載用地上波デジタル4×4チューナー | マックスウィン
ワンセグのみと、フルセグ対応のものとでは、フルセグの方が高機能であると紹介しましたが、その分価格が高いという欠点があります。値段としてはワンセグ<フルセグ1×1<フルセグ2×2<フルセグ4×4となりますが、メーカーや生産国によっても多少異なってくるようです。
アンテナの数が受信感度の良さに直結
フルセグに関しては、アンテナの数が多いほど、受信感度がよくなります。そのため、地方や山間部など、アンテナ状況が悪くなる状況においても、ある程度の感度を保つことが可能です。予算が許す範囲なら、4×4のフルセグを購入した方が、快適な視聴環境になるでしょう。
基本性能の高いものを購入する
チューナーを購入する際には、なるべく高機能なものを購入する方がよいです。ブースターなどの後付け製品もありますが、あくまでも基本性能の補助でしかありません。売れ筋で高いものでも2万円程度なので、予算の許す限り良いものを購入するとよいでしょう。
ながら運転に注意!
地上デジタル放送が車内でも見ることができるようになる「車載用地デジチューナー」。家族での移動手段として、電車やバスよりもマイカーを選択するかたも増えてきたのではないでしょうか?
利用としての注意点は「ながら運転」の厳罰化です。改正道路交通法では、走行中に、スマホを操作しながらの片手運転やカーナビやモニターなど画像を注視しながらの運転は「ながら運転」とみなされ、懲役または罰金が科せられます。
家族旅行であれば、運転者の方は地デジ視聴は我慢していただき、助手席の方にナビをお願いしたり、リアモニターを購入して後部座席の家族に地デジが観られるようにしてあげてくださいね。
最新のカーナビとの互換性をチェック
車載用地デジチューナーを選ぶ際、最新のカーナビシステムとの互換性が重要なポイントです。2024年現在、多くの車がApple CarPlayやAndroid Autoに対応しており、これらのシステムを活用すれば、スマホと連携して快適な視聴環境を実現できます。最新の地デジチューナーでは、こうしたスマート機能に対応したモデルが増えており、単なるテレビ視聴だけでなく、インターネット経由のアプリを使用した視聴や、車内エンターテイメントをさらに向上させる機能を備えています。
特に、HDMIやUSB接続が可能なモデルでは、簡単にカーナビと連動させることができ、車内のテレビ視聴がよりシームレスに楽しめます。購入前に、自分のカーナビがどの接続方式に対応しているかを確認し、互換性のある地デジチューナーを選ぶことが大切です。
受信感度と環境による影響
車載用地デジチューナーを利用する際、受信感度は使用環境によって大きく左右されます。例えば、都市部では高層ビルや電波の干渉が発生する可能性があり、郊外や山間部ではそもそもの電波が弱いため、フルセグの利用が難しくなることがあります。こうした場合、ワンセグへの自動切り替え機能があるモデルを選ぶことで、視聴を途切れさせることなく続けられるメリットがあります。
また、最新の「4×4」アンテナシステムを搭載した地デジチューナーは、従来モデルよりも受信感度が向上しており、これまで電波が弱かった地域でも安定した視聴が期待できます。旅行や遠出を頻繁に行う方には、特にこうした高感度なモデルをおすすめします。事前に訪れる地域の電波状況を確認し、適切なチューナーを選ぶと良いでしょう。
よくある質問とその回答
Q1. 車内で地デジを快適に視聴するためには何を選べばいいですか?
A1. 車内で地デジを快適に視聴するためには、フルセグ対応のチューナーがおすすめです。特に、アンテナの数が多い「4×4」のチューナーを選ぶと、受信感度が良く、トンネルや山間部でも安定してテレビを視聴できます。また、フルセグとワンセグの自動切り替え機能があるものを選ぶと、受信環境が悪くても視聴が途切れる心配がありません。
Q2. 車載用地デジチューナーの設置は誰でもできますか?
A2. 基本的に車載用地デジチューナーの設置は比較的簡単ですが、配線作業が必要になるため、電気系統に不安がある場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。特にアンテナの設置や配線は、正しく行わないと受信状態が悪くなる可能性があるので、専門知識がある方にお願いすると安心です。
Q3. フルセグとワンセグの違いは何ですか?
A3. フルセグは通常のテレビ放送と同じ高画質で映像を楽しむことができ、画質が良いのが特徴です。一方、ワンセグは画質が低めですが、電波を広く受信できるため、移動中や電波の弱い場所でも視聴できるというメリットがあります。多くのチューナーには、フルセグとワンセグの自動切り替え機能が搭載されており、受信環境に応じて自動で最適なモードに切り替わります。
Q4. 車を移動中に視聴できる地域が変わったら、チャンネルは自動で切り替わりますか?
A4. はい、オートサーチ機能が搭載された地デジチューナーなら、地域をまたいでも自動的にチャンネルを再検索してくれるので、手動でチャンネル設定を行う必要がなく、快適に視聴を続けることができます。