Flux-LED製ウェッジ球作成
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Flux-LED2種の点灯比較です。
左はLEDポジションの前作で使ったのと同じA-Bright製。
右は今回使用予定の日亜化学製です。
同じ「白LED」ですがだいぶ色味に差があります。
A-Brightのこの青さが嫌だったので作り直そうと思いました。
8000Kとか10000KというHIDを使用している方には
丁度良い青さ加減かもしれませんが6000Kの僕には青過ぎです。
またドームの大きさが全然違います。
A-Brightはこの大きさゆえ、完成後に直径が大きくなってしまうのでドーム部分を全部削り取るという作業がありました。
近くに寄ってアップで撮るとピントが甘くなるので、あえて遠目に撮っています。
クリックして拡大して見てください(以下の写真すべて)。
2
Flux-LEDを9発使ったポジションを作る場合、ネックになるのが足同士の短絡です。僕も随分失敗した結果、前回の時に編み出した秘技です(笑)。
やってみようという気になった方、がんばってください。
ここが一番面倒臭くてつまらない作業です(笑)。
LEDを付ける時に、+同士・-同士の足をあらかじめ真ん中に寄せるように折り曲げておきます。
その後、隣り合うLED同士の足を45度の角度でカットします。接続は半田のみで、足同士が重なり合ったりはしません。重なるように付けると、LEDが端子の厚みの分だけズレてしまい横1列に並びませんので最後に合体出来なくなります。
真ん中に足を寄せるように折り曲げる事によって3直列を最後に合体する時に短絡を防ぐ事が出来ます。
3個を1直列で繋ぎますが、そのLEDの配置によって+側だけを折ったり-側だけを折ったり、あるいは両方折ったりします。
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LEDを半田付けする時、手が3本欲しいと思った事はありませんか?
右手に半田ごて、左手に半田線、もう一本の手でLEDを押さえておきたいと…。
裏技(?)です。
両面テープを作業台に貼り付けて、そこにLEDをくっつけてしまいます。
半田の熱が加わると、テープの糊が柔らかくなってとれやすくなるので強力なテープの方が作業しやすいです。
Flux-LED3個を1直列にして、このような形にします。
文章で書くと『コ』の字型を二つに『L』字型を一つです。
4
前回作は大元に大きい抵抗ひとつをいれて部品点数を減らす努力をしましたが、特に故障もなく使えていたので今回は部品点数は増えますが、電源の電力に関係なく安定した電流供給ができるCRD(定電流ダイオード)で作ってみました。
最後にアクリル樹脂で固めてしまうので、振動や熱による部品脱落や半田取れは心配ないと考えました。
15mAを2個並列に接続してそれぞれ30mA流します。
5
CRDをそれぞれのLED1直列群に繋いだあと、3直列を合体します。
合体する時に、各CRDの足が短絡しないよう足の通し方に知恵をしぼります。
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真ん中に出来た空洞にLED同士の接着と絶縁、CRDやLEDの放熱を兼ねてアクリル樹脂を流し込みます。
プラリペアという製品で、何かと便利に使えますので自作派の方もそうでない方もひとつもっていると便利です。
硬化に5分と掛からないので作業効率が良いのと、硬化後熱を掛けても変色しにくいです。材質がアクリルなので変色には強いみたいで、これはクルマ用の部品としては心強い味方でもあります。
どんな使い方が出来るのか是非リンク先を見て下さい。初めて見た時は感激してしまいました。
(画面右端のリンクから飛べます…リンク許可はもらいました)
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LEDパーツ屋さんなどで市販している10mmウェッジ用のソケットを2液混合のエポキシボンドで固定します。
ソケットは画面右端のリンクから「しまりす堂」で購入しました。その他ほとんどすべてのLED関連の部品はしまりす堂にて購入しています。
いつも大変お世話になっております。
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完成です。
比較用に10mmウェッジ球と並べてみました。
ちょっと大きいですが、この程度の差ならほとんどの場合、問題なく使用できると思います。
実寸で最大径16mmとなります。
(使用するFlux-LEDによって異なるようです)
1灯当たりの電力消費量は30mA時で計算上1.296Wとなると思いますが合ってるのかな?
一般に市販されているLEDウェッジのほとんどが正面を照らしていて、横方向はLEDの拡散光に頼っていますがこの配置だと直接リフレクターを照らしますので、ライト全体を光らせる事が出来ます。
右端のLED球は足を若干長く作ってありますが、これはレパードのヘッドライトの中にあるポジション専用にあえて長く作りました。
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