またトラブル!? W204 C180 メインバッテリー & サブバッテリー DIYで交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
A/Cコンプレッサーの故障から復旧して10日程後、出張先に家族から連絡が・・・
「キーレスでドアロックが解錠できず、メカニカルキーでドアを開けたが、イグニッションスイッチを入れても全く反応なし、ルームランプすら点灯しない」とのこと(まーた壊れたんか~・・・)。
状況からすると電圧が極端に低下しているように思われましたが、バッテリーは1ヶ月ほど前にCCA値を測定して健全性を確認したばかりです。
安物のCCAテスターが当てにならなかったのか?それとも他の原因で電源が落ちているのか・・・?
これはまた厄介なことになったゾと思いましたが、とりあえず保険会社のロードサービスに連絡してジャンプスタートをお願いするよう指示しました。
その後、再度連絡があり、ジャンピングでエンジンは始動し、1時間ほどアイドリングのまま充電するよう指示を受けたとのこと(始動できない原因が車両側では無かった点は一安心ですが・・・)。
ロードサービスの方の話では、「電圧が7V程度まで低下しており、ルームランプ等のスイッチもOFFであったことから、何らかの誤作動でバッテリーが放電した可能性もあるため一度点検した方がいいですよ」とのこと。
その後は私が出張から帰るまでの数日間、家族がそのまま使用していましたが、何事も無かったように異常なくエンジン始動できる状況に。
しかし、一度過放電したバッテリーは電極にダメージが発生している可能性が高く、そのまま継続使用する気にはなれないので、今回メイン・サブの両バッテリー共に新品へ交換することにします。
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画像上左側、ベンツ純正VARTA製の超高級品から右側の激安品の中では比較的信頼性が高い(と思っている)ATLAS製(MF58043)に交換します(その価格差3倍以上、80Ah程度の鉛バッテリー如きに1万円以上出せません)。
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バッテリートレイに積もった長年の汚れを清掃して取付。
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+・-各端子とベントチューブを接続して完了です。
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次にサブバッテリーに移ります。
我が家ではアイドリングストップを解除して使用しているため、サブバッテリーなどどうでも良いのですが、過放電したバッテリーをそのまま使用し続けるのも他のトラブルを誘発しかねないため、今回同時に交換しておきます。
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固定ブラケットのナットを取り外し、+・-の各端子を切り離します。
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ブラケットを起こしバッテリーを取り外し。
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今回使用するのは「YTZ14S」という規格のバイク用バッテリーです(能力的には11Ah CCA210Aと純正品とほぼ同等ですが、価格は1/5以下です)。
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奥行・幅についてはジャストフィット、高さが3cm程低いため、手持ちのスポンジ片を挟んで嵩上げします。
なお、純正品より大容量(12Ah CCA200A)で価格も5千円を超えますが、YTX14-BSという規格でしたら高さも15cmとなり、純正品と同形状でポン付け可能です(アイドリングストップを常用されている方はこちらの方が良いかもです)。
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ブラケット固定ナットを締め付けたあと、各端子を接続して取付完了。
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メイン・サブ合わせて約14,000円と、常識的な価格で新品に交換することができました(このサイズのサブバッテリーでもアイドリングストップは正常に作動します)。
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今回のバッテリー上がりについては原因が不明で、一晩に7Vまで電圧が低下するなど尋常ではないため、最近入手したXENTRYを接続して状態を確認しておくことにします。
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ショートテストを実施すると大量のエラーが・・・(画像上)。
しかし、個々のエラーをひとつづつ確認していくと、全て「バッテリ電圧が10.00V~16.00Vである必要があります。」というバッテリー放電時に記録された内容(画像中)で、バッテリー上がりを引き起こした原因について特定できる情報はありませんでした(推察するに、電圧10V以下では各ノード間のCAN通信が停止するため、ルームランプ等従来のシステムでは暗くても一応点灯するものも完全に機能停止するのだと思います)。
エラーの記録を消去してから再スキャンし、全てのエラーがクリアされていることを確認(画像下)。
その後、現時点でバッテリー交換から1カ月ほど経過していますが、特に異常なく使用できており、未だに原因は謎のまま。
近年の欧州車全般に言えることだと思いますが、新技術の採用に固執するあまり、信頼性がおざなりになっているように感じます。
機械は単純で頑丈なのが一番だと思うんですが・・・
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