日本のトラックドライバーに「1000万プレイヤー」が全然いないワケ 米国では年収&女性が爆増中、決定的に異なる2つの残酷真実とは

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「2024年問題」に揺れる日本。それとは裏腹に、米国のドライバー数は2020年4月から堅調な右肩上がりを続けている。いったいなぜか。

短距離輸送を担う国内トラック

物流トラック(画像:写真AC)
物流トラック(画像:写真AC)

 働き方改革関連法によって、ドライバーの時間外労働時間が年間960時間までに制限される。

 これにより運送会社の売り上げ減とドライバー個人の収入減、深刻なドライバー不足、国内の産業全てに影響を及ぼす大規模な物流危機などが懸念されている。いわゆる「2024年問題」である。

 事情は違えど深刻なドライバー不足に悩まされるのは、国内の貨物輸送の7割をトラックが担っているトラック大国・米国でも同様である。ちなみに日本国内のトラックによる貨物輸送量は

・トンベース:9割
・トンキロベース:約5割

となっていて、国内のトラックは主に短距離輸送を担っていることが示されている。

 その米国が、今ここ数年で各社が新たな取り組みを始めたことで、ドライバー数は2020年4月から堅調な右肩上がりを続けている。日本と比較しながら見ていきたい。

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