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ただの勤務医がなぜ20億円の資産を築けたか

2024/06/13
Dr.K

 私は「普通の勤務医」をしていますが、現在、多分、約20億円の資産を運用しています。「多分」というのは1日当たりの変動が大きいことや、資産が分散していて正確に計算できないためです。

 私の勤務医としての年収は額面で1500万円くらいです。実家は決して裕福とは言えず、医学部を卒業したときには多額の奨学金負債を抱えた状態でした。なので、金持ち坊ちゃんというわけではありません。

 毎年、数百万円の貯蓄ができるくらいの収入が勤務医にはありますが、資産運用しなければ今ごろは数千万円の資産にとどまっていたでしょう。積み立ての投資信託をしていても、シミュレーション上では2ケタ億円に到達していません。

 「どんな株を買えばいいのか分からない」とよく聞かれます。私が投資を始めて15年間、愚直にやっていたのは「金融危機のときに割安株・高配当株を買い続けた」ことです。

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く40歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に『忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術』『医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話』など。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

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