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寄稿◎新型コロナウイルス感染症
今後医療機関が気を付けるべきこと

2020/02/18
高山 義浩(沖縄県立中部病院)

 新型コロナウイルス感染症COVID-19)の臨床像がおおむね分かってきました。敵を知ることで戦い方も見えてきます。そのための封じ込め(時間稼ぎ)でしたから、まずは発生初期における目的に至ったと言えます。次は流行の立ち上がりに向けて、それぞれが必要な備えを取る段階になります。もはや、流行を抑止することは主たる目的ではなくなってきました(やれることはやるべきですが)。むしろ、重症化する人を減らし、とくに新型コロナウイルスに感染して死亡する人をできる限り減らすことに力を注ぐべきです。

連載の紹介

シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。

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