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進行を予測する指標発見 ~間質性肺炎の早期治療で(大阪大学大学院 榎本貴俊医師ら)~
間質性肺炎は、肺が厚く硬くなる「線維化」により、血液中に酸素が取り込まれにくくなり、せきや息苦しさが現れる病気だ。大阪大学大学院医…
薬物療法が大きく進歩 ~ぼうこうなどの尿路上皮がん(虎の門病院 三浦裕司部長)~
尿路上皮がんは、尿の通り道である腎盂(じんう)、尿管、ぼうこう、尿道の内側の粘膜細胞から発生する。その薬物治療では、細胞の増殖を阻…
生殖医療での男性の権利 ~紛争防止、子の福祉にも(大阪大学大学院 村岡悠子招聘教員)~
社会の変化や初産年齢の高齢化に伴い、体外受精や顕微授精など生殖補助医療への関心が高まっている。一方、不妊治療で得た凍結胚(受精卵)…
マウスピース矯正、ここに注意! ~トラブル増で専門家警鐘~
歯並びを改善する方法の一つに「マウスピース矯正」がある。若者を中心に人気が高まる一方、トラブルも急増し、「ネット上の派手な宣伝文句…
高齢者の慢性便秘症 ~早期治療で介護負担も軽減(横浜市立大学付属病院 中島淳主任教授)~
十分かつ快適に排便できないことが長期間続く慢性便秘症。高齢者の健康状態や自尊心を考慮しつつ、介護する人の負担を軽減する方策が求めら…
うつす可能性あれば対処を ~新型コロナ感染対策(グローバルヘルスケアクリニック 水野泰孝院長)~
新型コロナウイルスが感染法上、季節性インフルエンザと同じ5類感染症に移行して1年半余り。現在も多くの感染者が出ている中、対策やワク…
足にも起こる腱鞘炎 ~大人の扁平足は要注意(聖隷浜松病院 滝正徳部長)~
骨と筋肉をつなぐ腱(けん)と、腱を包む腱鞘(けんしょう)に摩擦が生じて炎症が起こる腱鞘炎。主に手首や指で起こるイメージがあるが、腱…
年のせいと放置しない ~アイフレイルに隠れた病気も(かとう眼科医院 加藤圭一院長)~
加齢による目の機能低下を「アイフレイル」と呼ぶ。目の「病気」と「健康」の間の状態で、以前より目が疲れやすい、手元の作業がおっくう、…
中年以降の女性、痩型は注意 ~せきやたん、倦怠感―肺NTM症~
長引くせきやたん、血たん、発熱、全身の倦怠(けんたい)症状…。それは肺NTM(非結核性抗酸菌)症という病気かもしれない。認知度は一般の…
持久力高いほど脳活動が活発 ~高齢者、多くの部位働かせる(明治安田厚生事業団 兵頭和樹研究員)~
会話や計算などの作業をする際に必要な情報を一時的に記憶し、それを用いて物事を実行する作業記憶能力は生活する上で重要だ。明治安田厚生…
「耐性水虫菌」に注意 ~改善後も数カ月は治療続行(新座志木中央総合病院 比留間淳一郎部長)~
日本人の6人に1人は、足の皮膚か爪に水虫がある。原因の「白癬(はくせん)菌」というカビを殺す抗真菌薬で治療可能だが、白癬菌の中には…
接着剤によるやけど ~付け爪用など、高温に(弘前大学医学部付属病院 漆館聡志教授)~
国民生活センターは、付け爪用などの瞬間接着剤によるやけどが相次いでいるとして注意喚起している。一般的な瞬間接着剤の主成分であるシア…
プラネタリウムで知ってね ~血液がん治療に新たな期待―CAR-T~
「広い宇宙の中で、私たちは生きている。生命の源、それは細胞です」 こんなナレーションによって、東京・有楽町のプラネタリウムで映像を…
山岳遭難は過去最多―23年 ~予防策と応急処置(兵庫県立加古川医療センター 伊藤岳救急科部長)~
登山やハイキングなど山のレジャーは中高年層を中心に人気だが、警察庁の発表によれば2023年の山岳遭難発生件数は前年の3015件を上…
野球肘、AIで発見 ~早期病変を高精度で検出(京都府立医科大学 木田圭重助教)~
成長期に投球動作を繰り返すことで発症する「野球肘」。京都府立医科大学(京都市)と兵庫県立大学(神戸市)の研究チームはこのほど、人工…
糖尿病の血糖値管理きめ細かく ~持続測定で変動把握~
糖尿病患者の血糖値測定で、数値を持続的にモニターする方式への関心が高まっている。薬や食事、運動などによる詳細な変動が把握でき、血糖…
体の負担が少ない腹膜透析 ~血液透析に比べ、減塩鍵(横浜市立大学 小林竜助教)~
おなかに透析液を入れ腹膜(腹部臓器を覆う膜)を使って老廃物や不要な水分の除去を行う「腹膜透析」。血液透析に比べて体への負担は少ない…
マラセチア毛包炎 ~胸、肩、背中にニキビ?(東京警察病院 五十棲健部長)~
人間の皮膚には、常在菌と呼ばれる微生物が存在し、お互いバランスを保ちながら共存している。ところが、皮膚の状態が変化すると、バランス…
不妊、原因の半分は男性に ~理解求める専門外来の医師~
子どもが欲しいと望み、「妊活」に励むカップルは多い。2022年4月から人工授精などの一般不妊治療、体外受精・顕微授精などの生殖補助医療…
主治医に相談を ~がん悪液質(東京医科歯科大学病院 浜本康夫教授)~
進行がんの合併症の一つで、体重減少や食欲不振が起こる「がん悪液質」。生活の質(QOL)やがん治療にも悪影響を及ぼすため、予防に努め…
「治る」目指せる大腸がん 予防と検診でリスク軽減、最新治療も
生涯で2人に1人ががんになる時代。部位別に見ると、2020年の罹患(りかん)数の第1位は大腸がん。専門医は「治療は進化してきており、早…
寒い季節の「冬季うつ」 ~自己判断せず受診(田町三田こころみクリニック 大沢亮太理事長)~
日暮れが早くなる秋から冬にかけて気分が落ち込み、春ごろになると軽快する「冬季うつ」。日照時間と大きな関わりがあるとされるが、別の病…
1種類追加で生存率高く ~局所進行食道がん、術前化学療法(国立がん研究センター中央病院 加藤健科長)~
食道がんを切除する前に抗がん剤でがんを小さくしておく化学療法について、国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)の研究により、従…
靴ひも結ぶ姿勢で息切れ ~心不全の「ベンドニア」(順天堂大学医学部付属順天堂医院 中出泰輔医師)~
高齢の心不全患者に見られる前かがみ姿勢での息切れ「ベンドニア」。その頻度や、この症状がない心不全の患者と比較した研究を行った順天堂…
症状がなくても保湿、トラブル起こさない肌に
気温の低い日が増え、空気が乾いてくると、皮膚も乾燥しやすい。この季節、専門医は乾燥肌による「かゆみ」の相談で受診する人が増えると指…