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メルカリで値段の「¥マーク」を小さくしたら購入率が伸びた理由、ペイディがサービス名を「カタカナ表記」にする理由など、プロダクトのマーケ施策まとめ30(2023)
2023年に取材した記事から、長く参考になりそうな施策をまとめました。※ 数値等はあくまで取材当時のものです。 1、商品ページの「¥マーク」を小さくしたら購入率アップ(メルカリ)メルカリでは、商品詳細ページの「値段の¥マーク」を小さくしたところ、購入率が大きく上昇した。 理由としては、¥マークを小さくしたほうが、心理的な「価格の圧迫感」が減って、心理的にすこし安く感じるためと考えられている。例えば、¥マークが大きいと桁数が多く感じたり、価格を高めに感じやすい。 この案が
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データから「最も愛してくれているお客様」を特定して売上高が10倍に成長。高級宿泊予約サイトの「一休.com」に聞く、データドリブンなプロダクト運営と顧客を絞る理由。
一休さんを取材しました。 ⸺「一休.com」について教えてください。 榊: 一休.comは「こころに贅沢させよう。」をコンセプトに掲げて、2000年に運営を開始した、高級ホテル・旅館の予約サイトです。 会社としては、消費者ニーズを捉えた事業を通して、世の中に「こころに贅沢」な時間を増やすことを目指しています。 例えば、プレミアムグルメの予約サイト「一休.comレストラン」や、贅沢体験をお届けする「一休.comスパ」など、様々なサービスを展開しています。 ⸺そもそも、
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TikTok×招待制で成長。新興SNSアプリの「Jiffcy」に聞く、アプリのUIを「コアな機能」に絞ったデザインに変えたら、継続率が1.3倍になった話。
テキスト通話アプリの「Jiffcy」さんを取材しました。 ⸺Jiffcy(ジフシー)について教えてください。 西村: 2023年4月に正式リリースした、通話感覚でテキストコミュニケーションができるテキスト通話アプリです。ユーザー数などは非公開ですが、アクティブユーザー数は過去4ヶ月で8倍に成長しています。 電話のように呼び出して、相手が応じると「入力した文字」が1文字ずつ表示される、リアルタイムトーク(テキスト)を行うことができます。 現段階では「Z世代やα世代の学生
マッチングアプリの写真を「長方形」にしたらコミュニケーションが促進。累計登録数2,000万を突破した「ペアーズ」成長の裏側と、マッチング品質を高めた3つの工夫。
マッチングアプリ「ペアーズ」さんを取材しました。 ⸺ペアーズの歴史について教えてください。 金子: ペアーズは2012年10月にサービスを開始した、国内最大級の「恋活・婚活マッチングアプリ」です。累計登録数としては2,000万を超えています。ちょうどサービス開始12周年を迎えました。 運営会社のエウレカは、2008年に赤坂優と西川順が共同創業した会社です。初期は受託開発などを行なっていましたが、途中から自社サービスの開発に舵を切ることになります。 僕は2012年に入社