夏休みイベント7/28「セミ博士の部屋」
ちょっと更新が遅くなってしまいましたが、夏休みイベント第3弾!
7/28(日)は研究室「セミ博士の部屋」が開催されました。
夏と言えばセミ!というわけで、毎年の漫湖自然学校でも定番のこのイベント。
昆虫博士の杉本雅志先生にセミについて詳しく教えてもらうだけでなく、なんとセミの解剖までやっちゃいます。
セミの中身まで知り尽くしてしまおうという、目指せ「セミ博士」!なイベントなのです。
セミ博士のたまごたちが集まったところでさっそくスタート。
最初は、昆虫が進化の過程でどのように分かれていき、セミはどの辺りで出てきたグループなのか、といったお話しから。
お話ししつつホワイトボードにさらさらっと絵を描き足していく杉本先生。
原始的な昆虫 → 翅(はね)を持つ昆虫{翅をたためないもの → 翅をたためるもの(セミ等)}→ さなぎを経て変態する昆虫
世界の色々なセミの鳴き声を聞いたり標本を見たり、今年話題になった素数ゼミの話から、杉本先生がこれまでに撮った珍しい写真や動画などなど…色んなネタがどんどん出てきます。
あっという間に1時間たったところで後半戦。いよいよセミの解剖です!
まずは杉本先生の説明を聞きながら実際の様子を見て、自分のものに取り掛かります。
ピンセットとハサミを駆使して進めていく…。
「みんなエビ食べるの好きだよね?これはセミじゃなくてエビだと思ってやると大丈夫だよー」と杉本先生からのアドバイス。
解剖はオスとメス両方ともやります。
オスの体の中には鳴くための器官とそれを動かす筋肉が。
メスは鳴かないのでその器官はありませんが、交尾を終えている個体は中に卵が入っていました。
オスのセミの発音板(透明な膜の部分)。これを筋肉で振動させ、更にその音をお腹の中で増幅させて大きな音を出している。
なかなか難しいのですが、うまくやれば発音板をピンセットで動かし、セミが鳴く音を再現することもできます。ただしセミはこの膜を1秒間に100~200回も振動させているそうなので、実際の鳴き声のようにはいきません。
セミってすごい。
夏になると当たり前のように見ているセミですが、こうしてお話を聞いたり観察したりしてみると、その生態や体の仕組みなど、意外と知らないことだらけだったことに気付かされたり、新たな疑問が出てきたりするのではないでしょうか。
子ども達にとって身近な生き物の不思議や面白さに気が付くきっかけになっていたらいいなぁ。
因みに解剖したセミは、その後スタッフ(干潟のカニたち)が美味しく頂きました。
クヮッチーサビタン。
7/28(日)は研究室「セミ博士の部屋」が開催されました。
夏と言えばセミ!というわけで、毎年の漫湖自然学校でも定番のこのイベント。
昆虫博士の杉本雅志先生にセミについて詳しく教えてもらうだけでなく、なんとセミの解剖までやっちゃいます。
セミの中身まで知り尽くしてしまおうという、目指せ「セミ博士」!なイベントなのです。
セミ博士のたまごたちが集まったところでさっそくスタート。
最初は、昆虫が進化の過程でどのように分かれていき、セミはどの辺りで出てきたグループなのか、といったお話しから。
お話ししつつホワイトボードにさらさらっと絵を描き足していく杉本先生。
原始的な昆虫 → 翅(はね)を持つ昆虫{翅をたためないもの → 翅をたためるもの(セミ等)}→ さなぎを経て変態する昆虫
世界の色々なセミの鳴き声を聞いたり標本を見たり、今年話題になった素数ゼミの話から、杉本先生がこれまでに撮った珍しい写真や動画などなど…色んなネタがどんどん出てきます。
あっという間に1時間たったところで後半戦。いよいよセミの解剖です!
まずは杉本先生の説明を聞きながら実際の様子を見て、自分のものに取り掛かります。
ピンセットとハサミを駆使して進めていく…。
「みんなエビ食べるの好きだよね?これはセミじゃなくてエビだと思ってやると大丈夫だよー」と杉本先生からのアドバイス。
解剖はオスとメス両方ともやります。
オスの体の中には鳴くための器官とそれを動かす筋肉が。
メスは鳴かないのでその器官はありませんが、交尾を終えている個体は中に卵が入っていました。
オスのセミの発音板(透明な膜の部分)。これを筋肉で振動させ、更にその音をお腹の中で増幅させて大きな音を出している。
なかなか難しいのですが、うまくやれば発音板をピンセットで動かし、セミが鳴く音を再現することもできます。ただしセミはこの膜を1秒間に100~200回も振動させているそうなので、実際の鳴き声のようにはいきません。
セミってすごい。
夏になると当たり前のように見ているセミですが、こうしてお話を聞いたり観察したりしてみると、その生態や体の仕組みなど、意外と知らないことだらけだったことに気付かされたり、新たな疑問が出てきたりするのではないでしょうか。
子ども達にとって身近な生き物の不思議や面白さに気が付くきっかけになっていたらいいなぁ。
因みに解剖したセミは、その後スタッフ(干潟のカニたち)が美味しく頂きました。
クヮッチーサビタン。