新年も明けてしまいましたが、2011年ベスト的な記事をやっつけてみようと思います!
当ブログで募集しております企画との連動記事となっておりますので、「秋田書店部門」「その他出版社部門」「週刊少年チャンピオン部門」の3部門でベスト5という形でまとめさせていただいております。
企画については募集記事をご覧ください!まだまだ参加者様募集中でございます!
漫画脳:祝『BJ創作秘話』本家このマン1位獲得!今年もやります「チャンピオン読者版このマン」!


【秋田書店部門】
第5位:『VisionNOA』米原秀幸
ブログで単独感想を上げたのはアブサードだけなのですが、2巻まで読んだところでは僅差でこちらのほうが好きかなと…。
次々襲う恐怖や不安の中に人の温かさがしっかり存在しているところが好きです。
そして乃亜の特殊能力を作中の人物にまず疑わせた上でそれらを納得させる描写があるところが良い。
さすが米原先生はうまいです。うまく作ればドラマ化しても面白そう。

第4位:『森のテグー』施川ユウキ
施川先生は4コマの方が、子供主人公の方が好きという自分なりの結論。
『12月生まれの少年』も終わってしまって寂しいです。

第3位:『ブルーイッシュ』梅田阿比
チャンピオンを離れられてしまったのは寂しいですが、良いフィールドを見つけられたな、と。
少女漫画とはいっても全体的に恋愛要素が薄いのがプリンセスGOLDの読みやすいところです、個人的に。
これはちゃんと感想書きたい…。

第2位:『嫁姑の拳』函岬誉
『花のズボラ飯』と同じ雑誌に連載されているというのに、なぜいつまでたても脚光を浴びない!?
このマンガがすごいって言うならどう考えたってこっちのほうがすごいと思うわけで、そろそろみんな気づいてもいい時。
↓試し読みできるよっ
http://sokuyomi.jp/product/yomeshuuto_001/CO/1

第1位:『やまちち』吉沢緑時
これとテグーがやっているならヤンチャン購読しようと思っていたんですが…。
でも2巻できれいにまとまってるし、2巻もちゃんと出たので(笑)オススメしたいです。
奇跡的なあべこべコンビの心温まる気味なお話ですよ。
漫画脳:強引妖怪×純真少女のほのぼのお下劣ハートフル? 『やまちち』1-2巻(吉沢緑時)


【その他出版社部門】
※企画エントリーは1~3位までです。
第5位:『ぼっちの人魚姫』林崎文博
ネガティブ要素が多い漫画なのに、キツすぎず読みやすく作られているところがまずすごいです。
2巻に入ってずいぶん事態が好転しすぎた印象もあるのですが、さらなる不安も増えてたりして目が離せない。
漫画脳:出逢いで変わっていく、ネガティブ少女の人生 『ぼっちの人魚姫』1巻(林崎文博)

第4位:『裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか』松橋犬輔
実録ものってあまり読まないのですが、これはすばらしかったです。
自分の身内に実際に起きてしまった裁判をこうやって作品として表現し世間に訴えかけた勇気にも実力にも拍手。
漫画脳:実録を超えた実録。 『裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか』(松橋犬輔)

第3位:『ママゴト』松田洋子
本家『このマン』の参加アンケートでは完全版での刊行を果たした『アベックパンチ』を選出したのですが、この作品とどちらを入れるかで最後まで悩んでました。
辛いんだけど目が離せないんだあ。
漫画脳:不器用で、やさしくて、せつない”ごっこ遊び”の物語。 『ママゴト』1巻(松田洋子)

第2位:『ねじまきカギュー』中山敦支
今年出逢った作品ではまちがいなくナンバーワンです。大好きだ~!
3巻も素晴らしかったので感想書きたい…(そればっかり、黙って書けよ!)
漫画脳:今年一番、応援したい恋! 『ねじまきカギュー』1巻(中山敦支)

第1位:『まじもじるるも 魔界編』渡辺航
昨年も『るるも』をナンバーワンに挙げました。
が、『るるも』という作品への評価も想い入れも、その時より格段にアップしています。
毎月毎月の超展開に転げまわってます。
わたし本当にこの人が描く漫画が好きなんだ、と改めて思い知らされました。
漫画脳:”頑張る女の子の物語”  『まじもじるるも 魔界編』1巻(渡辺航)

【週刊少年チャンピオン部門】
第5位:『被害妄想少女うれいの日常』中村ゆきひろ
柱とか、台詞とか、様々なところに「遊び心」が散りばめられた漫画。
中村先生は昭和時代の児童向け漫画の良さを平成の世に伝えられる数少ない作家だと思っています。
そしてチャンピオン作品の選出としては反則気味かもしれませんが、同人誌で出されたおまけ本によって私にとって本当に本当に大切な作品となりました。
まだ読んでない人はとらのあなで買えるので是非!→http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0020/02/73/040020027381.html

第4位:『オタカラ!』佐藤健太郎
2011年の読切ではいちばんのお気に入り!!
オタ芸でバトル物という発想といい小夏ちゃんの天使ぶりといいアイドル好きには最高の作品でした。
何よりも『アサシン学園』から数か月で驚くべき進化を遂げられていたことを評価したい!
続きも読みたいけれど他の作品も読んでみたいなあ。

第3位:『囚人リク』瀬口忍
脱獄というハードなテーマなのに直球少年マンガしてる。熱い。
こういう熱い作品がチャンピオンにはあるんだよっていうことをもっと知ってもらいたいです。バチバチについても然り。
漫画脳:絶望の果てで生き延びろ! 『囚人リク』1巻(瀬口忍)

第2位:『ケルベロス』フクイタクミ
純粋に最後の最後まで面白かったんだよ。大好きなんだよ。
愛されるべき作品であって、実際に愛されているんです。
でもね…現実って厳しい。
それでもやっぱり大好きなんです。

第1位:『空が灰色だから(空が灰色だから手をはなそう)』阿部共実
この作家は、この作品はチャンピオンの新世代を築き上げる。と断言できる作品。
単行本化も決まっているとのことなので今から楽しみです。
漫画脳:阿部共実先生の新作『空が灰色だから手をはなそう』がスゴいからチャンピオンをよもう

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以上です。
2011年はあまり漫画を読めてないので新しい出逢いは少なかったですね。
今年はもう少しうまいことアレして色々な漫画を読みたいなあ。


順位を付ける、というのはやはり難しいことでおそらく選んだときの気分で違ってしまいそうな気もします。
ここで挙げられなかったタイトルでも、ここに挙げた作品と優劣つけがたい程大好きな作品はまだまだいっぱいあります。
とはいえ年に一度のお祭り的な記事、ということでまとめてみました。
因みに「2011年に単行本が刊行された作品」の思い入れや大好き度で単純に選ぶとすると
第1位:『まじもじるるも 魔界編』
第2位:『ケルベロス』
第3位:『ねじまきカギュー』
第4位:『ママゴト』
第5位:『囚人リク』
かなあ…。『弱虫ペダル』『フダンシフル!』なども大好きなんです。けれどね…。やっぱり難しいな!

ともあれともあれ。今年も面白い漫画にたくさん出逢えますように&チャンピオンが繁栄しますように!