8月も後半を迎えましたが、まだまだ厳しい暑さが続いていますね。
夏の季節の食べ物と言えばやはりそうめん♪しかし、そうめんばかり食べ過ぎて飽きてしまった…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが「冷やしおでん」です。
食欲がない時でも食べやすく、なおかつお肉や卵、野菜等さまざまな食材をバランス良く食べられるので、健康面においてもうれしいメニューです。
また、冷やしおでんが余った際に使えるおすすめのアレンジレシピについても、併せてご紹介します。
目次
冷やしおでん
それでは早速、冷やしおでんの作り方についてご紹介します。
万が一余った際、アレンジメニューにも使いやすいよう、白だしだけでシンプルに調味してみました。
冷蔵保存で3日程度は日持ちしますので、まとめて作り置きしておくと大変便利ですよ。
材料(8食分:1食当たりの材料費 242円)
・ 水 3リットル
・ 白だし 220ml
・ ミディトマト 8個
・ ウインナ― 16本
・ 手羽先 16本
・ オクラ 16本
・ ゆで卵 8個
・ なす 3本
・ 玉ねぎ 2個
・ にんじん 2本
・ エリンギ 2パック
作り方
(1) ミディトマトはヘタを取り除き、反対側の部分に浅く十字の切り込みを入れます。
(2) 小鍋にお湯を沸かし、1のミディトマトを投入します。20秒程度加熱し、切れ目から皮がめくれて来たら取り出します。
(3) 2を流水で冷やし、皮をむいたらいったんお皿に移しておきます。
(4) オクラはまな板の上で塩をまぶしたら横に置き、両手で上下に転がして表面のうぶ毛を取り除きます。
(5) 4のオクラのヘタの先を取り除き、ガクの周りを包丁で薄く削ぎ取ります。
(6) ナスはヘタを取り除いてくし切りに、玉ねぎとにんじんは乱切りにします。
(7) 手羽先は皮目に1本切り込みを入れ、エリンギは横半分に切り、さらに縦半分に切って薄切りにします。
(8) 鍋に適量の水を注ぎ入れ、5のオクラと6のナスをさっとゆでたら、ザルに上げて水気を切ります。
(9) 大きめの鍋に水(3リットル分)を注ぎ入れ、強火にかけます。
(10) ふつふつとしてきたら白だし・手羽先・にんじん・玉ねぎを加えます。
(11) お肉に火が通り、にんじんと玉ねぎが柔らかくなったら、7のエリンギとウインナーを加え、5分程度煮込みます。
(12) 5分経過したら火を止め、3のミディトマト・8のナス・オクラ・ゆで卵を加えて粗熱が取れるまでしばらく置きます。
(13) 粗熱が取れたら冷蔵庫に移し、半日程度味をなじませて完成です。
ポイント
12の工程でミディトマト・ナス・オクラ・ゆで卵を鍋に加える際、できるだけスープが熱い方が奥まで味がしっかりしみこみやすいので、火を止めたらすぐに投入するようにしましょう。
また、冷やしおでんそのものの分量は8食分ありますが、今回はアレンジメニューを作るために約4~5食分程度を全体から差し引いた後、残りをアレンジメニューの材料として使用しています。
アレンジ1:冷やしおでん入りカレー
冷やしおでんに限らず、ついつい残ってしまいがちなおでんのスープ。
節約を兼ねて、カレーのベースとして再活用してみませんか。
おでんのスープの中には具材のうま味と栄養がたっぷりつまっていることから、即席で熟成カレーのような美味しい味わいに仕上げることができますよ♪
もし冷やしおでんの中に入っているゆで卵を使用する際は、カレーの中では煮込まずにトッピング用具材として取り入れると良いです。
材料(8皿分:1皿当たりの材料費 281円)※追加分の材料費:1皿当たり174円
<調理済みのスープ・具材>
・ おでんスープ 2リットル
・ ウインナ― 4本
・ 手羽先 8本
・ おくら 6本
・ にんじん 1本程度
・ 玉ねぎ 1個程度
・ なす 1本半程度
・ エリンギ 1パック程度
<調理済みのおでんスープ・具材への追加材料>
・ 白ご飯 茶碗8杯分
・ カレーフレーク 180g
・ カレールー 3個
・ 冷凍シーフードミックス 1袋
・ 鶏もも肉 1/2枚
・ 豚こま肉 150g
・ 塩胡椒 適量
・ バター、小麦粉 各大さじ1杯半
・ おろしにんにく 大さじ1
作り方
(1) 鶏もも肉はひと口大に切り、シーフードミックスは自然解凍して水気をしっかり切っておきます。
(2) 鍋にバターを熱し、1の鶏もも肉とシーフードミックス・豚こま肉・小麦粉・おろしにんにくを炒めていきます。
(3) 粉っぽさがなくなり、お肉の色が変わり始めたら軽く塩胡椒を振りかけます。
(4) 3に冷やしおでんのスープ・調理済みの具材を全て加えます。
(5) スープがふつふつとしてきたらカレーフレーク・カレールーを加えます。
(6) 10分程度弱めの中火で煮込み、とろみがついたら火を止めます。
(7) 器に白ご飯をよそい、6のカレーを盛り付けて完成です。
ポイント
冷やしおでんに使っている具材だけでは量が少ない為、追加で具材を加えることをおすすめします。
筆者はシーフードミックスや半端に余っていた鶏もも肉等を加えていますが、カレーと相性が良さそうなものであればどんな食材でもOKです♪
また、今回使用しているカレーフレークはエバラ食品の横浜舶来亭カレーフレークなのですが、こちらは料理研究家の和田明日香さんや、平野レミさんも愛用している話題の商品です。
お店で食べるカレーと変わらない美味しさを堪能することができますので、ぜひ皆さんも1度試してみてください。
アレンジ2:フライパンde茶碗蒸し
もう1点は余った冷やしおでんのスープと具材を使って茶わん蒸しにアレンジしてみました!
温かいままはもちろん、冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。
材料(3人分:1人当たりの材料費 80円)※追加分の材料費:1人分 16円
<調理済みのスープ・具材>
・ おでんスープ 400ml
・ オクラ 2本
・ ウインナ― 2本
・ にんじん 1/3本程度
・ エリンギ 1/2本程度
・ 玉ねぎ 1/4個程度
<追加材料>
・ 卵 2個
・ 塩 少々
作り方
(1) オクラ・ウインナーは斜め薄切りに、にんじん・エリンギ・玉ねぎは細かくカットします。
(2) ボウルに冷やしおでんのスープと卵・塩を加え、よく混ぜ合わせます。
(3) 2をこし器やザルなどを使って濾します。
(4) 器に1を加え、2を流し入れたらアルミホイルでふたをします。
(5) 4をフライパンに入れ、器の中央部分よりも少し上辺りまで水を注ぎ入れます。
(6) フライパンを強火にかけ、ふつふつとしてきたらすぐに弱火に切り替え、ふたをして10分間加熱します。
(7) 10分経過したら火を止め、ふたをした状態でそのまま10分程度置いて完成です。
ポイント
6の工程で火が強すぎると表面がブツブツになってしまうので、ごく弱火でじっくり火を通すようにしましょう
アレンジで楽しみながら節約につなげよう
冷やしおでんは、カレーや茶わん蒸し以外にも、カッペリーニや炊き込みご飯などさまざまなレシピにアレンジすることが可能です。
無駄なく全て使い切ることができ、食品ロスを減らすことにつながりますので、節約中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。(執筆者:池田 莉久)